私の予想に反して、ご主人は割合と穏やかな人だった。
話をすればちゃんと理解できるようにも思えた。今は連帯保証人ではないのだが、代わりにちゃんと責任を果たしてくれるなら、実際の連帯保証人である「とんでも女房」と話すより遥かにいい。
「義弟(借主)には私も何度か嫌な思いもしていますし・・・」とも言う。そりゃあそうだろう、初めてのこと、なワケがない。
「今月一杯で契約解除することは出来ますか?」と訊くので、「その場合も解約予告は必要ですから一ヶ月先まで家賃が発生します」と伝えると、「では私のほうで責任もって明け渡します」とのこと。
「その場合、6月分の家賃まで振り込んで頂くようになります」とも話して、その時は了解していたのだが・・・、
翌朝電話があって、「敷金で埋めてもらう、ということでいいでしょう」と言う。つまり「滞納分は払いたくない」ということである。
「私は既に家主さんに立て替えて支払っていますし、そちらから支払いが無ければ6月分も立て替えることになります。契約書にも謳ってあるとおり、敷金は家賃に充当することはありません。敷金でお預かりしている2ヶ月分を家賃に充当してしまえばリフォーム代が無くなりますから、最低でも1ヶ月分は振り込んでください」と言うと、「では相談して3〜4日くらいのうちに電話します」とのこと。
電話の中でご主人は私に、こうも訊いている。「もし、義弟が滞納している家賃をうちは払わない、と言ったらどうなりますか?」、と。
「その場合であっても、私があなたの財布を無理矢理こじ開けておカネを取る、なんてことはできません。私としては、誠実に対応してください、としか言えません」、と答えておいた。そもそも、そんなことを訊くこと自体が???である。それで「何を考えているか」が判る。
もう、ご主人も「普通の人」ではなくなっている。おおかた、馬鹿女房に「払うことなんかないわよ。絶対に払っちゃダメよ」とでも言われたんだろう。仮に「リフォーム代は後で支払う」と約束したとしても、そういうケースでキッチリ支払ってもらえたことはない。踏み倒す気であることは明白である。
腹立ち紛れに書くんじゃないが、管理会社は、こんな「馬鹿」「クズ」「気違い」と日常的に対峙させられている。しかも、それらほとんどがサービス業務(対価の支払いが無いタダ働き)で。
ご主人がちゃんと話の解かる人なら、解約の申し出はご主人からでもいいのだが、そういう話になってくると口約束では進められなくなってくる。何と言っても「ご主人は連帯保証人ではない」のだから、本人か連帯保証人のいずれかから「文書で解約」してもらわないと解約は受けられない。裁判にでもなれば当方が責任を問われる。
3〜4日たっても電話は無いし、銀行の月末に当たる金曜日になっても振り込みは無かった。ま、予想していた通り、ではある。
ご主人の留守電に「1日までに2ヶ月分を振り込んでくれるよう」、そして「本人か連帯保証人の直筆で、文書で解約してくれるよう」録音しておいたが、何も言ってこなければ内容証明を送ることになる。
正式な解約通知が無ければ、荷物を出したかどうかに関係なく、つまり実質的に使用してなくても家賃は今後も発生する。
今回の場合「荷物を出して解約する」と言ってきたのは「現在は第三者である義兄」だから、正式には「解約予告」たりえない。ま、そういうことを説明したところで、理解する頭は持っていないだろう。
共稼ぎであるのだし、それくらいの蓄えが無いハズもない。要は、払う気があるかどうか、である。
この件は現在進行中だが、随時書いていきたい、と思う。
ハッピーエンドを期待していたのですが。。
しかしごねれば何とかなると思っているのがミエミエで、
なんとも腹立たしい。世の中にはなんともならない事がある
という事をキツクわからせてあげて、スカッとさせて下さい。^^
世の中の不動産屋さんに対するイメージが、(私の偏見ですが)
「金のロレックスをしてベンツを乗り回すお金持ち」
という所に原因があるような・・・
賃貸の管理って本当に割が合わないですね。
中にはいい人がいて、非常にやりがいのある仕事でもあるとは
思うのですが、このような事例を聞くと、自分には「絶対無理」
だとしか思えません。
はい、まだ継続中です。あと1ヶ月ほどは掛かりますね。
これ、家主さんが協力的で、よき理解者なので助かっています。
本音で言いますとね、旦那に「別れたほうがイイんじゃないの」、と言ってやりたいくらいです。言いませんけどね、もう同類項なんで。
こういう悪質な人と同じくらいの比率で「出会えて良かった!」と思えるイイ入居者さんもいます。ま、8割方は普通の人、ですね。
けろけろさん、管理会社、勤まりますって。ただし、一人(自営業)でなければ、ですが。一人でやってると何もかも自分で処理したり負担を負うことになります。それはキツイです。私なんかは、呑めなくてもブログやってるから幾分でも捌け口はありますが。
嫌なことも多いですが、喜びも多いです。
あなたも今日から是非お仲間に!(爆)
読んでいるこちらも気分の悪くなる
保証人夫妻ですね。
内容証明も労力とお金、それに伴うストレスが生じますよね。
それでも無視されたら支払督促ですか?
先日、支払督促→通常裁判まで発展しました。
過度のストレスで胃が痛くなりましたよ。
今週は残置物処理で費用は弊社持ち…。
入居者入れて管理費もらっても
何年で回収できるやら?です。
こちらで愚痴らせてもらって
少しスッキリしました(笑)
…と言う訳でお気持ちお察し致します。
友人のブログから巡り巡ってこちらに辿り着いて、かれこれ3ヶ月程毎日楽しみに拝見させて頂いております。初めてコメントさせて頂きます。
連帯保証人。。。過去に2度、父と伯父が連帯保証人になっていた為に、金銭的に本当に大きなダメージを被ったことがあるので、「連帯保証人」として名を連ねた際の、その責任の重さは本当に身にしみています。
当時、我が家にもお金がないところ、どれだけ父や伯父が金策で走り回ったかを思い出して、そのご夫婦のあまりな態度に驚いてしまいました。
どうぞ無事に回収できますように。
僕は仕事現場でよくヒロシの物まねをして、怒り狂う同僚を苦笑させておりました。
こんなのはいかがでしょう (^^;>
ヒロシの芸風
http://www.youtube.com/watch?v=BDQRIpx5cPI
「悪徳です・・・。連帯保証人に滞納している家賃の振込みを催促したら逆ギレされたとです・・・。承諾書 ・ 印鑑証明まで出しておきながら 「私は関係ない!」 とか言うとです・・・。本人とは会話にならないので、その旦那さんと話をすると 「敷金で埋めてもらう」 とか言うとです・・・。それは契約上とても無理な話なのに、どうしてワガママを押し通そうとするとですか・・・。こんな狂った人たちを相手にする仕事、それが街の不動産屋です・・・。悪徳です・・・悪徳です・・・悪徳です・・・。」
連帯保証人に給与差し押さえの可能性を話すと
、金銭トラブルがあると職場に知られるのは困るので結構簡単に支払いしてくれるかもしれません。嫌なやつには抜き打ちで給与差し押さえをするという手がありますたいていの企業ではこれで出世の目が消失します。(笑)
もうね、普通の常識が通用しないのですよ。一生懸命頑張っていて、それでもどうにもならない人と話すなら、何の苦労もありません。一緒に無理のない支払いを考えてあげれば済む話ですから。
でね、どうせ踏み倒す気なら、もっと巧妙にやればいい、と思うのですよ。下手なんです。ハナから踏み倒す気なのがミエミエなんです。
「6月1日までに振り込んでくれるよう」留守電に入れておいたのですが、やはり振り込みも無く、連絡も有りません。今日いっぱい待って、連帯保証人(職場あて)に内容証明を出します。職場あて、は良くないのですが、世間体は気にしているようなので。
それと、内容証明は字数の制限がありますので、旦那あてにも手紙を出します。そういう手間は辛いものがあります。休みも潰れてしまうし。
ま、そういうのも含めて清算させますけど(*^^)v
お父さんと伯父さま、大変な思いをなさっていたのですね。ちゃんと責任を果たしてらっしゃるのですから立派ですね。
このブログの初期の頃に書いていますが、うちの管理物件の家主さんで、以前は「金貸し」をなさっていた方がいらっしゃって、その方の話。
「この人は返せなくなるだろうな」というのは一目で判るとかで、それでも貸すこともあって、こう言ってやるんだそうです。
「借りた金がどうしても返せなくなったら、金利はいいから、元本だけは何年かかっても返すように」、と。まあ「金貸し」が、「返せなくなったら金利は免除する」というのも凄いですけどね。
すると、そのまま逃げてしまうか、何年かかってもキッチリ返してくるか、のどちらかだそうで、風の便りで消息を聞くと、ちゃんと返した人は、その後に何か事業を興しても成功しているもの、とか。
お父さんも伯父さんも、大変な苦労はなさっても信用は護りました。友だちを失くすこともないでしょう。でも、その借りた本人、きっと碌な人生を送っていない、と思いますよ、間違いなく。
少なくとも、良い友だちに恵まれることはないでしょうね。と言うか、せっかく友だちになれても直ぐ離れていってしまうでしょう。笊で水を掬うような生き方をするものではありませんね。
この夫婦も同じです。信用は僅かなことでアッと言う間に失いますが、信用を築くには何年もかかります。仕事でもプライベートでも、信用はとても大切ですもんね。
って、説教じみた返信になってしまいました。すみません^_^;
今後ともどうぞ宜しくお願いします。
いやあ、大爆笑(大苦笑?)でしたよ、有り難うございます。
でも、そういえば、ヒロシさん、最近テレビで見かけませんね・・・。
狩野英孝さんでしたっけ、似たようなキャラの方はよく出てますが、私はヒロシさんのほうが好きですね。落ち着いてて気品があって・・・。
これね、実姉夫婦が負担したとしても、後で弟に請求すればいいだけのこと。まあ、弟から取り立てられる当てがないから他人に迷惑を掛けてでも踏み倒そうとしているのでしょうが、順番が違います。
昨日、別件で似たようなことがありました。同様に酷いケースでした。また記事にしますが、それにしても、私はタフだなあ・・・、と我ながら思います。まだ胃に穴が開いてませんもん(爆)
給与差し押さえの話は効果的ですね。ただし、法的な手順を踏まなければならなくて、例えば本人と勤め先と当社とで合意したとしても、給与の差し押さえまでは現実的には困難なものです。
そういうことでトラブっている、と職場にハッキリと知らしめるのはアウトですし。少なくとも、こちらからは勤め先には言えません。
それに後で言を左右されたり話を合わされて「無理矢理要求された」とでも言われたなら大変です。こういうのが相手であれば尚のこと我々業者は法令を遵守する必要があります。足元を掬われないためにも。
どうにかして合法的に懲らしめるよう考えます(*^^)v
いえ、たぶん日本人です。日本人にもいろいろいますので。
この旦那さん、帰った後に女房から
「アンタ!ウチからはビタ一文出さないわよ、払うならあなたの小遣いから払って頂戴!」
とでも言われたのでしょうか?
(と言う話が身内でもあったので・・・)
>「もし、義弟が滞納している家賃をうちは払わない、と言ったらどうなりますか?」
と言うのは、弁護士・・・もとい司法書士とか行政書士に言う話だと思うのです。この家族がケチならば。
今、この女あてに内容証明の文書を作っていたところです。旦那にも手紙を書きました。
あなたからの解約通知は法的な根拠がないのでお受けできません。本人か連帯保証人から文書で解約してください、と伝える文面です。
もちろん、早く払え、との文章も(*^^)v
でもって、
<<この旦那さん、帰った後に女房から
「アンタ!ウチからはビタ一文出さないわよ、払うならあなたの小遣いから払って頂戴!」
とでも言われたのでしょうか?
絶対、言われてますね、一日で変わりましたもん。
<<>「もし、義弟が滞納している家賃をうちは払わない、と言ったらどうなりますか?」
と言うのは、弁護士・・・もとい司法書士とか行政書士に言う話だと思うのです。
全くその通り、であります。私も耳を疑いました。と同時に、旦那もダメ人間か・・・、とガッカリしました。
今日はPCの設定とか、そんな文書ばかり作っていて疲れました。俺の休日を返してくれよ!、と言いたい思いです(トホホ・・・)
>敷金でお預かりしている2ヶ月分を家賃に充当してしまえばリフォーム代が無くなりますから、
敷金はリフォーム資金じゃないでしょう?
「礼金も毎月の家賃も戴いていますから、万一のことがない限り敷金は全額お返しします」と言っていた家主さんと
「できるだけ綺麗になるようにリフォーム工事してなるべく敷金返さないようにしろよ」と言っていた家主さんを思い出しました。
ガイドラインが出てだいぶ経つのに相変わらず古い慣習で礼金を取り敷金でリフォームをする貸主側に立つ不動産屋さんが多いですね。
言うまでもなく現状復帰とは次に借りる人を集めやすくする為の新築と見紛うばかりの内装工事とは違うはずですが。
滞納、失踪、騒いだり、設備を壊したり、極端に汚したりする借主はもちろん問題ですが、
貸主の顔色ばかり伺いツケを借主に回す不動産業界にも問題ありじゃないですかね?
もちろん、敷金はリフォーム資金ではありません。
うちは、原則として敷金からはクリーニング代だけを頂くことにしています。ただし、タバコの汚れ、ペットによる傷は例外的に請求するケースもあります。後はお返しするよう家主さんに言っております。20年も前から東京都の条例と同じやり方ですね。
ただし今回のケースでは、遅れている家賃を敷金に充当してしまえばクリーニング代も何か有った場合の修繕代も払ってもらえないのは明白です。なぜなら、本来、連帯保証人として負うべき負担の支払いを拒んでいる人間が、退去した後で請求どおりに払ってはこない、と言うより「一銭も支払わない」と充分に予想できます。
よって、敷金でお預かりしている2ヶ月分を家賃に充当してしまえばリフォーム代が無くなります。そういう意味です。
そうなると、退去者に請求すべきリフォーム代を誰が負担することになるか、と言えば(本来は家主さんであるべきですが)管理会社になりかねません。理不尽です。
私は、基本的に家主さんにも入居者にも付きません。今時、貸主の顔色ばかり伺いツケを借主に回す不動産業者はそんなにいませんよ。たまにいると問題になるから「けっこういる」と思われるようですね。そのあたりは警官や教員の不祥事と似ています。
<<ガイドラインが出てだいぶ経つのに相変わらず古い慣習で礼金を取り敷金でリフォームをする貸主側に立つ不動産屋さんが多いですね。
礼金という制度は私も良くないと思っていますが、それを無くす為には入居者にも納得して頂かなければならないことがあります。家賃の値上げです。家賃は現状のままで「礼金は無くせ」「更新料は払いたくない」というのは自分勝手な主張ですよね。
今は敷金でリフォームしようとする家主さんはほとんどいません。少なくとも、うちの現在の管理物件の家主さんにはいないですね。
この入居者、滞納は何年も前からですが、家主さんに事実を伝えたのは割りあい最近です。面子も考えてギリギリまで言わないでいましたが、そんな思いやりも全く通じません。
内容証明は受け取り拒否され、手紙も送りましたが振り込んできません。ということは全部踏み倒す気、と判ります。電話にも出ませんし。
不動産業界にもいろいろ問題ありますが、こういう入居者や連帯保証人はそんなこととは関係なく悪質ですね。