ちょっと前に記事にしたホームレスの青年の話の続編です。
ワケあって、その記事は一旦は非公開になっていますが・・・、
かいつまんで説明しますと、
うちの入居者さんが、職場の後輩の部屋探しをして欲しい、と紹介してくれたのですが、その青年は、彼女と同棲していた部屋を追い出されていわゆるホームレスだったのです。それでも、紹介とあらば断る訳にもいかず、ある家主さんのご了解を頂き部屋を契約しました。
ただし、青年には致命的な欠陥がありました。朝ちゃんと起きられず、年中、仕事に遅刻していたのです。仕事はハウスクリーニングで、毎朝決まったルートで同僚が車で迎えに来ますが、寝坊したら拾ってもらえません。毎日それでは当然に会社もクビになります。
やがて連絡が取れなくなりました。ドイツに在住のご両親が電話をしても出ないし、メールの返信もこなくなりました。それでは生きているのか死んでしまったのか判らない、ということになります。
それで私が、ご両親の了解の下、部屋に様子を見に行き、合鍵で室内を見させてもらったのですが、室内の電気製品は洗濯機のみ。あとはマットが敷いてあるだけで、生活感はほとんどありません。
お父さんにメールしたところ、先日、様子を見に帰国しました。飛んできた、という感じで、その足で直ぐに私の店を訪れました。
青年は「根は真面目」です。両親は薄情だから、でなく、本人を人間として成長させる為に、心を鬼にして日本に置いていったのです。私は本人から詳しい事情を聞いていて、本人もそう自覚しています。
で、ご両親にお会いしてみると・・・、
たいへん立派なご両親でした。親としての情愛も豊かですし、見識も優れています。1時間ほどお話をさせて頂きましたが、お父さんは「息子が家賃を滞納するようなことがあれば、メールを頂ければ直ぐお振込みしますので」、と仰ってくださって心強かったです。
私は、私から見た「青年の悪いところ」をご両親にハッキリ申し上げました。もちろん「良いところ」もちゃんと評価しました。それでご信頼を頂けたんでしょう、後のことは私に託してくださいました。
ご両親は安心してドイツに帰られました。この記事がアップされる頃はちょうど機上の人になっています。私に概ね任せてくださるのはとても有り難いことで不動産屋冥利につきますが、責任も重大です。
ま、再びホームレスにさせてしまわなければ良しとしましょうか
低血圧だと、朝起きるのがきついらしいですよ。
血圧のことも本人に訊いたのですが、そんなことはないそうです。
もっとも、ちゃんと調べてるかどうかは定かではありませんが。
実は、私も低血圧で、以前は(120−90)なんて時もありました。今も低めですが、それが解かっているので、目が覚めたらグズグズしてないでパッと起きるようにしています。それで毎日4時起きです(爆)
これね〜、もし低血圧で起きるのが辛い、ということでしたら、なるだけ早めに寝て翌朝は布団の中でまどろむ余裕を持つとか、何か工夫すれば、と思います。ですが、たぶん、そんなふうにしてても起きられないものでしょうね。
冷たいようですが、本人の意思次第なんでしょう。会社をクビになっても変えられないなら、医師の診断を受けるのがいいでしょうね。
彼女と上手くいかなくなるのも、そういうのが原因になってるものでしょうし、う〜ん、どうしても、本人の自覚待ち、ですね。
私は朝型の人間なので、朝起きられないという事が
あまり理解できないのですが・・・
朝早く起きなくてはいけない仕事で無い
仕事を探せばいいのに^^。
・・・そういう問題じゃないか。
どこかで「何とかなる。誰かがきっと助けてくれる。」
っていう気持ちがあるのかも知れませんね。
そうですね、朝ゆっくりできる仕事、という観点から仕事を選ぶのも、(良し悪しは別にして)一つの方法ですね。
私の感覚では、「流されてしまう」タイプなんだと思います。もっと悪く言えば「向上心が無くて自分を甘やかす」タイプですね。
何かの大きなきっかけがないと変わらないかも知れませんね。まあ、きっかけ、というより「いい彼女」との出会い、かも知れませんが(*^^)v
朝起きられない、日中極度に眠くなるなど一般には怠け者のように見られている過眠症やナルコプレシーはあまりよく知られていませんが病気です。
息子は小学校から続いていた朝寝坊が高校生になって休学をしなければならないところまで追い詰められてしまいました。
でもそれが病と知り私自身は大変救われました。
数年もの間続いた毎朝の確執は凄まじいものでした。(詳細はとても書けませんが納得できる方はたくさんいらっしゃるでしょう)
息子も休学して少しのんびりしています。
人それぞれに生き方があるようにレールからそれた道もあることを自覚するようになりました・・私は。
でも息子は大学にも行き、勉強する意欲はあるのです。ハンドボール部にも未練があるようです。
進学校にトップで入り最下位に転落してしまった子供を救うことはできませんでした。
大金をかけて塾に通わせていますが成績のためではなく正常な生活時間を維持するためです。
春の復学に向かって。
それもなかなかままなりませんが。
春まで体調が整わなければ夜間高校に行かせようとと思っています。
遺伝とも言われています。
胎内時の母親の生活時間帯にもよるとも。
ゲームの影響による脳の不眠性も。
やむなく午後の派遣の仕事を選択する子供もいます。
予想以上にかなりの割合存在するこの病の治療が進められることを祈っております。専門外来は多数ありますがまだまだ解明されていません。
この青年の自立を願って厳しく臨んでいらっしゃるご両親の気持ちは十分理解できますが、それだけでは解決できないものがあるようでなりません。
私も息子を自立させようと突き放すことも考えますがだめになってしまうことが目に見えるのでできません。
甘いでしょうか。
この青年の場合は、一度起きてしまえばシャキッとはします。なので、肉体的な病気ではない、と思いますね。心の弱さ、つまり、「もう少し布団に入っていたい」「あともう少し・・・」というのが先で、「同僚を待たせたら迷惑を掛ける」とか「そのうちクビになるかも」という大切なことも吹っ飛んでしまうのです。
「もしクビになったら他を探そう」になってしまうのです。だから「流されてしまう」人なのです。まあ「水は低きに流れる」典型です。と、決め付けてしまうのは申し訳ないですが、実は、記事に書けない話もあって、そのことからは青年が「行き当たりバッタリ」という性格であることがよく判ります。
つまり、その都度、楽なほう楽なほうを選択してしまうだけのことです。それは、病気ではないですね。朝、起きられないだけの話ではありませんので。
そうであっても、私は青年に希望を持っています。素直なんですよ、とても。言われたとおりに出来ないこともままありますが、人の話はちゃんと聞きます。聞いたフリ、ではなく、ちゃんと聞けます。挨拶もできます。お詫びも言えます。
ご両親は、一見「無責任」とも思われてしまうでしょうね。でも、何かあったら「鬼のような親」と非難されることも覚悟していらっしゃいます。私の次男が高校生の時、真冬に着の身着のままで家出した時の私の心境と同じです。ご両親は辛い、と思います。それが、実によく伝わってきます。
私が自分で言うのもナンですが、よく他の不動産屋でなくうちに来てくれたもの、と思います。紹介、というご縁でしたが。
でね、素直な好青年、というところは同じですが、この青年は桜さんのご子息の場合とは違うケースだと思います。
私は「せっかち」な一面もありますが、この青年とは気長に付き合っていこう、と考えています。突き放したりはしません。そのことはご両親にも伝えました。
同じように見えても、人それぞれに接し方は違うもの、と考えていますし。ましてや、桜さんは母親ですもん、硬軟使い分けて、死ぬまで切れない付き合いをすることになりますよね。ご子息さん、そういうこともちゃんと理解してくれる男子だと思いますよ。
私は、桜さんのご子息の将来、何も心配していません。なぜなら、その必要がないから、です。
記事やコメントの内容がお気に触りましたらご容赦くださいね。
血圧は関係あるのかなぁ・・・
あと、横レスですけど、発病の機序がわからない病気の原因を、相関が不明なのに遺伝とか胎児期間の母親の影響とかに言及するのは、はっきり言って不愉快です。
誰が広めているのか知りませんが、本当の専門家だとは信じたくありません。
きっとその言葉の影響力を考えられない想像力の欠如した人間でしょう。
私自身が低血圧で、自分の意識を変えて「サッと起きるように努めている」もので、「低血圧だから起きられない」と自ら言っている人には、正直冷淡ではあります^_^;
どんなに布団にしがみついていても、そのまま夕方まで寝ていられるワケはないのだし、どこで気持ちを切り替えるか、だけの問題だと思うのです。ともなければ、早めに目覚めて布団の中で体調を整える時間を持つよう工夫したりとか。
それは、私も低血圧だから、「そういう人の気持ちが解からない」ということにはなりませんよね(言い訳^_^;)
あと、
<<発病の機序がわからない病気の原因を、相関が不明なのに遺伝とか胎児期間の母親の影響とかに言及するのは、はっきり言って不愉快です。
誰が広めているのか知りませんが、本当の専門家だとは信じたくありません。
こういう話で、「自分が該当しているのでは・・・」と責任を感じて、というか、ずっと重い十字架を背負って生きていく人もいるワケで、何も因果関係が証明されていない事柄を「まことしやか」に世に広げるのはヒドイ話だと私も思います。
なので桜さん、そのことに関しては気にすることはないと思いますよ。
ハリケーンさん、有り難うございました。