2008年10月25日

契約途中に連帯保証人が亡くなった場合の話

アパートを契約するために必要な連帯保証人、最近は両親が高齢で年金暮らし、というケースも増えている。審査の厳しい会社では「連帯保証人は現在も働いていて安定収入がある親族」という条件を崩さないところもあるが、うちはさほど厳しい要求はしない。ただし、初対面のお客様の場合は、会社の上司とか同僚、友人、という関係の人は原則的にお断りしている。会社を退職したり喧嘩別れしたなら請求に応じてくれることは無いからで、それなら年金暮らしの親のほうが安心だ。

で、入居者によっては年老いた親にしか連帯保証人を頼めないケースもあって、その親が契約の途中で亡くなると新たな連帯保証人が立てられなかったりする。その場合は保証会社を使う選択肢もあるのだが、うちの場合は、お客さんの状況によっては連帯保証人不在のまま契約を続行することがある。今まで滞納実績が全く無く人柄のいい入居者の場合は家主さんとも相談して、しいて保証会社も使わないことがある。

いや、実は、家主さんに相談しないケースもある。何かあれば私が責任を取れば済む話であって、一々お話しして心配をお掛けすることはない、と思っているからだ。賃貸管理を始めて20年になるが、幸いなことに、今までそれでしくじったことは一度もない。

保証会社を使えば安心できるが、大きな負担を強いることにもなる。

元々私は会ったこともない連帯保証人などハナから信用していない。ザックリ言ってしまえば、本人がダメダメなら連帯保証人も推して知るべしだし、本人がマトモなら連帯保証人などいなくても良い。

滅多にないが、「もう一人、別の方を連帯保証人として立てて併せて2人、連帯保証人さんが必要です」などと私に言われるようなら最悪の入居者である。もっとも、それくらいなら審査は通らないがわーい(嬉しい顔)

posted by poohpapa at 05:17| Comment(2) | TrackBack(0) | うちの会社、社長、同僚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは、ご無沙汰をしております。
いつのまにかコメント欄復活ですね!

実家のアパートの入居されている方々は安心しているのですが、職場の患者さんのご家族は、とても心配な方々が多かったりもします。

80を超えているおじいさんの保証人が奥さんで、しかも連帯保証人は甥御さんとか・・・
生保で預かるもワーカーがルーズで次の担当者に入院中である旨を申し送りしていないケースとか・・・
連帯保証人に連絡したら実在しないとか・・・

顧問弁護士からは病院も入院前審査をすれば、なんて言われますが、んなこたぁできないので日々悩ましい限りです。
それでは。
Posted by し〜 at 2008年10月28日 17:02
し〜さん、こんばんは

こちらの都合でご無沙汰しております。

世の中の景気が悪くなってくると、それに伴って悪質な入居者(入ってしまえば家賃を払う気など元々無い入居者)も増えてきます。

中には、連帯保証人もグル、というケースもあります。印鑑証明まで出していながら後になって「それは別の物件のために用意したものだから知らない」と言う連帯保証人もいたりして。もちろん、「その場合は詐欺ということになりますよ」と言ってやるのですが。

私の場合は、「これはヤバイかな」という内容の連帯保証人の場合を除いては契約書を連帯保証人に郵送したりはしてなくて、今まではほとんど事故がありませんでしたが、これからは気をつけないとダメかな、と思っています。

高齢者の場合は、身寄りも知己もなく、保証会社も使えないケースが多く悩むところです。連帯保証人は「形だけ」になったりしますし。家主さんに「何かあったら責任をもって対処しますので」とお願いして審査を通してもらうこともあります。近所まで行った時には顔を出したりして安否の確認までやってます。

って、話が横道に逸れてしまって済みません。

入院患者を受け入れるのも、アパートの管理をするのも、共通する部分は多そうですね。

お互い頑張りましょう(^^ゞ

Posted by poohpapa at 2008年10月28日 17:53
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