2008年12月01日

ホッとした喪中葉書

この時期になると、喪中葉書が何枚か届くようになる。

人様が亡くなって喜ぶのは不謹慎だが、帰宅して机の上に置かれていた喪中葉書を見て、思わず「良かった・・・」と呟いてしまった。

亡くなられたのは知人のご母堂で、私とは一面識もない。だが、生前、ご子息が「我侭な母親」に振り回されて大変なご苦労をしていたのを聞いていたので、「ああ、これでご苦労から開放されるんだ・・・」と思った次第である。

ご子息は母親の介護の為に職を変わったりもしていたし、こんなエピソードもある。

私のお客さんが結婚するので、まだけっこう新しい独身用電気製品や什器備品などをタダで頂けることになって、私が、これからお店を開くご子息に連絡して使ってもらうことになったのだが、新品同様の冷蔵庫を母親が見て「あら、これいいわね。私(の部屋)に頂戴!」と、持って行ってしまったとか。(あ、運んだのはご子息なんだけど)

本当は私の店の冷蔵庫もガタがきていたのだが、新規開店だから、ということでご子息に譲ったのに・・・、話を聞いてガックリきた。

今、うちの店の冷蔵庫は、非常に感じの良い外人さん(退去者)から頂いたものを使っているが、あの時の冷蔵庫の方が格段にいい。

今さら「返してくれ」、とは言えないがわーい(嬉しい顔)

そんなことくらいで亡くなった時に人様から「良かった」と思われたら堪らないものだろう。私も、そう言われないように気を付けようたらーっ(汗)
posted by poohpapa at 04:19| Comment(4) | プライベート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはよう御座いますm(_ _)m
遂に師走に突入しちゃいましたね…

今年は少々の年賀状を、久々に出す事になりそうです。

確かに喪中葉書を頂いた事も、過去にはありましたが、賀状も暑中見舞いも縁無き人生になっちまいまして…(遠い目…(*_*) )

我が儘な身内を持ってしまうと、辛いものなのでしょうねpoohpapa様?(苦笑)

パパ様の、かつての義父(義母、義妹)さんの件を彷彿させる記事でした。
正に『死んでくれて有り難う♪』ですねぇ(爆)
Posted by 街のクマ at 2008年12月01日 04:54
クマさん、おはようございます

こういう記事を書くと、「人が亡くなったのに、よくそんなことが書けるな」と非難されることが多いのですが、私は、今残された人の気持ちを考えてしまいます。寂しくはあるでしょうけど、やっと重荷から開放されたことでしょうし。

私の父親が8年間寝たきりで、兄貴の嫁さんが実に献身的に介護してくれていましたので、亡くなった時には凄く寂しい反面、ホッとしたのを憶えています。子供もいますが、これでやっと「夫婦」だけの生活が送れるんだ、と。

あ、クマさんが誤解されるといけないので、

<<正に『死んでくれて有り難う♪』ですねぇ(爆)

は、その喪中葉書のご母堂のことであって、私の元義父母のことではない、と私からお断りさせて頂きます。
Posted by poohpapa at 2008年12月01日 06:36
骨董市場から遅遅と帰宅し弁当で夜食を済ませ
オークションの落札者へのメールを30通ほど書いていたらこんな時間になってしまいましたよ。
じきpoohpapaのおめざめ時間ですね。
私も7時にはおきますが。

というのも本日私も『弔電』を打ったばかりでした。
この仕事を始めた頃ひとしきりお世話になった『この道50年の達人』でまだ65歳でしたが、職業病ともいえそうな肺がんでした・・・。
当初はわざわざ遠方から出向いておいでになり、私の商品をかなり高額にてお買い上げいただいておりましたがそのうち価格が低下してゆき最後は買って欲しくないと思えるところまできてしまいました。
断るなんてことは業界ではありえません。

知識人でしたので得る事は多く長いお付き合いを望んではおりましたが今となっては高額買取は『餌』だったのかと・・・。

死者に鞭打つ気はありませんがなくなったことが複雑な想いです。ここだから言えるお話です。

急いで寝ます。
Posted by at 2008年12月02日 02:14
桜さん、おはようございます

日本では、「死者を批判する」ことは「死者に鞭打つ」こととして、逆に非難されたりしますけど、私は全くそう思っていません。

「生きている時に嫌いだった人間を、死んだからといって好きになったり赦せる」ハズはありません。それができるなら、元々嫌いでなかったか、さほど怒ってなかったことになります。

もちろん、批判するタイミングには注意が必要ですが。

私は「亡くなった人のことをそんなふうに言うのは酷い人間性」とか言ってる人に出会うと「馬ッ鹿じゃねえの!、いい人ぶってんじゃねえよ!」と腹が立ちます、正直なところ。

それと、批判と悪口は全く別のものです。周りの人はえてして「批判」を「悪口」と捉えたがったりしますけどね。

再度言いますが、私は「生きてる時に嫌いだった人、死んだからといって好きになることも赦すこともありません」、そういう主義です。

もちろん、桜さんが「好き嫌い」で仰ってないことは解かっています。

なので、気にすることはないかと私は思いますよ。
Posted by poohpapa at 2008年12月02日 07:29
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]