極めて私的な記事ですので、ご興味なければスルーしてください。
一昨日の夜遅く、京都から帰ってきました。
不動産屋でありながら方向音痴で、ほぼ行き当たりバッタリの一人旅でしたが、とてもいい旅行になりました。その一番の理由が・・・、
宿泊した「ホテルグランヴィア京都」です。
女性スタッフの皆さんがビックリするくらいの美人ぞろいで、私なんかは「ミスユニバースの日本大会もグランヴィアの女性スタッフだけを出場させれば開催できる」と思ってしまいました、ホント
あ、そういうことではなくて^_^;
従業員の方たちが(営業用でなく)心からの笑顔で迎えてくれます。それは、フロントやコンシェルジュの方だけでなくルームキーパーの方も、です。廊下で擦れ違う際、たいていのホテルでは「おはようございます」との挨拶だけで終わりますが、グランヴィアはその後に「行ってらっしゃいませ」「お気をつけて」と続きます。しかも丁寧に頭を下げて。であっても慇懃無礼にならない適度な角度です。
大きな台車を押しているベルボーイの方とエレベータで一緒になった時には、「ご一緒させて頂いて構いませんでしょうか?」と声を掛けられました。もちろん了解して、「どうしてそんなことを訊くの?」と分かり切ったことを訊ねると、「お客様によっては従業員が同乗することを不快に思われる方もいらっしゃるので、その都度ご了解を頂けるかどうかお伺いすることにしています」、とのこと。
そういうのは「教育すれば誰でも出来る」ものでなく個々に資質が備わってないと出来ないことで、教育で上辺だけ繕ってもボロが出てしまうものだから、簡単にしているようで実は大変なことなんだと思います。「人間としてのあらゆる能力を最大限に求められる職業」が、まさに「一流ホテルのホテルマン」(女性も)なんですね。
「お客様の為にホテルマンとして何ができるか」常に意識しているのも実によく分かるんです。お願いしたことを気持ちよくスピーディにこなしてくれます。なので、たった3泊4日の旅でしたが、とても快適なホテルライフを過ごすことができました。
良いサービスというものは「タダでやってくれる」ことではなく、「客が対価を支払って、リクエストに迅速かつ適切に応えてもらうこと」、なので、支払った対価(宿泊料やサービス料)に対して、それに充分見合ったサービスが受けられたのですから、もう大満足でした。
だいいち、「金を払っているから」といって客が偉くはありませんし、代金とサービスが見合っていれば、客とホテルは全く対等です。
唯一、「う〜ん・・・」と思ったことがあって、それは、
初日、フロントで支配人と思しき男性に、「(南棟の)グランヴィアラウンジに行くにはどうしたら宜しいでしょう?」と訊くと、無表情で事務的に教えてくれ、「失礼ですが、お客様の部屋番号は?」、と訊かれました。ラウンジは一定以上のランクの部屋(14、15F)に宿泊していないと使えないものなので訊かれるのは当然として、私が「(北棟の)1416号です」と答えた後、無言で見つめられたのにはガックリきました。どうも内心「アンタ、本当にグランヴィアフロアに泊まってる客なの?」と疑われているようで、怒りはしませんけど腹の中では苦笑してました。
と言いますのも、「その支配人の目は確か」なのですから。間違いなく私は、本来なら庶民派ホテルに泊まる客であって、それを一瞬で看破したのは「さすが」です。できることなら、気付いても笑顔で対応してくれていたなら私が傷つくことはありませんでしたが
で、そのグランヴィアラウンジ、最高でした。何と言っても居心地の良さは特筆に価します。最上階から風景をボーっと眺めているだけで心が落ち着きます。ハワイなんかのオーシャンヴューの部屋で、バルコニーから終日(ひねもす)海を眺めて過ごすのと何ら変わりはありません。スタッフの方も適度に気を遣ってくださるし過度に声を掛けられることもありません。何時間でも好きなだけ居られます。
今回は病気を抱えての旅でしたし、元々が貧乏性なので「いい部屋に泊まるならホテルライフも楽しもう」との思いがあって、私にとってホテルでの過ごし方は重要でしたが、ラウンジを使えたことは何より幸せでした。いつもは、観光地でのホテルは単に「宿泊する場所」との位置づけでしかありませんが、良き旅にとって「ホテルの選択」がいかに大切か、改めて認識させられました。
私の旅の経験からホテルのベスト3を挙げるなら、ハウステンボスにある「ホテルヨーロッパ」、シンガポールの「ザ・リッツ・カールトン ミレーニア」、そして「ホテルグランヴィア京都」、ですね。
分不相応に内外の五ツ星ホテル、スイートルームに泊まったりしましたが、この三ホテルは甲乙つけ難く、群を抜いていると思います。共通していることは「全てはお客様の為に」というポリシーでしょう。
どこかのCMにありましたが、こっちが本家、ですとも(*^^)v
さて、せっかく京都に行ったのですが、暑かったのと体調が悪いことを考えて、当初の予定よりかなり間引きして観光しました。
初日は、昼過ぎに京都に到着して、宇治の平等院鳳凰堂(十円玉)を観ただけ。2日目は午前中に東福寺と泉湧寺、午後は祇園に向かって清水寺まで行ったものの、あまりの混雑に拝観せずホテルに戻りました。高台寺にも寄らず、ライトアップも観ていません。帰りのバスも超満員で、降車客が無かったのでバス停を通過したほどです。
3日目の午前は、今回の旅のハイライトの苔寺(西芳寺)と地蔵院(竹の寺)で、午後は嵐山に向かい、トロッコ電車に乗る予定でしたが、1時半に嵯峨嵐山駅に着いた時点で予約で満員、取れるのは4時40分以降。それで諦めてホテルに戻り、ゆっくり過ごしました。
最終日は午前中はホテルで過ごし、お昼近くなってラウンジでチェックアウトを済ませ、それから大原に向かい三千院と宝泉院を拝観。
朝から黒い雲が出ていて予報でも雨マークはついてましたが、宝泉院でついに本降りに。しばらく雨宿りして夕方京都駅に戻りました。
バスを降りて、そのまま駅方面に行こうと思ったのですが、何となく京都タワーに入って、面白いものを見つけました。
花畑牧場から出されているのと同じ生キャラメルの抹茶バージョンです。要冷蔵なので(コスト的に)送るのを断念し、新幹線の発車間際に取りに行って保冷材をタップリ入れてもらって持ち帰りました。それがまあ「メチャうま」でした。
写真を撮る(レンズを試す)のも旅の目的でしたので、後日、記事で何枚かアップさせて頂く予定です。いつになるかは分かりません。
あと、感心させられたエピソードもありましたので、それも後日