昨日、私がいつも家電製品(小物は除く)を購入している電器屋さんから、板橋の貸家(元々の実家)の専任媒介を依頼されて志村三丁目まで行ってきた。不動産業者とは何社も取引しているのだし、当社は立川で物件は板橋なのに、それでも「ぜひ」と仰って頂けるのは嬉しい。
当社の「一番遠い管理物件」になるが、これを機会に、これからは依頼があれば北海道や沖縄の物件も扱うことにしよう(ウソ)
立川からだと下見だけでも半日仕事になる。せっかく都内に出るのに、1件だけの用事で帰るのは勿体ないな、と思ったので・・・、
ついでに最悪の連帯保証人の勤める会計事務所(新宿)を訪ねることにした。手紙も読んでいるかどうか怪しいし、電話にも出ないし、たまに出ても会話は成立しないし、内容証明も受け取り拒否で戻ってくるし、「解約解除は本人か連帯保証人による文書での通知でしか認められない」と文書で通告したが何も言ってこないのだから、このままでいけば、ずっと家賃を払わず居座られることになる。
正直なところ、「まともな人間ではない」と判っていたから気が重かったが、避けては通れない道である。所在地の所番地を頼りに行ってみると、ワンフロアに一事務所しかない古いビルの三階だった。
鉄板のドアに曇りガラスが入っていて、中の様子は不明だが、人の気配はする。ビルの大きさからして床面積は20坪くらいで、税理士以外は女子事務員が3〜4名くらいの規模の事務所、と思われた。
ノックしてドアを開けると、連帯保証人(以下「女」)と同じくらいの年齢の女性が顔を出す。「え?、この女がそう?」と一瞬は思ったが、それにしては表情が穏やかで、私が「◎◎さんをお願いします」と言うと、入り口のドアからは死角になっている奥の机に向かって「◎◎さん、お客さん」、と声を掛ける。
女は中にいるようだったが、ドアを閉めて外で待っていると、しばらくして先ほどの女性が「すみません、◎◎は出かけています」と言う。小さな事務所なんだし、いるかいないかは直ぐ判る。待ち時間の長さからして何らかの遣り取りがあってのこと、とミエミエなので、「あのね、いるのは判っているんですよ。先日も電話した時に居留守を使っていたのも判っています。本人に出てくるように言ってください」と言うと、奥の方を見やって沈黙する。
その女性とは何も関係ない話で、間に入らされて迷惑だったろう。
先生は不在のようで、それは私には幸運だった。事務所の責任者から「迷惑だから帰ってくれ」と言われたなら帰るしかなくなる。これ、先生が話の解かる人ならいいのだが、現段階では不明だから。
それで予め用意しておいた文書を預けて帰ることにしたのだが・・・、実はドアの前の階段に腰を下ろして15分ほど時間を潰していた。
頃合を計って再度ドアをノックして、「やはり会って帰ることにしました」と先ほどの女性に言うと、「あ、さっき帰りました」とのこと。
「そんなハズはありません、私はずっと外にいましたから」と言うと苦笑いしている。その遣り取りを聞いてか、女が奥から飛んできた。
私に向かって、いきなり大声で、
「今、仕事中です。帰ってください!」
と叫んでドアを閉めようとする。私が足を挟んで閉められなくして、
「私も仕事で来ています。誠実に対応してもらえませんか?」、と女に言うと、
「仕事中です。会社にまで来るなんて
何を考えてるんですか!?」
と、挟んだ足におかまいなしにドアを閉めようとする。
ようやく諦めてドアの外に出てきたが、「警察を呼びますよ」と言う。「どうぞどうぞ」と答えると、目の前で110番通報する。
「事務所まで押しかけて、カネを払えとか何とか叫んでいる人がいて迷惑しているんで直ぐ来てください」だと??
万引きして店の事務所に連れて行かれた主婦が「知らない男に監禁されています」と警察に助けを求めるようなもの、である。
私は「カネを払え」とは言っていない。私が言ったのは「誠実に対応してください」という言葉である。それが違法にならないギリギリの表現だと判っているから。
途中、「どんな人が来ているのか(ヤクザかどうか)」訊かれたんだろうが、この女、
「いえ、普通のオッサンです」だと!!
まあ、たしかに普通のオッサンではあるし、嫌味の一つも言いたかっただろうけど、面と向かって言わんよなあ、そういうの
で、警察が来たならどうなるか、まるで解かっていない。呼んだのは私ではなく自分なんだから、自分は奥に引っ込んでいることなど出来なくなる。警察は双方から事情を聞くのだから、そうしたら立場が悪くなるのは女のほうである。
私は言葉も選んでいるし、事務所の中には一歩も入っていない。
110番通報をすると、女は事務所の中に入ってしまった。私はそれでかまわない。どのみち、警察官が到着すれば呼ばれるのだし。
私も階段に座って警察の到着を待つことにした。5分ほどして事務所のドアが開き、女は私がまだいるのを見て驚いていた。
おおかた、警察を呼んだので「私が諦めて帰った」ことを期待していたんだろうが、浅はかである。私にとっては「望むところ」なのだ。
女が警察を呼ばなければ、定時まで女は出てこないし、出てきても何も話し合おうとせず帰ってしまうだろうから、そうなるとこちらも強引に引き留めることは出来なくなって訪問の目的は達成されない。
それから数分して、警察官二人が到着した。
さて、ここから本当の修羅場になるが、長くなるので続く
あ・・・、今回は警察官が記事のオチを用意してくれました(^^♪
まさか、呼ばれてきた警察官が女性の旦那だったとか・・・
えっと、深読みしすぎかと・・・(*^^)v
ただ言えるのは、常識的な警察官だったということでして、それがオチによく表れていますので、どうぞ続編をお読みくださいませ(*^_^*)
頭にくる人たちですが、連帯保証人のほうばかりに取り立てが厳しいのが気になりました。
悪いのは借りてる弟本人なのに。
まあ、ふつうは(経験が無ければ)そう思うものでしょうね。
実は、毎日、本人にも電話しています。手紙も出しています。(用件が判っているからこそ)電話にも出ませんし、手紙の返信も無く、電話ひとつ寄こしません。仕事しているかどうかも不明です。
この女も「本人に言えばいい」と言いますが、連帯保証人は法的には「借りた本人」です。どちらに請求するか、は債権者次第です。
「連帯」の2文字が付いてない「保証人」なら、催告の抗弁権と言って「本人のほうに先に言ってくれよ」と言って一定期間は返済を免れますが、連帯保証人は本人と同じですから、その権利を行使できません。
よく、田舎などで、幼なじみの連帯保証人になったばかりに先祖代々の田地田畑を全て持っていかれた話がありますでしょう。それは、借りた本人は逃げられても連帯保証人は逃げられない(事情がある)ことが多いから、です。
解かりやすく言いますと、借りた本人は担保物件が無いからこそ、人に連帯保証人を頼んできます。でないと、金融機関は融資しません。本人は身軽ですから逃げられますが、連帯保証人を引き受けた人は家や土地を持っていますから逃げることは出来ません。
それに今回のケース、本人は現在ほとんど収入が無いようですが、この連帯保証人は夫婦で年収1000万近くあります。この場合、本人でなく連帯保証人に請求するのは当然です。もしも逆で、本人はカネがあるのに払わなくて、連帯保証人が年金暮らしでカネが無い、と判っていれば、連帯保証人に請求しても無駄なのでしないんですけど。
もう一つ、大きな問題があります。本人はもう世間体など気にしていません。連帯保証人は(少しは)気にしています。払えるかどうかも大切ですが、世間体を気にするほうに請求するのは取立ての鉄則です。
もちろん、先ほども書きましたが、そうであっても「本人にも連絡」しているんですよ。
私からすれば「払いたくなくて悪あがきしているだけ」です。それで「嫌な思い」をしているなら、払えばいいのです。責任は果たしたくないし嫌な思いもしたくない、は通りません。
というワケで、もしドラさんが連帯保証人になって債権者から催促されても、「本人に言ってくれ」とは言わないようにしてくださいね(*^^)v
本人により連帯保証人に厳しいのは、私の意地でもあります。逃げ得を赦すのは不本意ですし。
世の中には、もっと困っていても懸命に家賃を払っている人がいます。そういうのを何例も見ていると、こういう女は赦せなくなりますね。
ってな感じ?
いえいえ違います。
まあ、たしかに警察官も「こんなことで呼ばないでくれ」という顔をしていましたけど・・・(*^^)v
脅迫・恫喝された!
みたいな事を言い出さないかドキドキです。
私、事務所でのやり取りは
レコーダーで録ってますが
持ち歩いておりません。
不謹慎ですが、続きが気になります。
私は借りたお金はなにがあっても絶対に返さないと自分が許せないので、この姉弟のような人が信じれません。
家賃を払う気がないなら出ていってホームレスになれば良いのに図々しい人たちです。
取り立て頑張ってください。
世の中、きちんと理解していない人を保証人にする場合が多いのはなぜ?
自分には責任がまわってくるはずがないと踏んでいる安易な考えの人間が多いからでしょうね。
それ以前にこんな女は許せない、
疲労が吹き飛ぶほど激怒。
明日まで続きが待てませんっ!(笑
私もピントのはずれたコメントになってしまいますが(笑)、こちらの記事を拝見してつくづく感じた事があります。
以前元彼の連帯保証人になって定期預金を崩して家賃をお支払いした時の大家さんは随分良い大家さんだったんだなぁと。
細かな事情は(長くなるので(笑))ここには書きませんけど、結局保証人でもなんでもない元彼のお姉さんに連絡を取ってくださいましたからね・・・
荷物引取りに関してですけどね。
あぁ・・・
してくださった事に見合う程ちゃんとお礼を言わなかった・・・
申し訳ない・・・
お姉さんの事も当時は随分憤慨したけど、本当は何も責任なかったのね。
うーん・・・
落ち込み。
勉強になります(笑
警察官のオチは考えたのですけど、思いつきませんでした。
素直に続きを待ちます(爆)
連帯保証人と保証人の違い、こんな大切な事は、中学生ぐらいから、社会に出るに当たってきちんと教えていくべきだと思います何度も何度も。
私なんて、銀行員時代融資担当になるまでの数年間、知らなかったんですから 爆
続き楽しみにしてます。ワクワク
保証人と連帯保証人の違い、知りませんでした。世の中まだまだ知らないことだらけで勉強になります。
でも、続きを楽しみにしている気持の方が強いですね。続き、待っておりま〜す。
実際に、もう恫喝されたような話になっていますね。私も、訪問した時の様子はICレコーダーに録音しています。でないと、怖いですから。
最近は、家電メーカーなどでもクレームの電話はいちおう発信人にその旨ことわった後、録音してますね。
足元を掬われないようにします(*^^)v
あんな説明で良かったでしょうかね(*^^)v
ドラさんの律儀な性格は文面からも充分に伝わっています。
これからも宜しくお願いします。
これね、銀行でローンを組む時でも、連帯保証人を契約時に呼んで、連帯保証人がどんな責任を負わされたりするか説明しませんよね。
押印と印鑑証明が提出されれば済んでしまうし、連帯保証人に「本人が返済できなくなったら直ちにあなたに督促がいきます。その場合、支払われなければあなたの不動産や給与や預金は差し押さえられることがあります」などときちんと説明したなら下りられてしまいます。
つまり、連帯保証人は「無知であってくれたほうが有り難い」のです。説明を意図的に回避してるのですからトラブルが発生します。
私は契約する際に、お客さんに連帯保証人と保証人の違いを説明していますが、連帯保証人が契約に同席することはほとんどありませんので、肝心な連帯保証人には伝わりません。まさか「契約時には連帯保証人も同席してくれ」とも言えませんし・・・。
「あたしゃ北海道だよ」と言われても交通費出せませんから(爆)
元彼のお姉さん、法的にはその賃貸契約の第三者ですが、同義的には身内なのですから責任が全く無いとは言えないと思われます。もちろん、お姉さんが「私には関係ない」と言ったなら、それで通ります。
家主さんが気遣ってくれて良かったですね。今はそんな問題ででも、やたら「個人情報」だの何だのと法律を自己に都合よく解釈して振り回す人がいるので、対応してあげたくても出来なかったりします。
嫌な世の中です。
それにしても、葉山猫さんはキッチリ責任を果たしているのですから立派です。この女とは対極にありますね(*^^)v
保証人と連帯保証人の違いくらいは学校で教えておくべきだと私も思います。とても重要な問題ですもんね。
<<私なんて、銀行員時代融資担当になるまでの数年間、知らなかったんですから 爆
って、こらっ!(*^^)v
はい、他人事話の続編になります(*^^)v
この後もまだ続きますので、ぜひお読みください。
ん?、こんばんは、かな??(*^^)v
いやあ、読み手さんは「この後どうなっていくんだろ」とお思いでしょうが、私は昨日も一日中体調不良でした。
携帯が鳴る度にドキッ!としてましたもん。電話、途中で切れないんですよ、延々「謝れよ」ですから。切ってもまた掛かってくるでしょうし、2度目に4コールで出た直後に、傍にいるご主人に「アイツ、出ねえよ」と話してるのが聞こえましたし。
もの凄いストレスですね、こういうの。
でも、明日も続編をアップしますのでどうぞお読みください(*^^)v