昨日、駅前の銀行に行った帰り、立川駅の北口の一番大きな交差点の前で信号待ちをしていたら・・・、
後ろから若い女性に声を掛けられた。「あの・・・、こないだ、話を聞いてくれた人ですよね」だと。「ああ、たぶんそうかも知れません。〇神不動産の営業さんですよね?」と言ったら、「はい、そうです」と笑う。
実は、その女性が通行人に新築マンションのチラシを配っていて、その顔に見覚えは有ったけど、私が客になれることは無いし、相手は若い女性だから、もし人違いだったら恥を掻くので、前を素通りして信号待ちをしていたのだが、向こうはそんなこと気にせず声を掛けてきた。暇でもあるし、何度か青信号をやり過ごして話をした。当然に商売の話なんかでなく、世間話や今年受けるという宅建試験についてとか・・・。
その中で、「私は今年新卒で入ったのですが、同期には(この仕事に見切りをつけて)既に辞めてしまった人もいます。寂しいですね。でも、私はとにかく1年は続けたいと思っています。営業の厳しさを体験して勉強したくてこの仕事に就いたのですから、辛くても辞めたりはしません」とのこと。それが驚きだった。
今の若者、たいていは「勉強になるかどうかなどはどうでも良くて、楽して稼ぎたい、給料をもらいたい。そんな厳しい業界なら我慢しないでサッサと辞めて次を探したほうが良い」と考える傾向にある。将来的に役には立っても、今、自ら苦労を求めず仲間と蔓んだりしてね。ハッキリ言って、使いモノにならない。
仕事は辛くて当たり前、だから給料をもらって帰れるのだが、昨今は何か事あれば直ぐに「〇〇ハラだ」「人権問題だ」、と主張する。マスコミの報道も最初から「問題ありき」と偏って、煽っていたりして<`〜´>
マンションのチラシ配りはティッシュ配りよりキツイと思うんだけど。苦労を厭わないのが素晴らしい、感動モノ。私も、相手の手元を見て、ティッシュが無くてチラシだけだと受け取らなかったりして、ほんと (おい
で、10月いっぱい立川でチラシ配りをして、その後は都内のマンションのチラシ配りをするらしい。今年受験する宅建試験の勉強の進め方、当日の本試験での対応、合格するための秘訣なんかを詳しく話した。
ちょうど信号が青に変わったので、「じゃあ、また」と渡ろうとしたら、「今、お時間ありますか?、もし宜しければモデルハウスを見て頂けませんか?」と言う・・・。「こないだ見させてもらったよ」と言ったら、「今回は曙町のマンションで、少し仕様が違っていますので、ぜひ」と頼まれたのだが、理由は他のところにあった。毎日1件、お客さんをモデルルームに案内しないと定時に帰れないそうで、協力することにした。
モデルルームに行くと、上司のSさんがいて、しばし懇談。人柄が良く、この人が上司なら心配無用かも。
それにしても、自ら望んで厳しい社会に飛び込んで、苦労を苦労と思わず頑張る・・・、応援してあげよう。