ヤフオクでハイドン作曲 交響曲第100番「軍隊」のCDを落札した。
(上記より辿って試聴可:第三楽章が一番馴染みがあると思う)
どうしても、或る指揮者による演奏で欲しかったのだが、滅多に市場に出てこない。稀にオークションで出品されることもあるが、知る人ぞ知る名演なので落札価格がハネ上がったりしていたのだが・・・、
運よく千円で落札できた。出品者が1480円から開始していて、何回か出し直されたものの、どういうワケか入札が無く、出品価格が千円に下がったので直ぐ入札して、そのまま落札した。
で、誰の指揮による演奏か、というと・・・、
サー・トーマス・ビーチャム、である。カラヤンやフルトヴェングラーは知っていても、よほどにクラシックに詳しい人でも、知っている人は少ないと思う。「サー」と付いていることからも解かるように、貴族、である。元々は指揮が本職ではなかったが、或る日、演奏会で振る予定の指揮者がドタキャンしてきたので、急遽代わりを立てる必要に迫られて、主催者が困り果てた挙句、スポンサーでもあるビーチャムにやらせよう、と、まるで期待せずに振らせたのだが、終わってみたら演奏会は大成功だったとか・・・、と、その昔、何かの文献で読んだ記憶がある

それからというものは、そのままロイヤルフィルハーモニーの音楽監督兼指揮者に収まって数々の名録音を出している。人間、どこでどう運命が変わるか判らない

で、この「軍隊」、いろんな演奏者で試聴したけど、私はビーチャム盤が一番好きだ。有名な第三楽章だけで他の指揮者は篩い落とされてしまう。ただ聴くだけなら聴けるが、比較すれば一目瞭然だ。
クラシックには「この曲ならこの演奏者が最高」というものがあって、ついでに書くと、
ウィンナワルツならロベルト・シュトルツの指揮によるものが最高。
ウィーンフィルのニューイヤーコンサートで知られるウィリー・ボスコフスキー指揮の演奏なんて「のっぺらぼう」で面白くも何ともない。
で、思い出した。
3年前のお正月に中欧を旅していて、ウィーンの日本人現地ガイドが「せっかくですから宮殿コンサートを聴きに行きませんか。評判がいいので今予約しないと取れませんよ」と勧めるので、お仲間さんとチケットを購入して勇んで行ったのだが、会場前で当日券を投売りしていた。3割引くらいだった。しかも、「実はウィーンフィルの奏者が(アルバイト的に)出演している」と聞いていたのに、演奏は泣きたいくらいお粗末なものだった。素人の耳でも「絶対にウィーンフィルのメンバーじゃない」と判るほどで、正確には「かつてウィーンフィルの入団テストを受けたことがある人が出演している」、だったのだろう

初めてハワイに行った時も、初日に最初に入った店でアニメキャラを模った蝋燭を、売り子が「ここでしか売ってない」と言うので何個か買ったら、どこの店でも売っていた。しかも半額くらいで^_^;
以来、旅先での売り子やガイドの「ここでしか買えない」「今直ぐ予約しないとチケットが取れない」という話は信用しないことにしている。
さて、本題のビーチャム盤、土曜日には届くようで、楽しみである。
ホルストの惑星なら、デュトワが指揮した1987年の録音がお勧めです
これは、私のリファレンスの1枚です
シャルル・デュトワ・・・、フランスの名指揮者ですね。私は一枚も持ってないのですが、しんのすけさんのお勧めなら間違いないでしょう。
今度、図書館で借りて聴いてみます。有り難うございました。
・・・まぁ本音では納得いくんですけど。
私も、人間的に「クラシックファン」は好きではないのです。私の場合は雑食性で、音楽なら何でも聴きますが、クラシックファンは、他にはせいぜいジャズまでで、「演歌なんてトンでもない」て人が多いので。
でも、「HR/HM(ハードロックヘビメタ)がオタク」と呼ばれているとの話は初耳でした。
ま、昔はエレキバンドを組んでるだけで「不良」と呼ばれていましたから、時代の流れでその価値観も変わってくるものでしょうね(^^ゞ
演奏の良し悪しは分からなかったのですが、雰囲気としては最高なんではないでしょうか?
お客様は皆和気藹々として楽しんでいるし・・・・
日本人のクラシックコンサートに行くと、楽しみに行くのではなくて、みんな評論家みたいになってしまって、親の敵討ち来たんじゃないかと思うぐらいですよ。
東京のどこででも芸者遊びができるか?というとノーなんですが、ウィーンでウィナーワルツがいつでも聴けるか?というと、イエス!なんですよね。
私の方は、「なんて狂養があるんでしょ!」、でございますです、ハイ。
私が行った宮殿コンサートとocchanさんが行かれたコンサートが同じかどうかは判りませんが、私たちが行ったほうは、小さなステージの前で、曲に合わせて一組の男女がダンスを踊るのです。ま、超ミクロ舞踏会って感じなんですけど、それがまあ、観ているほうが恥ずかしくなるような出し物(演出)でして・・・。
あれで演奏までが陳腐に思えてしまうのでしょうね。隣席の可愛い女子大生さんと何度も顔を見合わせて必至に笑いを堪えていました。
occhanさんが仰るように、向こうは「せっかくウィーンに来て頂いた観光客に是非ともウィーンの雰囲気を味わってもらおう」との趣向でいるのでしょうけど、体中がこそばゆかったです。
と言うか、チケットを購入した時の「今予約しないと」との説明がウソだったので、演奏会が始まる前から色眼鏡で見てましたね。
例えば、パリに行って、旅行会社がオプションで連れていってくれる何万もする星付きレストランなんかじゃなくても、地元の人が利用する(日本で言えば)大衆食堂みたいなところに入れば、フルコースでも千円ちょっとでフランス料理が味わえますよね。パリのレストランはどこに入ってもハズレが無いので安くフランス料理の雰囲気が楽しめるものですが、ウインナワルツの演奏会も、そういうふうになってくれると嬉しいですね。
なまじ「宮殿コンサート」とか「ウィーンフィルのメンバーが」なんて言うから過度に期待してしまいます(*^^)v
チケット代や会場がリーズナブルなら、こっちも「雰囲気だけ味わおう」と思うのですが・・・。
日本でのクラシック演奏会は私もocchanさんと同じ理由でパスです。
でもって、occhanさんは「狂養」でなく「教養」ですとも(*^^♪
チケットはオペラ劇場のそばでモーツアルトの格好をしている学生から買いましたが60ユーロぐらいでした。
ちょっと高いかな?と思ったのですが、せっかくだから買って行きました。
フランスはあまり美味しい料理に当たったことはないですね。
期待し過ぎでしょうか?
会場は違うようですが、私のも購入額はそれくらいでした。ワンドリンク付いていて、幕間にバーコーナーで飲みましたけど、狭いカウンターに客が押しかけて、まあ落ち着かないこと^_^;
私もですが、このコンサートなら少しでも元を取ろうという「さもしい根性」丸出しで皆で殺到しました。「押すな」「押すな」でした。
パリは、現地で暮らす留学生さんから情報を得て場末のレストランにフラッと入ったりしましたが、ほんと、ハズレはありませんでした。
やはり、料金との兼ね合いでしょうね。高ければハズレだと感じたかも知れませんしね。
これからは、過度な期待はしないで、「雰囲気を味わう」つもりで行くことにします。って、当分は海外には行きませんけど^_^;