2008年11月24日

臨時街角不動産相談会(*^^)v

私が懇意にさせて頂いているお店(立川駅の反対側)のご主人から電話があった。

「相談したいことがあるんで、これから伺ってもいいですかね?」

と言っても、先方は仕事中である。二人しかいないのに一人抜けたら大変だろう。

それで、「どうせ暇だし、僕のほうから行きますよ」と言うと、「いやいや、こっちの相談事だから、私から出向きますよ」とのこと。

それで間を取って、立川駅北口のビックカメラ側の交差点で待ち合わせることにした。そこが臨時街角不動産相談会の会場になる。

立ったままで話し始めたその相談内容は・・・、

「横浜に住む甥っ子がアパートを退去した際、敷金6万では足りずにリフォーム代金6万8千円の追加請求をされたが、それが妥当なものかどうか」、ということだった。

先方から送られてきた請求明細を見せてもらい、言下に「その必要はないでしょうね」と答えた。入居期間は3年だが、何から何までリフォームするようで、本当にそうするのかどうかは疑わしい。

とくに傷めたところは無く、襖に小さな穴を開けたくらい、と言う。
クリーニング代と小修理代を負担しても敷金でお釣りが来るくらいのものだろう。入居期間が短かかったから減価償却分の差額を払ってくれ、と言っていながら詳細な計算式は付いていない。

何より怪しいのは、「監督官庁の基準に照らし・・・請求いたします」とわざわざ謳ってあることだ。「こっちは監督官庁の指導に則ってやってんだから、文句を言わずに払いなさいよ」、と暗に圧力を掛けているに等しい文面である。吹き出してしまった。

監督官庁に訴えられたら困るのは先方である。よく言うよ、である。

ご主人には、「敷金は返ってきても2万くらいだから、放棄して、差額は払わない」ということで納めたらどうですか?。向こうも本音では敷金が没収できれば御の字くらいに思っているでしょうから、この先しつこく請求してきたりはしませんよ。1度か2度督促の電話があるかもしれませんが放っておけば諦めますから大丈夫ですよ」と言うと、「じゃあ本人にそう伝えます」と言って喜んで帰っていった。

これが充分な大人なら、「こうすれば2万くらいは逆に取り戻せるでしょう」とアドバイスするのだが、本人は20歳前後の若者である。こちらのアドバイスどおりに動けるワケがない。だいいち、請求書が来ただけで困惑して叔父さんに相談してきているのだ。追加で取られなければ満足してくれるだろう。

ちなみに、管理会社は、あのエイ◎ルであった。

ご主人には「次に借りる時は、その会社は使わなければいいのです」とも言っておいた(*^^)v

別れ際にご主人から「これからどちらかに行かれるんですか?」と訊かれたんで、「どっこも」と答えたら、「じゃあ、わざわざこの為に出てきてくれたんですか?」と驚かれたが・・・、

私だって、たまには人様のお役に立つわさ、ホント暇なんだしわーい(嬉しい顔)

posted by poohpapa at 04:06| Comment(6) | プロとしての見解、アドバイス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
興味深いブログですね〜。seesaaのランキングサイトから飛んできました。私はホテルマンをしています。
旅やアウトドアは人の心を豊かにさせますねー。
秋や年末年始の旅行の予定は決まりましたか?
楽天でブログを書いてます。
http://plaza.rakuten.co.jp/hotelman/

私のオススメ!!!
楽天トラベルの「ありがとう1億人突破!大感謝祭!」10/29〜12/25
http://travelrakuten.zz.tc/special100million

★相互リンクを張りませんか?
リンク仲間現在522名(2008/11/19現在)
よろしくお願いします。こちらにメール下さい。
plaza.rakuten.hotelman@gmail.com
(URLとブログ名を明記して下さい)
ではまた来ます。
Posted by ホテルマン at 2008年11月24日 07:38
交差点で立ったままで話し始めた・・・なんて、
「そのまま振り向かずに話を続けろ」
のゴルゴ13を思い出してしまいました(笑)。
案外、大切な話し合いって、立ち話だったりするのかもです。

書類って、その筋のプロが見れば、すぐわかってしまいますからね。そこをケチって信を失う愚かさよ・・・。

ほんわか良いエピソード、ありがとうございました。
Posted by コロラド at 2008年11月24日 16:42
ホテルマンさん、おはようございます

ご訪問、有り難うございます。せっかくのお誘いですが、現在、当サイトは相互リンクをいたしておりません。ただし、RSSリーダーに登録させて頂いて巡回はしております。

ということでご了承くださいますようお願いします。
Posted by poohpapa at 2008年11月25日 05:30
コロラドさん、おはようございます

よ〜くご存じで(*^^)v

ホント、「絵を観たまま話せ」という雰囲気でした。殺しの依頼をするなら、何気なく雑踏に溶け込むのが一番ですね、って、違うか^_^;

昨日、ご主人にお目にかかったら、「甥っ子にそう伝えて、甥っ子がエ◎ブルに『国土交通省に相談してみます』と言うと、直ぐに『もう敷金だけの放棄で結構です』と言ってきたそうです」、とのことでした。

最初の清算書はナンだったのか、くらいの話ですね(*^^)v

甥っ子さんもそれで納得しているようで、まずは良かったです。
Posted by poohpapa at 2008年11月25日 05:54
なんとまぁすごいオチですね。
「監督官庁の基準に照らし・・・請求いたします」
の文言はいったい・・・。

オイラは両手で足りるぐらいの引越し経験者ですが、いくらか返金してもらった覚えはあるものの、追加請求は一度もないです。

どの業界もそうですが、プロのカッコをしてりゃ、素人をだますなんてチョロイもんです。だからこそ「怖い」。その差なんでしょうなぁ。
Posted by コロラド at 2008年11月26日 01:06
コロラドさん、おはようございます

お話によれば、「国土交通省に相談してみます」と言っただけで、アッサリ引き下がったそうですから、やはり「敷金没収」が狙いであって、何も解からずに追加分を振り込んできたなら儲けもの、くらいに思っていたのでしょう。

そういうことをされると、業界全体の信用に傷が付きます。彼らは、そんなことは何も考えていません。ほとんど「監督官庁の名前を都合よく利用した詐欺」ですね。

うちも、よほど傷めてない限り追加請求はしません。家主さんの許容誤差の範囲内なら家主さんに泣いて頂くこともあります。

私は、「一般的なルールや常識をたまたま知らないでいたお客さんが損をした」という不公平が嫌なんです。



Posted by poohpapa at 2008年11月26日 06:59
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]