2025年03月14日

へえ、役所はそんなことしてくれるんだ・・・

ちょうど駅前の銀行から帰ったところに、いつもの高齢婦人(当社管理物件の入居者さん)が来店した。

「ねえねえ、市役所からこんなもの(郵便)が送られてきたんだけど、私にゃ解からないから、ちょっと見てくれる?」と言って、送られてきた郵便物を歩行補助器のバッグの中をゴソゴソ探して取り出して私に差し出す。「これって、被災地に寄付しろってことかなあ、別に寄付したっていいんだけど」だと。なワケない。

高齢婦人は生活保護受給者だから、役所から「保護費の中から3万円を寄付しなさい」なんて言ってくるワケがない。見ると「物価高騰対応重点支援給付金のお知らせ」とある。「寄付しろ、じゃなくて逆だよ。ここんところの急激な物価高騰で保護費だけでは生活していくことが難儀だろうから、と3万円をいつもの保護費とは別に支給してくれるんだって。〇〇さんの郵便局の通帳に振り込まれるってよ」と伝えたら・・・、

「ああそうかい。わたしゃてっきり『あんたたちより困ってる人が大勢いるんだから寄付しなさい』と言ってきたかと思ったよ。べつにイイんだけどね、それくらいならヘソクリがあるからさ」だと。優雅なもんだねえ、「私に少し貸してく・・・、いや、給付金を出してくれよ」と言いたくなった。給付金はくれないけど、またバッグの中から真っ赤な苺(千円はする)とちあいかを出して、「これ、食べなよ」とくれる。ほんと、善人だね。

生活保護受給者が3万円を寄付しなきゃならないなら、そうでない人は10万円くらい寄付しないとね💧

私は生活保護受給者の入居者さんにはいつもこう話している。「生活保護を受けていても、何かの時に、ある程度まとまったおカネが必要になることはあると思う。毎月の生活費が余ったり、何かの臨時収入があった時なんか、バカ正直に役所に報告したり通帳に入れないでタンス預金にしといたほうがいいよ」と。

でもさ、物価高騰に苦しんでいるのは生活保護受給者だけではないよ、一般市民も苦しんでいるんだよ。「一定期間、役所の職員の給料を減額するなりして一般市民にも支援給付金を出せよ!」、と言いたい。


posted by poohpapa at 07:25| Comment(2) | TrackBack(0) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする