2023年04月18日

退去者が部屋に遺していった物

古い貸家に住んでいた若いカップル、退去の際に相当なゴミを残して、退去後に片付けに来てくれたが、それでも、まだ運びきれずに残っていたものがある。原状回復を請け負った大工さんから「見たことが無い重い物が残っているんだけど、どうします?」と連絡があった。残りは棄てていいことになっていたが。

数日後に大工さんが当社に届けてくれたのだが、私も初めて見る物。火災の際に炎に投げ込むタイプの消化器と、ボディにsodastream、とあるタンク、である。大工さんに「消火器、あれば役立つかも知れませんからお持ちになれば?」と言ったら、「ワケの解からないものは気持ち悪いから」と辞退されてしまった。

sodastream のタンクは、機器本体と接続して無炭酸の液体や炭酸が抜けた液体を炭酸水に変えるためのもので、機器本体を持っていない人には不要なもの。しばらく店に置いておいたが、邪魔でもある。それで、写真を撮っていろんな人に「これ、要らない?」と見せることにした。気が遠くなる作業になりそう。

先ず伊勢丹に行き、酒売場のOさんに写真を見せたら「ああ、sodastream ですね」だと。一発でビンゴ。「うちでも使ってますよ」とのこと。「だったら貰ってくれないかなあ」とお願いすると、「いいんですか?」と遠慮がちに言う。良いも悪いも、そんな代物、簡単に処分できないから、貰ってくれたなら非常に助かる。

「うちの貸家に入居していた人が、退去の際に置いていった物で、どうしてよいやら悩んでました」と言うと、「空になったボンベはお店に持って行って回収してもらわなければなりませんし、面倒ではありますね」と言う。昨今のご時世、環境問題にうるさくて、器をどう片付けるか、にも厳しいルールがあるようだ。

直ぐ店に戻り、sodastream のタンクを伊勢丹に持って行くと、珍しいお茶の葉を用意していてくれた。私は「タダで入手して、処分に困っていた物」を引き取ってもらったのだから逆である。本来なら私が手土産を付けなければならない話だと思う。こういうのも「わらしべ長者」になるんだろうな、まあ、いっか (^◇^)

うちはタンクを着ける本体を持っていないし、本体、買えば高い。家に持ち帰っても使い道が無い。使う機会も無い。あと、何かで使うとしたなら・・・、重いけど、政治家の街頭演説に投げ込むしかないか (こら!

posted by poohpapa at 07:16| Comment(4) | うちの店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする