2023年06月27日

昨日は出張契約

うちで入居者を募集している貸家に同業者さんから申し込みを頂いた。入居は急いでいて7月1日から。と言うのも、建て替えの短期のお客様で、現在の住まいの取り壊しに合わせて引っ越さなければならないから。申込書を見たら、ご主人は82歳・・・。保証会社の審査は通っているが年齢的にはちと心配。

通常、契約は当社までお越し頂いて締結するが、その年齢だと地図(案内図)を渡しても辿り着けるか不安がある。なんせ、私も方向音痴だし、ご主人より11歳も若い71歳でボケが入っているくらいだから、客付け業者さんと相談して、当然に何度か訪問している客付け業者さんまで私が出張して契約を行うことに。私も、駅前まで往復しただけで息切れしているが、駅よりもっと遠い同業者さんの事務所に伺った。

応接間で待つことしばし、ご夫婦と娘さんと3人でやってきたのだが・・・、杞憂だった。ご主人は私なんかより元気だったし、全くボケてもいないふう。そう話すと、「いやいや、記憶力は落ちていますよ」、と笑う。

3人とも人柄が頗る良くて安心した。こんなお客様なら短期でなく長く入っていてほしいくらい。実は、前の入居者も短期で、家主さんは「とてもいいご家族で有り難いです」と仰っていたが、私からすればとんでもない夫婦。やはり高齢の夫婦だったが、とくに奥さんが裏表があって、契約の時の人柄と引越し立会いに行った時の人柄がまるで違う。3月の半ばで退去したのだが、「3月分のお家賃は振り込みなさいましたか?」と訊くと、「そんなもん払いませんよ。敷金から引いてくれればいいでしょ。残った分は返してください」だと。普通は(何もお世話になっていなくても)「お世話になりました」くらい言うものだが・・・<`〜´>

「契約の際に、私は『出られる時にお掃除はしなくて構いません。どのみちプロのクリーニング業者が入りますので。その代わりハウスクリーニングの費用は負担して頂きます。敷金は1ヶ月なのでほぼ消えてしまいますけど』と説明して納得して頂いてましたよね」と言うと、「そんなもの払いません」だと。最初から日割り賃料は踏み倒す気だったか。私も、引っ越しの立会いで初めてキレた。「鍵だけ返して帰れ!」と。

まあ、今度の入居者さんはそんなことは無いだろうな、と思う。と言うか、「私が出張契約しなくても大丈夫だったかな」と思った。ただ、これからは、こういう(管理会社が出張契約する)ケースは増えるかもね。

posted by poohpapa at 07:01| Comment(6) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする