2008年08月19日

やるなあ、京都バス(*^_^*)

京都駅から西芳寺に向かう京都バス車内での出来事。

途中から乗り合わせた観光客と思しき母娘。娘さんは高校生くらいで母親もまだ若かった。終点の「苔寺 鈴虫寺」までは嵐山を経由して1時間弱の道程で、バスが渡月橋を渡り「阪急嵐山駅前」を通過したところで、母親が運転士に声を掛けた。

嵐山の『心』というトコに行きたいんですけど、どこで降りたらいいですか?」

走行中に声を掛けるのは大変に危険なのだが、乗務員は慣れていて、「それは舞妓さんに変身できるという店のことですよね。今、『阪急嵐山駅前』という停留所を過ぎたところなんで、もう通過してます。さっきの『嵐山』という停留所で降りなきゃいけなかったんで、次で降りて、向こうから来るバスに乗って引き返してください」

と教えて母娘を降ろしたのだが、そこまでならよくあること。母娘を降ろすと運転士は、向かいから来るバスに無線で、「次の停留所から親子連れが乗ると思うけど、嵐山の『心』に行きたいって言ってるから間違いなく嵐山で降ろしてやって」、と直ぐさま連絡をとっている。「嵐山」と「阪急嵐山駅前」ではかなりの距離がある。

「了解しました」という気持ち良い返事が返ってきたのは車内の全員が聞いているし、乗り換えた母娘は、そのバスが「嵐山」に着く頃、「嵐山の『心』に行かれるお客様はこちらでお降りください」と言われるだろうから、その時には驚いて、乗務員の善意に気付くだろう。

ん・・・!?、どう行ったらいいか下調べもしないで来て人様に頼っているくらいだから全く無頓着で気付かないかも知れないな(*^^)v

などと書くと、うちのが「アンタに言われたくないと思うよ」と言うだろう。私は下調べはしたものの、京都からしょっちゅううちのに電話して「東福寺から祇園に行くバスは何番系統だっけ?」とか、「嵐山からトロッコ嵯峨駅に行くにはどうしたらいいんだっけ?」と教えてもらっていたからたらーっ(汗)

でもなあ、祇園でも、明らかに「素人が舞妓に変身してる」という感じの観光客を見かけたけど、外観だけ変えても立ち居振る舞いまでは俄か仕立てでは似せられないから、みっともないと思うんだけど。中には「うへっ、勘弁してよ、見たくないよ」って人もいたし・・・。

それも観光事業の一つなんだろうけど、日夜厳しい鍛錬をしているプロの舞妓さんの目にはどう映っているんだろう・・・。私なんか、花火大会などで(着こなしがなってない)浴衣姿の若い女性を見ただけで不快に思えるくらいだから、赦し難いものがあるんだけど・・・。


で、同じ運転士でこんな話も。

やはり途中から乗ってきた40歳くらいの女性。しばらく進んでから停留所に停まったところで運転士に声を掛けた。

「バスの一日周遊券が欲しいんですけど・・・」

「それは車内では販売していないんですよ。もう少し行くと京都バスの営業所があるから、社員に最寄の停留所まで持ってこさせます。一旦220円を支払って降りて頂いて受け取ってください。1200円になります」

客が了解したので無線で営業所に依頼して無事周遊パスを手に入れられることになったのだが、営業所からは「釣銭は必要でしょうか?」などと訊いてきたりして抜かりがない。客の女性は運転士の直ぐ後ろの座席に座っていたのだが、運転士がマイクで「バス券のお客さま、細かいのをお持ちですか?、釣銭を用意したほうがいいですか?」と何度か問いかけたが、どういうワケか返事をしない。

何だか運転士が気の毒に思えたし、傍で見ていてイライラしたが、ふと見ると車内には社員向けに「お客様にはできるだけ親切にしよう」との標語が掲げられていた。教育が行き届いているようだわーい(嬉しい顔)

京都は、ハワイやフロリダのウォルト・ディズニー・ワールドなんかと同じで観光客をとても大事にしてくれるから非常に居心地がいい。地図を片手にうろついていても、ちっとも恥ずかしくないし。

ま、そんなこんなで、お店も交通機関も観光スポットも、観光客慣れして親切に接してくれるのは非常に有り難いことだし、ひょっとすると自分も、自分の知らないところでいろんな方の親切を受けているのかも知れない。私が「いい旅だったなあ」と喜んでいられる陰には、いろんな人の厚意や努力の積み重ねがあるのだろう。

posted by poohpapa at 07:54| 旅行・地域 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする