先日ちょっとした副収入があった。領収書不要で5万ちょいのおカネが入ってきた。実は不動産屋をやっていると、時折、領収証が要らない臨時収入がある。領収証を出してないのだから、わざわざ台帳に載せて計上することもない。そのままお小遣いになるのだが・・・、
社長に電話して事情を話し、有り難く頂戴することになったのだが、全部自分の懐に入れる気なら社長に話すこともない。私の努力の成果でもあるからキッチリ折半して山分け、ということもしない。
社長に、「社長は2万でいいですか?」と訊くと、「ああ、いいよ」とのこと。「じゃあ、今度お会いする時に渡しますね」と言っていて、その「今度」が一昨日のリストラ会議の日であった。もちろん、M氏はそんなことは知らないし、私もM氏をも含めて分ける気など無い。
社長がM氏より早く到着したなら問題なかったが、45分も遅く来た。仕方がないので封筒に入れて、M氏の前で堂々と、「これ、僕の源泉徴収の不足分です」と渡した。社長にはそれで通じる。
他にも、小ガネが入った時にはランチくらいはご馳走する。社長は「いくら入ったの?」などと間違っても訊かない。だがM氏は違う。「ア〜タねえ、そういうのは会社に入れるか皆で分けるのが当たり前でしょ!」くらいは言うだろう。理屈は正しいが私にその気は無い。
そういうことでイチイチ話し合いを持ったことはないが、社長は「どんな仕事にも裏ガネや臨時収入は有るもの」と思っているようで、私にも「そんな余禄でも無ければ仕事なんてやってられないモンさ」と、事も無げに言う。少しぐらいの不正には目を瞑って「社員のヤル気」を呼び起こした方が得、という考え方で、「目に余れば注意をすれば良い」くらいにゆったり構えている。対経営者、ということではストレスは全く無いから、私は幸せである。
国会の証人喚問で視る「木村建設社長と篠塚東京支店長」の関係など醜悪の極みであって、うちとはまるで違う(爆)
2005年12月26日
この記事へのコメント
コメントを書く