昨日のこと、ある新婚さんに3DKのマンションを案内した際、現地まで鍵を届けてくれた元付業者さん(年配の女性)が、「良かったらお茶でも飲んでいきなさいよ」と、お客さんも一緒に誘ってくれた。
その業者さんは9年前まで当社の並びにあって、以前から同業者の溜まり場で、私は以前よくお茶を飲みに行っていて仲も良い。
バカっ話をしていると、ダミ声のご婦人が「いるかね?」とドアを開けて入ってきた。元付業者さんは「うちの管理物件の大家さんだから気にしないでいいから」と言うが、気にするもしないも、ハナから10年来の親友のように会話が弾んでしまった。
着ていた服といいダミ声といい、どう見てもお百姓さん、という感じだったので、「私はてっきり野菜の行商のオバサンかと思いましたよ。大根いらんかね、って売りにきたんだと思っちゃいました」と言うと、「アンタ、面白い人だね〜。本当に不動産屋さん?」と訊かれた。
いろいろ話を伺うと、ワンルームのアパートを持っていて、空室が出ることになって頼みに来たとのことで、ふだん2日に一度はアパートの掃除に行っていたりするらしい。「私に出来ることがあったら何でも言って。大家なんだから、お客さんが気に入ってくれるためなら何でもするからさあ」とも言っていて、理想的な大家さんだった。
その大家さんが先に帰った後、元付業者さんはこう話してくれた。
「ああ見えて、以前は高校の国語の先生だったんだよ」
人は見かけによらないものだ。私が「行商のオバサン」と言ったのに笑ってやりすごして顔色一つ変えないのは凄い。ケチなプライドなんてとっくの昔に捨て去って、自分の現在地がよく見えている。
実は、その大家さんの物件には過去に客付けしたことがある。とても律儀なお客さんだったので、ご迷惑はお掛けしてないと思う。
またお役に立ちたいもの、と心から思った。
話し上手で気さくな不動産屋はいない、というコンセンサスが世間にあるということでしょうか。
これは深刻な問題です。(笑)
そうですね、私みたいに漫画チックな不動産屋は少ないものでしょう。それ以上に、初対面なのにあんなに冗談が通じる大家さんもまた珍しかったですね。終始お互い大笑いでしたから(*^^)v
管理している元付業者さんも明るい方ですがキツイ冗談を言うことはありませんので、それで不思議に思われたのかも知れません。
ま、良かったかどうかは別にして^_^;
別段こちらに不手際がある訳でもないのですが・・・。
逆に、反対の態度を示されるオーナー様もおられます。
経験が浅い私には未だ両極端になるのか分からないです。
年齢でバカにされている気もしますが^_^;」
(*^_^*)
えびけん様、お名前はよくぞんじておりますが、はじめまして。宜しく御願いしますm(_ _)m
素晴らしい人柄の大家さんですね♪
これは是非えびけんさんに譲ってあげましょう(o^-')b
冗談は置いといて〜(爆)
昔、まだ建築関連の仕事をバリバリやれてた頃、
M学院大学の寮改造工事に行って時の事…
管理人さんが我々職人に部屋の説明をする為に、ある部屋を合鍵で開け、『はい御免よ〜』といいながら4〜5人でゾロゾロ…
中にはベッドから半身を起こして目を丸くしている男女が…勿論布団で上半身隠れてますから、見えるのは顔の、鼻から上だけだったけど…
カワイソーでした。
「良かったんですか?」と尋ねる私に、『あ〜大丈夫ダイジョーブ』と管理人さん。
部屋の壁の上部に湿気が篭り、カビが生えるのを解消する為に換気扇を新たに取り付ける工事でしたが、(プライバシーもクソも無いなぁ…)と、その部屋の学生さんが可哀想になりました。
良い管理人さんなら事前に連絡取ってる筈だもの。
良い大家さんや、良い管理人さんって…絶滅種では?
順番が前後しまして相すみません。
家主さんのほとんどは普通の人(それ以上)なんですよね。不動産屋も大家さんも、一部の不心得者がいるだけで「みんなそう」と思われるのが辛いですね。
ま、一部には「上から目線」の方もいらっしゃいますが、それは勘違いなさっているんですね。私は、家主も客(入居者)も不動産屋も対等(お互い様)だと思っていますが、それでは不満な大家さんやお客さんがいるのも事実です。
年齢がいってても若くても、見下す人は見下しますね(*^^)v
家主さんによっては、「私が所有者なんだから、いつ部屋に入っても文句あるまい!」という方がいらっしゃいます。えてして、設備が故障した時なんかには自分が家主であることを忘れたりします(*^^)v
<<良い大家さんや、良い管理人さんって…絶滅種では?
そんなことはありません。良い家主さんのほうが多いのです。何故そう思えないか、というと、借主の側に概ね理由があります。昔のように「大家と言えば親も同然。店子と言えば子も同然」、という付き合いを好まない傾向にあることに因ります。
つまり、「干渉してくれるな」「プライバシーのほうが大事」という感覚や価値観に因るところが大きいですね。
ま、寂しいですね。