2024年03月03日

私と同じ匂いがする高齢婦人、もしかして「運命の出会い」かも

私と同じ匂いがする、と言っても「加齢臭」じゃないよ (^◇^)

昨日の午後、店に在庫しているお菓子がなくなってきたので伊勢丹の地下に行った。私がキャラメルポップコーンを幾つも籠に入れていると、品のいい高齢婦人がカートを押しながら傍に寄ってきてこう尋ねる。

「それ、前から気になっていたんだけど、美味しいですか?」と。高齢婦人の籠には、私同様にお菓子がいっぱい入っている。さらに何か買うなら新しい籠が要るくらい。まさか、それ全部自分で食べないよね。

「美味しいですよ。普通、キャラメルポップコーンと言っても、少しキャラメルがまぶしてあるくらいですが、これはしっかりキャラメルが掛かっていて、食べ始めると止まらなくなります。実は、この1年ちょっとの間に私は350缶も買って、いろんな人に『これ、美味しいから食べてみて』と配っていて、皆さん『美味しかったです』と喜んでくれています、大好評です」と答えると、「じゃあ私も買っていこう」と5缶くらい籠に乗せる。「お近くですか?」と訊くと「〇〇市です。レストランをやっていて、従業員に美味しいお菓子を食べてもらおうと思って・・・。あら、あなたも私と同じことしてる」、と大笑い。ならば、と他のお菓子も薦めた。

私の籠の中を見せながら、ティラミスアーモンドチョコと珈琲アーモンドチョコ、それに、何種類かの豆菓子を薦めたら、それも購入。それらで荷物は大変なことに。近くなら運んであげようと思っていたが、伊勢丹までの往復はいつもタクシー。「カネを遺しても税金で持って行かれるだけだから使っちゃわないとね」と言う。息子の嫁さんから「義母さんが生きている間に財産分けをしてほしい」と言われていて、「そんなことするものですか、数年前に夫が亡くなった時に税務署から40億の請求が来て、どうにか払って差し押さえは免れたけど、子供には遺したくないわ」と言う。それも同感。「私も、子供には一銭も遺さないつもり」と言うと、「一緒ね、それがいいわ」と喜ぶ。だが、一緒ではない。私には遺すべき財産が無いから。

しばし Queens 伊勢丹の菓子売り場の前で世間話。「失礼ですが、お歳はお幾つですか?」と訊くと、「80歳です」だと。頭も脚もしっかりしているみたい。「あなた、学校の先生かしら」と訊かれて、「いいえ、不動産屋なんですよ」と言うと、「名刺をお持ち?」と訊くので一枚お渡しした。なんでも、最初の結婚の相手は、うちの近所の不動産屋の社長だったみたいで、スッと名前が出るのだから頭脳明晰なようだ。

国内旅行も海外旅行もお好きなようだから、今度お誘いしてみよう。最後に行ったのはコロナ前のベトナム、「ダナンが良かったわ」だと。でもエコノミーには乗らないだろな・・・、お相手はたかさんに任せよう。

ふだんは恩着せがましい私だけど、お菓子に関しては全く見返りを期待していなくて、5年間で200万は使っていて、神様が「そろそろ帳尻を合わせてあげようか」と、その高齢婦人と出会わせてくれたのかも。

私が常々言っているように、本来「人生は押しなべてチャラ」、欲をかかなければ上手く帳尻が合うもの。変に色気を出して「儲けさせてもらおう」とせず、私からは連絡せずに高齢婦人からの連絡を待とう (^^♪

posted by poohpapa at 07:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 私の街 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする