2024年10月09日

都内のアパートに暮らす兄弟のお母さんからの電話

ご縁があって、都内(23区内)のアパートの管理および家賃管理を任せて頂いているのだが・・・、

兄は早稲田大学に通っていて、現在は卒論制作の真っ最中。学部は訊かなかったが、弟は東大に通っている。それで、今のアパートからだと、兄は良いのだが弟は通学が不便。別々に暮らすことを考え始めたみたい。昨日お母さんから相談の電話を頂いた。「そちら様で部屋探しをお願いできますか」とのこと。

もちろん、可能だし有り難いのだが、お客さんにとっては「住みたい場所の地元の不動産屋」に相談したほうが何かと都合がいいと思う。おそらくは管理会社も同じ地域にあることだろうし、何かあれば直ぐに飛んできてくれるだろうから。私も、今のアパートで設備のトラブルが発生した際には迅速に対応しているけど。そういうことがあって、私にお声を掛けてくださったんだろう。だが、私は自分の利益に拘らない主義。

兄弟が候補に選んだ物件そのものの使い勝手とか環境とかをアドバイスすることもできるし、地元で信用できる業者を教えて「先ずそちらに相談するよう」勧めたいのが本音。もう十分に儲けさせて頂いたしね。もちろん、私から、それぞれの地元の業者には、兄弟それぞれの希望条件など電話で話して「うちの仲介料は要りません」と伝えて。そこんところはしっかり伝えておかないと先方の業者も悩むことになるから。

今のアパートは2DKで、上下に一部屋ずつの小さなアパート。兄弟は1階の部屋に住んでいる。元々は二部屋とも当社で管理していたが、いつの間にか上の部屋は別の(地元の)業者が管理するようになった。当社で募集広告を出していたのだが、家主から突然に「上の部屋は決まったから、もう募集広告を打たなくていいから」と電話があった。客付け業者が両手数にすべく「これからうちで管理させてください」と頼んだものか。家賃管理もうちでしていたし、遠くても家主宅に何度も伺っていたのだからそこが不思議。

隣には家主の家があって、当社で管理を始めた時は親子3人で暮らしていたが、数年後に離婚して奥さんと子どもが出て行ったので、家主と猫が家に残っていた。だが一昨年に難病で他界して、横浜の弟さんが引き継いでいる。以前から「入居者の便宜を考えたら当社でなく地元の業者に管理してもらったほうがいいだろな。だったら以前にお客さんを紹介してもらったS社がいいかな」と思っていたS社が今は2階の部屋を管理している。結果は同じでも過程は違う。1階の部屋が空いたら横浜の弟さんはどうするかな?

それはさておき、お母さんに「弟さんはどちらの大学に?」と訊いた際、すんなり「東京大学です」との答えが返ってきた。「ああ、それでしたら私の後輩ですね」と言いたかった・・・。「凄いでしょ?」という感じではない。おそらくはいろんな人から「お子さん優秀なんですね、凄いですね」と言われ慣れているんだろ。

思えば、うちの業界、職人や調理人の世界と並んで最も東大卒率が低い業界かもね。周りを見回しても一人もいないもんね。でも、逆に言えば、東大卒に職人や調理人で大成する人間がいるか、と言えば、いないと思うけど。勉強はできても、長年の修行に耐えられないだろうから。まあ、負け惜しみだけどね(爆

その兄弟の部屋探し、できる限りのサポートをして差し上げたいと思う。うちはS社とは違うのだから(^^♪

posted by poohpapa at 06:49| Comment(4) | TrackBack(0) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする