2024年10月05日

何やかやで雑用に追われ忙殺されそうな一日だった

昨日、普段は暇を持て余している「うちの店」(たかさん、『うちのの店』じゃないよ)が、誰か手伝いに来て欲しいくらい忙しかった。ほとんどが雑用、一度に重なったから何か抜けていないか心配。そういう雑用を一つずつ快く丁寧に的確に解決したり片付けていかなければ当社の信用問題になる。雑用は命綱だ。

雑用でなかった仕事の一つが調布まで出向いての更新契約。ご主人がギックリ腰になって、症状が重く、日常の生活に支障をきたしているので更新契約のために立川に来ることが困難で、相談を受けた。それで「大丈夫ですよ。どのみち家主さんのお宅に伺うし、他にも用がありますから、かまいませんよ」と伝えて伺った。帰り際、「こちらから出向かなければならないのに済みませんでした」と菓子折りを頂いた。

時に、こちらの事情やルールを押し付けるのでなくお客様に寄り添う姿勢が大切。家主さんと入居者さんの間に入って、どちらに付く、とかでなく、妥当な落とし処を探って提案するのも管理会社の仕事のうち。

私が国立市でこの仕事に就いて直ぐ、近所の不動産会社に挨拶回りしたら、古株の社長からこんなことをアドバイスされた。「賃貸の仕事では何より家主が大切。入居者はどうでもいい。管理物件を失ったりしたら死活問題だよ」と言われて、「この会社とは付き合えないな」と思っていたら、その数年後に潰れた。

おカネにならない仕事でも快く引き受けて、お客さんが喜んでくれれば利益は後から付いてくるもの。その社長、私の倍くらい生きていそうだったけど、なんでそんな考えになるものか情けないし不思議だった。

似たような境遇で全く同じ体験をしても、人それぞれ、その人その人の受け止め方の違いでその先の帰着点は大きく異なる。業界では新人の若造が「それはおかしいでしょう」などと言ったところで聴く耳は持っていないだろうから反論せず黙っていた。間近で見ている社員も、何も意見が言えなかっただろうな。

さて、今日は昨日一日で片付かなかった雑用を処理しなければ・・・。もう一つ体が欲しい、と切望する。

posted by poohpapa at 05:59| Comment(2) | TrackBack(0) | うちの店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする