昨日、伊勢丹に行ったら、ちょうど「また会いたいな」と思っていたご婦人にバッタリ会った。のだが・・・、
私はすっかり顔を忘れていたので「その人」だと気付かず、向こうからお声を掛けて頂いた。超資産家のご婦人である。ご主人は他界されていて、今は悠々自適な生活。私に、「主人は施設に入って亡くなったけど、施設なんか入るもんじゃないよ、入っちゃだめだよ」と言う。よほど嫌な思いをしたんだろな、と思う。
息子の嫁からは「義母さん、今のうちに夫の相続分を貰えないか」と言われていて、すっかり親のカネを当てにされているみたい。「下げマンだよ」とのこと。ご婦人は80歳だが私なんかより遥かに頭脳明晰。
「あそこのパン屋さんの奥に喫茶コーナーがあるからお茶しませんか?」と誘われ、望むところ。二人でアイスコーヒーを頼むことにしたが、代金を払おうとする・・・。「だめだめ、男に恥をかかせるものじゃありません」と言うと笑って納得。1時間ほどお喋り、ただし8割以上はご婦人が話していたけど勉強になった。
で、ここには書けないんだけど、ご婦人から「ある物」を頂いた。たまに他のルートで似たような物を頂くことはあるが、内容は似ていても「遥かにいい物」で、うちのが喜ぶ物。こんなのがあるんだねえ・・・、知らなかった。まあ、あっても不思議は無いけど。もしかすると、またお会いしたら頂けるかも、と期待している。ちなみに、ご婦人に負担は掛かってない物だから安心して頂くことができる。他にも頂いた物がある。
それは、ボールペン。「さっき上の階で3本買ってきたのよ。私は文房具が好きで集めていて、ボールペンだけでも50本くらいは持っているわよ」だと。「あ、私も同じです。私も筆記具を集めていますよ」と意気投合。そのボールペンは太字で、まるで筆ペンのような書き心地。それも、うちのが凄く喜んでくれた (^^♪
そうそう、以前に伊勢丹の地下のお菓子のコーナーで初めてお会いした時に、「これとこれが美味しいですよ。私はいろんな人に差し上げて喜んで頂いてます」とお薦めしていて、「あなたが薦めてくれたお菓子、買って帰ったら本当に美味しかったから私もまとめて買って、いろんな人に差し上げて喜んでもらったわよ」だと。なんか、趣味も、やってることも似ているなあ・・・。向こうは資産家だから、そこは違うけど。
別れ際に、「今度、奥様を連れて私の家に遊びにいらっしゃいよ」と仰って頂いた。うちのは行けないと思うから、近々私一人で訪問させてもらおう。ただし、ご婦人が今までに食べたことが無い「美味しいお菓子」を探さなければならないだろうな。それにしても、「ご縁」って、本当に面白いし有り難いものだねえ。