先日、引越しの立会いに行って、帰りに家主さんのお宅に伺って打ち合わせをしたのだが、その時初めて「実は、792000円、滞納家賃があるんだけど、これ、請求しといてくれる?」、と言われた。
その家主さん、間違いなく人柄はいい。言わば「昔の大家さん」というタイプで、「あの人も生活が苦しいだろうから」と、普段は催促したりしない家主さんである。
ただ、以前もその家主さんから「これだけ請求して」と頼まれて入居者に催促したら「請求額が違う」と逆に文句を言われたことがある。
それで、「今回は間違いありませんか?」と念押ししたのだが、「何度も確認したから間違いない」と仰る。ならば、と請求したら・・・、
「うそでしょう、292000円だと思うよ」とのこと。ま、文句言える筋合いでも無いとは思うけど、改めて家主さんに調べてもらうと、数日して電話があった。
「ああ、ごめん。よく見たら292000円だったよ」
・・・・・

オイ!、何度も調べたんじゃなかったのかい!

これ、再度計算して、増える方がマシである。
減ったら「悪意で、気が付かなければ騙し取ろうとしていたのでは」と思われても仕方ない。
管理会社としては、出る時になって「これだけ溜まってるんで宜しく」と投げられても困る。ましてや、計算が間違っていたらキツイ。
そこまで溜めたなら、申し訳ないが家主さんの責任で自分で回収すべきだろう。次また頼まれたら金輪際・・・お受けすることになる

一体どう言ういい訳をするのか?。
困りますね...滞納が悪いという大家の言い訳は通用しないですね。それでも大家、管理会社としては..立腹の気持ちが分かります。
信用はリスク、守れなくとも仕方ない。人生リスクの積み重ね、何が起こるか分からないから面白い。商売もリスク、大家さんもリスクは分かっていると思います。でなければ滞納は一度でも許さないはず。何ヶ月ですかこんなに貯めて..。
今次の経済状態では益々この様な事態が増えますね。元々不労所得で生活すること事態が間違っている..チョッと過激ですか..ですね。
請求額が当初の話より下がったりすると焦ります。この後、何を言っても信用されなくなったり、口実にされる可能性もありますし・・・。
で、こういう家主さんは一人や二人ではないのです。向こうは「自分だけ」の話であっても、こっちは大変な信用問題ですし、そういうリスクを背負わされても無償の仕事になるので、それは辛いものがあります。
それと、毎度毎度書いてますが、家賃を滞納して住み続けていられる神経というものが理解できません。
幸い、うちの場合は滞納者数や率が年々減少しているのですが、この先は不透明です。
ま、こんなことを言ってはナンですが、或る意味、入居者より家主さんを先に教育する必要がありそうですね。