2009年01月19日

ひなたちゃん、最後のご報告

一昨日の夜、ひなたちゃんの遺体を動物病院に託してきました。

府中にあるペット専用霊園「慈恵院」で火葬して頂くためです。

当初、飼主のMさんは、ひなたちゃんが寂しくないよう「合同葬」にするか、遺骨を引き取ることも考えて「個別葬」にするかで悩んでいましたが、先生から「中には(遺骨を引き取らなかったことを)後悔する飼主さんもいらっしゃいます」と伺って、最終的には「個別葬」を選択しました。私たちも、それで良かったと思いました。

キャリーから出された「ひなたちゃんの遺体」はとても綺麗でした。亡くなった日の夜、Mさんが仕事から帰った後、洗ってあげたからでした。病と闘っている時は衰弱しきっていたので体を拭いてあげることも出来なかったのですが、まるでトリミングから帰ってきたばかりのように綺麗でした。Mさんの愛情の深さがよく解かります。

Mさんは、ひなたちゃんが亡くなる前の最後の夜、ひなたちゃんを自分の布団に入れて一晩寝ずに過ごしたそうです。もちろん、ひなたちゃんの体はおしっこで汚れてもいたでしょうし臭いもキツかったと思います。何より、重篤な病状のひなたちゃんにとっては「移動させられるのも辛かった」かも知れません。ですが最後にMさんと一緒の布団で寝られたことを、きっと喜んでくれたと思います。元気な頃は、いつもMさんの布団に入ってきて一緒に寝ていたのですから。

亡くなった夜、綺麗に体を洗ってあげて、その晩もまた遺体と一緒に寝て、翌日(一昨日)の夜、動物病院に行ったのです。

そして、最後のお別れでした。

その日は、うちのと立川駅のecuteの花屋さんに、ひなたちゃんの箱に入れてもらう小さな花束を買いに行ったのですが、先生は、私たちが用意したのより何倍も大きな花束を用意してくれていました。いろんな方の愛情に包まれて旅立っていけたので、きっと幸せです。

Mさんは、先日、私にこう言いました。

「僕は、ひなたの病気の原因が先天的なものであって欲しい、と考えてました。そうすれば、自分の所為じゃない、と思えるから。ひなたが苦しんでいるこんな時にも自分のことしか考えてなくて、自分が楽になりたい、なんて、最低ですよね」

そう自分を責めて泣き崩れたんです。

気持ちはよく解かります。私も同じ立場に置かれたなら、きっと同じように考えてしまったと思いますから。

ひなたちゃんの病気は、「猫伝染性腹膜炎」という非常に恐ろしい病気である可能性もありました。もしそうだとすると、看病に訪れていたうちのを経てノルンに感染してしまう危険性も無いとは言えません。そのことも気遣ってくれていました。

亡くなった後に検査の結果が出て「全く菌が検出されなかった」とのことで、死因は「先天的な内臓の異常(が徐々に表れて今に至った)という可能性が高い」とのことで、正直、ホッとしました。Mさんの育て方とか不注意による、ということではなかったのですから。


私はひなたちゃんから勇気をもらいました。あんな小さな体で、長い間、病と闘っていたのですから、私がゆくゆく受けることになる手術なんて「どれほどのものでもない」と思えるようになりました。


最後の最後、ひなたちゃんとお別れする時に、Mさんも私たちも、
期せずして同じ言葉で送りました。



「ありがとう」

posted by poohpapa at 08:55| Comment(12) | プライベート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
若輩者ですが同業者です。
毎日楽しみに拝読しております。
私も猫を飼っておりまして
ひなたちゃんのお話は
気が気でありませんでした。
朝から泣いてしまいました。。。

愛猫を亡くされたMさん
色々ご尽力された坂口さん、奥様。

ありがとう。
Posted by cisco at 2009年01月19日 10:50
ciscoさん、こんにちは

いつも気に掛けてくださって有り難うございます。

昨秋の野良ちゃんのミューに続いて、致し方なかったとはいえ、小さな命を救ってあげられませんで寂しい思いです。

Mさんも私たちも悔いだけは残らないように心がけ、そして先生も、ひなたちゃん自身と飼主のMさん、そして私たちにも充分すぎるほど配慮してくださって、本当に全力を尽くして治療してくださいました。そうであっも、悔いは残りますが、ペットと暮らす、ということに「別れは付きもの」ですもんね。諦めるしかありません。

ご同業でいらっしゃるとのことで、お忙しい時期にコメントして頂いて有り難うございます。少し、気持ちが楽になりました。重ねて、御礼申し上げます。
Posted by poohpapa at 2009年01月19日 11:31
最後に「ありがとう」と言葉をかけるのは、ペットをかった事がある人にしか分からない事だと思います。小生も陸橋の下から4匹位のセットで犬を拾ってきたことがあります。一緒に生活したのは一匹だけでしたが、十数年一緒に過ごして最後にかけた言葉はやはり「ありがとう」でした。
Posted by わいあい at 2009年01月19日 12:00
泣きたくなるけど笑顔で送ってあげて下さい。それがひなたちゃんへの最高の’ありがとう’です。どうしても泣き笑いになっちゃいますけどね。

合掌
Posted by おやぢ at 2009年01月19日 12:48
poohpapa様、御自身も健康の勝れぬ時だったのに、本当にほんとうに、お疲れ様でした。
昔、うちの実家の猫が伝染病に罹り、一番元気な子猫(と言っても5Kg位あったのですが)が、獣医さんに診て頂いた翌日に急死し、母猫は行方不明、今も元気に暮らしているシロは死にかけた後回復したのです。
母猫は半分野良の様な飼われ方をしていた為に、外から病原菌を貰って来たのだと思いますが、
二週間も経過した頃に元気に帰って来まして、、、

うちの者は唖然としていました。

シロをお医者に連れて行ったのは私でしたが、

兄が連れて行ったトラは、同じ獣医さんにかかったのに…不運だったのですね|||(-_-;)||||||


ペットの飼い方も、今と昔では、我が実家の扱いは雲泥の差がありまして、
最近、二階の兄の飼うミルクが不調になった時など、新しい獣医さんに連れて行き、検査だけで二万円以上要したのですが、『前の事があるから…』と兄…(^_^;

気にしてたんだなぁ、やっぱり


パパ様も奥様も、悔いは無いものとは思いますが、悲しい気持ちが少しでも忘れられる様に長話をしてしまいました。

失礼致しましたm(_ _)m
Posted by 街のクマ at 2009年01月19日 18:08
ひなたちゃん、良かったね。
みんなに愛されて、大事にしてもらって・・・。
本当に良かったね。

ありがとう!!
Posted by chami at 2009年01月19日 19:03
わいあいさん、おはようございます

<<最後に「ありがとう」と言葉をかけるのは、ペットをかった事がある人にしか分からない事だと思います。

そうですよね。私も、以前のシーズー犬のラヴの時も、やはり「ありがとう」という言葉で送っています。

自分が飼主であっても、むしろ、飼っているペットから教えられること、受けた愛、というもののほうが遥かに大きい、と思えます。

Posted by poohpapa at 2009年01月20日 06:55
おやぢさん、おはようございます

実は、昨日今日、Mさんは連休なので、「一緒に食事でもしない?」と誘ったのですが、「そっとしといてくれませんか」、と言われてしまいました。ま、私としては、気分転換してもらおうと思っていて、Mさんもそう解かっているようですが。

うちのからも「本人が望むようにさせてあげなよ」と言われてますが、私は、おやぢさんが仰るように、皆が早く明るくなってくれたほうがひなたちゃんも喜ぶもの、と思っているのですけど・・・^_^;
Posted by poohpapa at 2009年01月20日 07:02
クマさん、おはようございます

お気遣い、有り難うございます。

家でも店でも、ずっと泣いてますよ。悲しいのと、致し方ないとはいえ悔しいのとで・・・。

それは、「最善を尽くした」と解かっていても、ですね。だからペットロス症候群なんですね。

前のラヴの時は、思い出しては泣き続けること一週間、気持ちが落ち着くまで二週間かかりました。

今も、ラヴの写真は机の上に飾っています。我が家に連れてきたその日から、私に一番なついてくれてましたから。

人は、飼っていたペットのことは何かの時にいつも思い出しますが、私が死んだなら、誰か思い出してくれるものやら・・・^_^;

いろいろ気に掛けてくださって本当に有り難うございました。
Posted by poohpapa at 2009年01月20日 07:26
chamiさん、おはようございます

chamiさんには、当初からず〜っと気に掛けて頂いて凄く嬉しかったです。心から感謝申し上げます。とても励みになりました。

実は、ひなたちゃんが元気な頃、うちでひなたちゃんの郵便切手を作ったことがあります。ブログ仲間のどれみさんに「キリ番プレゼント」で油絵を描いて頂いたこともありました。

いろんなことがありました。本当に、うちだけでなく、いろんな方の愛情に包まれていたのですから、5年弱の生涯であっても幸せだったと思います。というか、そう信じたいです。

優しいコメントを有り難うございました。

Posted by poohpapa at 2009年01月20日 07:34
ひなたちゃんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

ひなたちゃんは奥様のブログで昔から知っていたので、悲しい気持ちでいっぱいです。

ノルンちゃんがpoohpapaさんご夫妻の家族になった同時期に、私と一緒に暮らし始めた私の初めての愛猫リオは、僅か一歳と四ヶ月で虹の橋へと逝ってしまいました(FeLVによるリンパ腫でした)。

私もその時、獣医さんに報告に行った時は泣いてしまいました。
今でも当時の事を思い出すたびに涙ぐんでしまいます。

Mさんの気持ちが良く分かります。
それでも、ひなたちゃんはMさんやpoohpapaさん、さとひろさんに愛されて幸せだったのだと思います。

重ねてひなたちゃんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
Posted by G・ダイバー at 2009年01月20日 22:45
G・ダイバーさん、おはようございます

G・ダイバーさんの愛猫リオちゃんも亡くなられたんですね・・・。しかも短い命で・・・。ノルンと同じ頃に飼い始められたとのこと、何かのご縁を感じます。それにしても、病魔が憎いですね。

遅まきながら、リオちゃんのご冥福をお祈りします。

私たちも、ひなたちゃんが病に倒れて、亡くなった後で、Mさんのひなたちゃんに対する愛情の深さを知ったりしました。他人からは窺い知れない絆や思い入れがあった、とよく解かります。

うちにはノルンがいます。でも、Mさんが仕事から帰っても、もうひなたちゃんは玄関まで迎えには来ません。この落差は大きすぎます。

実は、Mさんは飼主として「あまりしてなかったこと」があります。それは、ひなたちゃんの成長記録(写真撮影)です。こと「ひなたちゃんの写真」に関しては、うちののほうが圧倒的に枚数を撮っています。

昨日、うちのがビックカメラで、L版で160枚収納できるアルバムを購入してきました。Mさんの気持ちが落ち着いたら、厳選した写真をアルバム一杯に詰めてMさんに贈るつもりでいます。

いつか、心配してくださっていたG・ダイバーさんや皆さんのお気持ちをMさんに伝えたいと思っていますが、それもMさんにとっては辛いことかも知れませんね。独り善がりにならないよう気を付けないと・・・。

お気遣い、本当に有り難うございました。

Posted by poohpapa at 2009年01月21日 08:03
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