2泊目の倉敷の宿の予約は取ってあったけど、新幹線が止まって復旧の目途が立たない、となると、直ぐに宿を探すか、伊丹から羽田行きの飛行機で帰るか、一晩だけホームレスをするか・・・、なんだけど、誰もが考えることは同じなんだね。うちのがネットで調べたら、羽田行きの便は全て、ニュース直後に早々と満席になっていたし、新幹線も「午前中の復旧はなさそう」とのこと。結果的に終日運休になったけど、いつ動き出すか分からないから駅で待つしかないし、帰りの新幹線のチケットは払い戻しをするしかなくて。
8時半ころ、新大阪駅に地元のテレビ局のクルーが来ていて、運行待ちの客のインタビューの模様を生で流してたなあ。さて、これからどうしようか、何から始めようかな、と思っていた昼過ぎにメールの着信音。
名前を見たら・・・、バラキさん。なんと、新大阪近くのホテル東横インを予約してくださったんだと。東海道新幹線「運行中止のニュース」を見て「今頃困ってるんじゃないかな」と気にしてくださったみたい。それで少なくともその晩のホームレスは免れることができたから大感謝。ちょっとタイミングが遅れていたなら飛行機同様、大阪のビジホの予約は取れなかったんじゃないかなあ。やっぱりな、持つべきものは友(おい
それだけではない。夕方、小腹が空いたら、ということで、美味しい「たこ焼き屋」さんも紹介してくださった。私は、これから何をどういう順番で対処するか、しか考えていなくて、せっかく大阪にいるのに「名物」を食べずに帰るところだった。そんな時は美味しい物でも食べて一息つけば良い考えが浮かんだりして。
助けてもらったから言うワケじゃな・・・、いや、だから言うんだけど、バラキさんみたいな(博識な)友人がいると助かるよ。こちらでいちいち依頼しなくても、「何に困っていそうか」先回りして判断してくれるしね。こんなことを言ってはナンだけど、今回みたいに「新幹線が止まった」「(私がまさに)帰省していて帰りも新幹線」と知っていても、その二つの事柄が繋がらなくて見過ごす人がほとんどだと思う。それで当然。
こんなふうに記事にしていて、「そっか、アイツ、保線車両の衝突脱線事故の影響で予定通り帰れなくなってたんだ・・・。向こうで余計に一泊することになったのか、ふむふむ」と気付いたりしてね。実のところ、大阪のたかさんにも連絡して暇を潰させてもらおうと思ったけど、たかさん、既に予定があってNGで(涙
私もね、バラキさんとは別の意味で「私みたいな友人が一人いれば助かる」人間だと思っているけどね。後から調子いいことを言うのでなく、逆に「友人知人が困っていそう」なら、私もきっとそうしたと思う。元々「根がお節介」で、自分がしたことで誰かが喜んでくれて笑顔が返ってきたなら凄く幸せに思えるもんね。
で、私の幸運(幸せ)は、もう一つ、別の形で訪れた・・・、
(続く)