昨晩、一旦帰宅した後、用があって会社に向かおうとして通りに出ると、車に乗った女性から呼び止められた。近所に住むSさんだった。
「ねえ、ユキちゃん今お宅に来てない?」、と訊く。
ユキちゃん、というのは、私が借りている部屋の家主さんである。
現在はNYにお住まいで「11月には一度帰国する」と伺っていたが、連絡が無かったので延期されたのかな、と思っていた。慌てて家に戻り、さとひろに「ユキさんが帰国してて今すぐここに来るらしいよ」と伝えて、用事を片付けに会社に行って、戻ると、まさにユキさんが到着したところであった。
「玄関先で失礼する」というのを無理に上がってもらってお喋りさせて頂いた。元々は、この部屋はユキさんご自身が住まわれていた部屋である。「キレイに使って頂いてて嬉しい」とも仰って頂けてホッとした。そして、今回は、私たちと同じ頃にNYで再婚なさった渋い大人の雰囲気のご主人もご一緒だった。
日本を旅立つ頃とは違って、表情がずいぶんと明るくなられたのはご主人という優しくて良き伴侶を得られたからだろう。話は弾んだが、次の訪問予定も入っていらっしゃったので20分ほどで「お暇」と相成った。20分の短さは一昨日のラジオで体験済である(爆)
ところで、ユキさんから気になる話を聞いた。
帰国して、あちこち訪問する為に車を走らせていて、板橋のペットショップの前を通った時、大きめのお店のポスターが貼られていて、そこに写っていた猫の写真が「明らかにうちに(メールの添付ファイルで)送ってもらったノルンちゃんの写真だった」というのである。たしかに、同じ写真をネットでも公開していたり、方々送信したりもしているから転用されていても不思議ではない。「他人の空似」ということかも知れないしユキさんの見間違い、という可能性もあるが、ユキさんは「ううん、あれはノルンちゃんよ」と言い切る。ノルンの八割れ模様は特徴があるから他のノルウェージャンとの区別は付きやすいもの、とも思う。あとは写真の背景で判断できるかも知れない。
飼主としては、例えそうであっても特に文句はない。別にアイフルのクーちゃんみたいにペットモデルになっている訳でもない。もし「可愛い!」と思ってくださる人がいたなら、商売に利用していたとしても嬉しいことだ。ただ、真相には興味が有るし知りたい、とは思う。
さて、楽しい時間はアッと言う間に過ぎてしまったが、また6月には帰国なさるとのことで、「NYにも絶対来て〜。あちこち案内するから」とのお招きを受けた。必ず訪問させて頂くつもりでいる。
お土産に最上級のサーモンの燻製を頂いたので、私の「悪徳」本をお持ち帰り頂いたが、もちろん、等価交換にはならない(陳謝^_^;)