一昨日の朝、開店して直ぐ、私の携帯に女から電話があった。
「弟の会社に行ったのかよ」
「いいえ、行ってませんよ。会社名を聞いたのが昨晩の話で、今日は私も店に出てきたばかりです。どこの支店にいるのかも分かりませんし、ま、分かったとしても行かないと思います」
「どうしてだよ、テメエ、
私の会社には来たんだろ!?
どうして弟の会社に行かねえ
んだよ。行けよ!」
「行きません。私は連帯保証人が支払ってくれればいいですから」
「テメエ、ふざけんじゃないよ!
責任取らせるからな、
覚えてろよ!」
一晩たって落ち着くどころか、むしろエスカレートしている。
「ご主人、側にいらっしゃいますか?、いたら代わってください」
で、ご主人に電話を代わってもらったのだが、女は直ぐ傍で大声で怒鳴り続けている。ご主人も、「もう家庭が崩壊しています。あなたの所為です。今度話し合う時に診断書を持っていきます。責任は取ってもらいますから」と言う。ご主人も、ちょっと逆戻りしている。と言うか、揺れているんだろう。
私は率直に訊いてみた。「ご主人ね、人間これくらいのことで半狂乱にはなりません。他にも要因があるのではありませんか?」、と。
「前の電話の時に、うちのがおかしくなってると気が付かなかったですか?。もうあの時から様子が変だったでしょう?」と言うので、
「おかしいとは思いませんでしたよ。ただ、性格が悪いな、とは思いましたけど」と言うと、「最初からそうなら結婚なんてしませんよ」とのこと。それにしても、女房がおかしくなったのはアンタの所為、というのは納得いかない。
誤解もあるようで、ご主人は「人には誠意を要求しておきながら自分は誠実に対応していないじゃないですか」と言うが、それも通らない。滞納家賃の請求(督促)は事務的にするものである。
「家賃が滞っていて、本人に何度電話しても出ないし連絡も頂けませんので、連帯保証人である貴殿がお支払いください」と伝えるのに、何処にどんな誠意を盛り込む必要があると言うのか。請求を受けたなら、本人に確認して、事実なら払ってくれば終わる話である。
ハッキリ言ってしまえば、債務者が債権者に「誠意」を求めるのは間違いである。誠意は債務者の側にのみ必要なものである。
最初に請求を受けた時点で「こういう事情で直ぐには払えないのでいついつまで待って頂けませんか」と言われたなら相手の事情を酌んで対応するが、今回のケースではそんな相談は全く無くて、単に支払いを拒否していただけだ。
留守電に用件を入れても返信が無いし、やっと出たかと思えば「何なんですか!?」と怒鳴って一方的に電話を切ったりする。内容証明も受取り拒否をし、ご主人宛に出した手紙も無断で破棄している。先月末の夜には私の携帯に、1分間に3回のワン切りもしている。
ご主人も「今後は私が対応します」と言っていたが、待っていても連絡も支払いも無かった。本当かどうかは判らないが、弟が「自分で連絡するから」と言っていた、という事情があったとしても、こちらにそういう連絡が無ければ、私としては「結局はあの女房に『払うな』と言われて押し切られたんだ」としか思えない。
ご主人は私との最初の遣り取りで、「6月25日で解約させてくれ」と言っていて、私は「ちゃんと清算してくれるなら受けてもいい」と答えていたが、翌日には「支払わないとどうなりますか?、敷金で充当すればいいでしょう?」と言ってきて、「それだとリフォーム代(クリーニング代など)が無くなるから、せめて1ヶ月分は入れてほしい」と譲歩もしている。それでも振り込まれなかった。
それに「会社をクビになった」と騒いでいるが真相は不明である。そのことをご主人に指摘すると、携帯電話での会話をスピーカーで出しているのか、横から女が
「もう行けないだろが!」
と、わめく。「クビ」と「行けなくなる」は違う。
相変わらずご主人は「弟に先に言えば良かったじゃないですか」「家庭崩壊の責任は取ってもらいたい」と言っている。
ご主人は私に、「私も営業をしているが、あなたは営業を一から勉強し直したほうがいい」とも言う。その傍で女が、
「潰れちまえばいいんだよ!」
と怒鳴っている。ま、こんな悪質な入居者や連帯保証人ばかりなら、願いは早晩叶えられるかも知れないが。
ご主人が「他にも(連帯保証人に請求して)こんなトラブルあるんですか?」と訊くので、「ほとんどありません」と答えた。払うか払わない(払えない)か、だけだし、たいていは解決している。
20分ほど話して電池切れになって掛け直してきた時には、「すみませんでした。とにかく月末に話しましょう」と落ちついていた。
私は「もし宜しければちゃんと状況を説明させてもらいますよ。月末に家主さんを交えて話し合う前に時間を作ることも可能です」と言うと、「私は本人でも連帯保証人でもないから関係ない、って言ってたじゃないですか。だったら話をする必要はありません」とのこと。
「誤解は解いておいたほうがいいかな」と思ったが、「弱気になってる」と思われたろうから、言わなきゃ良かったかな、と後悔した。
女房は電話の向こうで大声でわめき散らしているが、それでも会話を録音している可能性もあるので失言しないよう気をつけなければ。
私は、ご主人は多少筋道が通らない話をするが元々はマトモな人なんだと思っている。当たり前の話だが、女房が私にどんな対応をしていたか正確に聞かされていないんだと思う。聞いている話は都合のよい内容ばかりなんだろう。手紙も本人には渡されていないし。
ところで、向こうが医師の診断書を用意してくるなら、私も病院に行って診断書を書いてもらおう、と思っている。事実、日中は動悸がしているし、携帯が鳴るとドキッとする。仕事に支障も出る。
それから今朝の時点までは電話は入っていないが、何か企んでいる可能性は有る。もう直ぐ月末だが、きっと家賃は入らないだろう。そうすれば、当社の立替分は333000円になる。私の給料は(家賃は別にして)205810円だから、1.5ヶ月分以上に相当する。
個人企業の不動産屋であっても生活はギリギリである。それ以上の給料を持って帰ろうとすると経営は成り立たない。滞納しているのはこの入居者だけでなく、毎月の立替は40〜120万にもなる。
それでも私は、この入居者と連帯保証人以外にはうるさく言わないで待っているし、請求する時も頃合を計ってヤンワリ言う。なぜなら、「申し訳ない」と思っているのが充分伝わってくるから、である。
大手不動産会社に勤めていながら家賃を滞納して何の連絡も寄こさない入居者と、40歳を過ぎても「連帯保証人の意味」が解かってなくて当たり前の請求に応じない連帯保証人。
女房が暴言を吐いているのを傍で聞いていて、それがどれだけマズイものか解かっているのだろうが、なだめようともしないで責任を私に転嫁するご主人。
私のストレスは相当なもので、幸か不幸か食欲も落ちている。
貴殿の対応、至って痛快!
よくやってくれたと拍手をしたい気持ちです。
応援していますから、しっかりご飯を食べて力をつけて、引き続き粘り強い交渉で、正義を勝ち取ってください。
私は素人ですが、これはどう見ても「人格障害」(境界性人格障害?)と診断されるでしょう。
弟の家賃滞納が原因ではないなぁ。
まぁ、人口の2%が境界だそうなので、珍しい症例ではないんですよね。
運良く出会ったことはないですけど。
女性は自己中心的な視点の人が多いので(個人的な経験による完全に私の主観です。)、過熱するとヒステリックになりやすいのかも、なんて言うと世の中の女性を全て敵にしたかな。
ハリケーンさんの仰るように、世の中に稀にいるタイプの人間にたまたま当たってしまったようですね。
陰ながら応援コメントを差し上げる以外に動くことが出来ずに、やはりもどかしいですが、世界中でその二人以外は、全てpoohpapa様の味方だと思います。これだけはお伝えしたかったのでコメント失礼しました。
話合いは無理でしょうね。
会計事務所からの給料を差し押さえしてしまえばいいのではないでしょうか。予告なしに。
口汚く罵られて体調が悪くなると損ですよ。
さらにお医者さんの診断表で、傷害の合わせ技。
まあそんなにうまくはいかないでしょうが、証拠になる物はできるだけ揃えておいた方がよろしいかと。こういうヤカラは、完膚無きまでにたたきつぶしたくなります。
明らかにこちらが有利なのだということを思い知らせるしか方法はないでは。
どう見てもまともな気持ちでは対応できないふしがありますよね。
疲れます、本当に疲れますよね。
それどころか体調をくずしますよ、こちらが。
そろそろ最終的な決定打を打ち込まないと倒れますよ!
勿論、決定打はお考えでしょうが・・・。
そちらが楽しみ(不謹慎!すみません)
ここまで来ると刑事事件として告発出来そうな感じになってきているようにも思えてくるのですが、、、
ただでさえ体調お悪いのに・・・
それにしても・・・
あーーー腹立つ!
旦那さんが義弟の保証人になっていた時は滞納しててもこんな事にならなかったのでしょう?
夫婦間で保証人が変わった経緯にも突っ込みを入れたい気持ちがあります。
私が滞納しててこんな状況で保証人になってくれていた妹に話が行ったら、妹は即行払った上で「私に」罵倒の嵐が来ますよ・・・
ほんとに「稀な」人にあたってしまったのですね。
いえ・・・最近は稀ではないのかも知れません。
2ch用語で言えば「稀に良くある」ですね(笑
すいません!
ちょっとでも笑っていただければと・・・
応援、有り難うございます。でも、本音では私もハラハラドキドキなんですよ。痛快にブッタ斬ってるワケではありませんで^_^;
食欲・・・少し出てきましたが、一難去ってまた一難、て感じで新たな難題が出てきました。後日記事にするつもりですが、バイオリズムが狂ってしまっています。ま、今がドン底、と考えれば「これ以下」は無いので、よしんば何かで更に追い討ちを掛けられても、私の場合はしぶとく生きていけるものでしょう(*^^)v
応援、大感謝です。有り難うございます。
この連帯保証人、「狂っている」のは間違いないようで、それはご主人も認めています。
私には、どういう人格障害なのかは不明ですが、当初(2年前)は単に「滅茶苦茶性格が悪い女」くらいに思っていました。
実は、私とはとてもご縁が深い方がいらっしゃって、その方も医師から数年前に「境界性人格障害」との診断を受けています。ですが、この記事の連帯保証人とは真逆の性格と人柄です。
いろんなお気遣いを頂きこそすれ、何かで責められたことなどただの一度もありません。もちろん、多重人格でもありません。
外科的な病気と違って症状は画一的でなく、いろんなパターンがあるのかも知れませんね。仮にこの連帯保証人が「境界性人格障害」だったとしても症状は全く違っているので、私からすれば全く別物ですね。
私は素人ですが、この連帯保証人は軽度の統合失調症、重度のヒステリー、だと思います。しかも、誰かを強烈に非難し攻撃することでしか気持ちが安定しないような・・・。
というか、むしろ、この連帯保証人が「境界性人格障害」なら、私のご縁のある方は「そうではない」と思います。医師の診断ミス、とまでは言いませんが、そうとしか思えません。それくらい対極にあります。
ま、女性が全てヒステリーを持っているワケではありませんし・・・、
あ・・・、うちのは気に入らないことがあると急に無口になって無反応になりますが、そういうのは「サイレント・ヒステリー」(新語?)と言えるのかも知れませんね。女性もいろいろ、ですね(*^^)v
返信が大変遅くなりまして相すみません。それと、応援、有り難うございます。凄く嬉しいです(*^^)v
実は、世の中に稀にしかいないような人に、ここんとこ続けて遭遇しています。後日記事にするつもりですが、まあ大変です。
私の記事が、まさかの時の参考にでもなってくれたら嬉しいのですが、もちろん、そういう人に出会わないに越したことはありません。
高校時代に一時期交際していた下級生が、今で言う(非常に軽度な)統合失調症だったのですが、天真爛漫でふだんは明るくて、その彼女から「私は毎日嫌なことや辛いことがあっても、だから人生は楽しい、なんて楽しいんだろ、と思うことにしているの」、と言われたことがあります。今ならさしずめ、目から鱗の「深イイ話」ですね。
以来、私もそう思う(自分に言い聞かせる)ようにしています・・・・、が、さすがに落ち込むこともありますね。人間ですもんね。
donさんのコメント、何よりの励みになりました。本当に有り難うございました。
体調、ホント、悪くなりますね。「晩飯・・・、いいや」って言ったりしてますもん。
まさに「連帯保証人ダイエット」ですね。不動産屋だけが体験できて、しかも非常に効果的な方法かも(*^^)v
給料の差し押さえは裁判所の決定でしか出来ないので手順を踏む必要がありますから難しいですね。やりたいのはヤマヤマですが。
なるだけ人に迷惑を掛けないような生き方をするように心がけるのが大人の分別だと思うのですが、自分の損得や面子だけで生きる人と向き合うのは非常に困難でキツイものがありますね。
って、すみません、愚痴でした^_^;
返信が遅くなりまして相すみません。
私も証拠集めはしてますね、何が起きるか解かりませんもんね・・・。
完膚なきまでに叩き潰さないと、またどこかで善意の第三者が被害に遭うことも考えられますが、這い上がる余地も残しておかないといけません。カッコよく言うなら、それが人間社会ですもんね。
もちろん本音ではコテンパンにやっつけたいものですが、極端な例ですけど「犯罪を犯したら全員死刑」とはいかないものでしょうね。
「どうだ、思い知ったか、ざまあ見ろ!」と吐き捨てたい気持ちは、まあ100%なんですけどね(*^^)v
医師の診断書はいつでも取れますので、仰るように、イザとなったら合わせ技でいきます。
アドバイス、有り難うございます。
ま、昨日、いちおう話し合いはしましたが、「無い袖は振れない」、連帯保証人(実姉)のご主人は「我関せず」のスタンスですから、進展なしでしたね。
取立てには非常に根気が要ります。ましてや、昨今の風潮は「債務者の権利」のほうが重いので、強硬な手段は取れないのが実情です。
裁判するにも債権額以上の経費が掛かります。相手もそれを見越してます。小額訴訟を起こして勝っても、単に債権の存在を認めて「払いなさい」と言ってもらえるだけのことで、差し押さえはできません。
とにかく、一にも二にも根気と忍耐力ですね。
これが私の仕事ですし(*^^)v
<<なんか、先日「続き、楽しみにしてま〜す」と書いたのが不謹慎に思えてきました。すいません。
ぜんぜん、気にしないでください(*^^)v
対岸の火事、とばかりに経過を楽しんで頂いて、ま、何かの参考になさって頂けたなら私も嬉しいです、本当に(*^_^*)
向こう(連帯保証人と夫)は、きっとこちらが訴えたら同じように反訴してくるでしょうね。少なくとも、奥さんが狂ったのは私の所為、と決め付けていますし。他に何か大きな原因がある、と私は思ってますが。
でもねえ、たかだか20万ちょっとでしょ!?、それくらいサッサと払えば逆に楽になるものなのに、何を考えているんでしょうね・・・。
<<すいません!
ちょっとでも笑っていただければと・・・
はい、笑いました(*^_^*)
「稀に良くある」、ですか・・・、「思い出そうとして忘れられない」というのが以前ありましたが、表現としては似てますね(*^^)v
ところで、ご主人が連帯保証人だった時は、まださほど遅れてはいなかったのです。本人に連絡とって、それで何とかなってましたから。
この2年は徐々に酷くなってきてました。その前に交代した、ということですね。なので、今の滞納に関してはご主人には責任も義務もありません。と言っても、法的には、ということで、道義的には、どうでしょう。全く無関係、と都合よく決め込まれるのはどうでしょうか。
葉山猫さんと妹さんの例え話には大いに納得しました。ふつうはそうだと思います。
本人と連帯保証人にも、「本人が払えなければ連帯保証人が弁済して後で連帯保証人が本人に請求すれば済む話ですよ」、と言ったのですが、解かって頂けてはいないようです。
自分が損しないことだけしか考えない・・・、情けないですね。