2009年04月23日

TV番組の「雑学王」は「雑学王」に非ず

好きで視聴しているのではあるが、漢字や雑学に関するクイズ番組を見ていて、どうにも気になることがある。

「雑学」というのは、明確に知っていて答えるのが「雑学」であって、「たぶんコレでいいのでは」と回答してたまたま合っていても、そんなのは「雑学」ではないのでは、と思うのだ。

たしかに、いろんな体験や複合的な知識の積み重ねで答えを導き出しているのだろうから「それはそれで凄いこと」ではあるが、そうであっても「たまたま正解した」のと「雑学」とは別物なんだと思う。


似たような違和感を覚えるものに「コロンブスのアメリカ大陸発見」がある。教科書にはそう載っていたが、どう考えても「たまたま流れ着いた陸地が、未だ文明人が入植していなかった大陸だった」というだけのことであって、しかも無人島ではなく先住民族がいたのだから、そんなのは「新大陸発見」にはならないだろう。しかも、本来の目的地と間違って辿り着いているのだし。

「顕微鏡で大腸菌を探していて偶然に赤痢菌を発見した」、というようなものでもない。功績にもならない。

それを長い間、偉い先生方が、しかもご丁寧に文部省の検定まで通って教科書に「コロンブスがアメリカ大陸発見」と記載していたのだから、何とも不思議である。

子供の頃から違和感を持っていて、近年になって「コロンブスがアメリカ大陸を発見した、と表現するのはおかしいのでは」と専門家の方が言い始めて、半世紀近くもかかってやっと「良かった、同じように考える人がいた」と思えた次第である(*^^)v


これは、我々の仕事でも言えること、である。専門家として、お客様からの相談に乗っていて、明確に「これで正しいと思いますよ」と言えるのと、「たぶん、これで宜しいのではないかと思うのですが・・・」と答えるのでは雲泥の差があると思う。

たしかに、プロの不動産屋といっても法律の専門家(弁護士)ではないので、不動産に関する相談であっても法律的な問題を断定的に回答するのはマズイとは思うのだが、「ちゃんと知識があって回答する」のと「たまたま間違ってなかった」というのでは明らかに違う。

たまたま間違ってなかった回答」が100有っても、そんなのは褒められたモノではないと思う。

だからテレビのクイズ番組の雑学王は、雑学王とは認められない。

私からすれば、テレビのその手のクイズ番組で優勝する人は、「頭のいい人」であって「雑学王」ではない、としか思えない。繰り返すが、推察してでなく知っていて答えられるのが本当の雑学である。




posted by poohpapa at 07:31| Comment(4) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ああ、確かに正解までの過程を見ていると、知らないんだけど推測して当てた、ってパターンが多いですね。雑学「クイズ」王ですよね。
回答者の皆さんを見ると、雑学に詳しい博学な方、多いですけどね。

でも、知識を総動員して当てるって力は確かにすばらしいとも思います。総動員する知識がないと推測できませんから。やっぱり知識の豊富な人なんだと思いますよ。
Posted by びくやま at 2009年04月23日 08:48
雑学王というか「雑学」ネタの教祖的人物である唐沢俊一が、ガセとパクリ専門の厚顔無恥なアホであることがバレちゃってますしね。
漢字検定にいたっては・・・
科学クイズ王とかでやればいいのに。

でも、たまたま発見したのでも、発見したことになるんじゃないかと思います。
例えインドだと勘違いしてても。
アメリゴ・ベスプッチが確認してくれたわけですし。
コロンブスの場合、「たまたま間違っていなかった」のではなく、「たまたま合っていた」というべきかも。
「発見」という結果の功績は一応あるかな、と。(行動したという行為の代償えもあるし。)
Posted by ハリケーン at 2009年04月24日 08:04
親方、おはようございます

返信が遅くなりまして相すみません。

麻木さんや伊集院さん、西村さん、といった優勝の常連さんはたしかに頭がいいですね。知識を総動員して正解を導き出していますし。

でもねえ、複合的に正解を導き出すのと雑学とは違うと思うのです。雑学(王)、というのは昔で言えば「物知り」「博学」と呼ばれるもので、訊けば何でも(どんな分野のことでも)教えてくれる人、ですよね。

考えて答える、のとは違うように思えます。回答者が雑学、ではなくて、出される問題がゴチャ混ぜになってるだけ、と思えるのです。

と、文句を言いつつ毎回見てますが^_^;

Posted by poohpapa at 2009年04月25日 07:48
ハリケーンさん、おはようございます

高校の時、後輩たちから「いろんなことをよく知っている」と言われて悦に入っていましたが、ある後輩から「あの人の知識はみんな受け売りだよ」と言われていてショックを受けたものです(*^^)v

人間、生まれた時から既に知識がインプットされていることなく、全て受け売りで当たり前なんですけど^_^;

科学者が新たな発見や発明をしたり、物理学者が新たな公式を生み出したりする以外は全て受け売りで当たり前、なんですね。

問題は、「自分で発見したかのように言うかどうか」ですね。

唐沢俊一氏、私は名前しか知らないのですが、さも「自分は物知り」という雰囲気で登場していたのでしょうかね。

雑学クイズ番組の常連さん、連続して好成績を上げるのは辛いでしょうね。研鑽が必要ですし、イメージが出来上がってるし。

ところで、コロンブス、私は認めたくありません。宇宙探査機の乗組員が生命体のいる星を発見した、というのとはワケが違うと思うのです。「アメリカ大陸に最初に漂着した」と表記されるべき、と思います。

はるか上空から地球の地理はおろか建築物の様子まで判ってしまう現在と違って、当時では大変なこと、とは思いますが。
Posted by poohpapa at 2009年04月25日 08:54
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