「先日、父親が70歳で亡くなって遺品の整理をしていたら、押入れの奥や机の引き出しの中から、エロ本やアダルトビデオが出てきて、とてもショックを受けている」
几帳面で真面目な性格の堅物としか思えなかった父親が、陰でこっそり「そういうもの」を観ていたことが信じられないようだ。
気持ちは解かるが、お父さんも「当たり前の男だった」ということで、「子供の知らない一面があった」というだけのことなんだろう。
これ、父親だからまだいい。実は別のお客さん(女性)からは「かなり前に両親が離婚して、父は家を出ていて、先に母親が亡くなったので遺品整理していたらアダルトビデオが出てきたんですよ。父が家を出る時に置いていった物ではないのは判っているのでショックでした」との話を伺ったことがある。女性のほうが「そういうもの」を鑑賞する割合が低いものだろうが、その母親もまた、普通の女だったということであって、驚くには及ばないと思う。現実に、私の知人にも「そういうの観るのが大好き」という女性が何人かいる。
では私が死んだらどうなるか、と言えば(たぶん私が先に逝くと思うので)うちのが遺品を整理しながら「あ、こんなとこからも出てきた」「こんなものまである」と呆れることだろう。男の引き出しの中なんてさながら「秘宝館」のようなものである。むしろ、処分する間もなく亡くなった男の遺品から「そういうもの」が全く出てこなかったなら気持ち悪いくらい、とさえ思える。
「汚らわしい」だの「いやらしい」だの思うほうが間違いである。
お客さんに、そう話して聞かせたらホッとしてくれたようだ。
ただ思うのは、死後であっても恥はかきたくないもの、ということで、うちのは私が助平だと知っているからかまわないけど、子供たちで遺品整理することになったらそういうのは嫌だと思う。「親父、偉そうなこと言ってたってこの程度の人間だったじゃねえか」と馬鹿にされかねないから。長男と次男で仲良く分けたら面白いけど(爆)
そういえば、昔は嫁入り道具の箪笥の引き出しの中に、母親がこっそり春画を入れておいたらしいが、現在では有り得ないことだろう。
何てったって、今は母親より娘のほうがよく知ってるだろうから
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先に頂いたコメントと順番が前後しますがご了承ください。
<<海外では自分が何日以上PCにログインしなかったら自動的に次回起動時データを破壊するプログラムを作ってインストールしてる方もいらっしゃる様です。
へえ・・・、それはいいシステムですね。長期の旅行なんかの前には破壊までの日数を設定しなおせばいいですもんね。ま、事故で急死したなら間に合いませんが(^^ゞ
私の場合は、うちのに見られるのは全然かまいません。普段から隠したりはしてないので、うちのは驚いたりはしませんし。って、そのことの良し悪しは別にして、でありますが^_^;
私とうちのが一緒に亡くなると、私の子供が見ることになるワケですが、それでも平気です。むしろ、親父の本当の姿、ありのままの姿を知って偲んでもらいたい、と思いますね。
ただ、本音で言いますと、そういうことでなら自分が恥をかくのはまあOKですが、子供に恥をかかせるのは忍びないですね。
気をつけよ、っと(*^_^*)