2009年10月13日

対照的な二人の生活保護受給者

当社管理のアパートに入居していて最近退去した二人の生活保護受給者の、これは対照的な人柄の話。

一方は、契約規約に反して猫を飼っていて、退去の際に、壁紙に爪とぎの痕があるのに「猫なんて飼ってない」と主張していた入居者。

実際には婚姻が継続しているのに偽装離婚している母子家庭で、しかも軽自動車を所有している。明らかな不正受給である。

退去の連絡を寄こした際に「敷金を戻す時に、市役所には内緒にして私の口座に返してください」と言っていた。どの生活保護者も敷金は個人口座に返還するが、いちおう市役所に問い合わせてみた。

市役所は「個人の口座に返してもらってかまいません」とのこと。どうも「後で回収するからどっちでも同じ」ということでなく「一旦は契約金分として支給したものだから返さなくてよい」ということらしい。おかしな話である。市の財政はどこも逼迫しているハズで、そういうのは「元々市のおカネ」、つまり原資は税金だから返してもらうべきだと思うが、ま、市が「要らない」と言うんだからしょうがない。

不正に生活保護を受けていて敷金も自分に返せ、と言うんだから呆れるが、正直、家主さんも当社も、その入居者が他の入居者と度々トラブルを起こしていたので出ていってくれるのは有りがたかった。

入居期間は3年弱で、契約に違反して猫を飼い、2DKの全部の部屋の壁紙を傷めているのだから、結果的に敷金6万8千円では足りなくて敷金から返す分など無かった。爪とぎの痕が無ければ敷金はクリーニング代を差し引いて半分くらいは返せそうだったが、本来なら追加負担が発生するケースである。だが、この30代半ばの女が払ってくれるワケがなく、家主さんは敷金放棄だけで諦めざるをえなかった。


一方、東京郊外のアパートに入居していた70歳の老婦人のケースは、前者とは真逆であった。最近、市役所から都営住宅に移るよう言われて退去したのだが・・・。

以前は亡夫と都内で酒屋を経営していて裕福な暮らしぶりだったようだが、数年前一人娘を病気で亡くし、以来一人で質素に、そして持ち前の明るさで前向きに暮らしていた。生活保護を受けることになった時、預金通帳は役所に全部渡していて蓄えは全く無い。それでも本人は「福祉のお世話になるんだから当然です」と気にしていない。

で、その老婦人が退去するに当たって、私は敷金清算に最大限の配慮をした。壁紙はタバコで茶色くなっていたが家主さんの気持ちも考えながら上手く折り合いをつけた。敷金は1ヶ月分だが、間違って翌月の家賃まで先に振り込まれていたので、敷金分だけクリーニングと原状回復費に充当し、過払い家賃はそっくり戻すことにした。家主さんも好意的で、不足分は快く負担してくださることになった。

老婦人は「戻った分は市役所に返す」と言うが、生活保護費は家賃込み7万7千円で、そこから都営住宅の家賃2万や公共料金などを引くと一日の生活費(食費)は実質的に千円以下とのこと。それでは旅行どころか日帰り温泉にも行けない。もちろん小遣いなどない。

私は振込みでなく現金で返すことにした。通帳は役所が管理しているから振込めば役所に没収されるだけのことだ。福祉のお世話になっていると言ってもそれくらいの余禄は生きていくのに必要である。

先日「駅前に引っ越して交通の便が良くなったから」と返還分を当社まで取りに来てくれたのだが手土産を頂戴してしまった。いつも月末はおかずが買えず、塩おにぎりだけで空腹をしのいでいるというのに、私の為に少ない保護費の中から工面してくれたのであろう。

そこで「11月上旬に女房の実家から新米が送られてくるので届いたらお裾分けしますね」と言うと涙ぐんでいたが、これも、たまたま当社のアパートに入居して頂いた良きご縁、それだけのことである。

30代半ばの女と70歳の老婦人・・・、ちょうど2倍の年齢差で、生きてきた時代の違いと親の教育や躾の違い、それに生活環境の違いなどが影響しているのだろうが、一方は「こんな奴のために配慮なんかしたくない」相手で、一方は「この人のためなら最大限の配慮をさせてもらおう」と思える相手である。この違いはあまりに大きい。




posted by poohpapa at 06:35| Comment(2) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
三宅幸治 ミヤケコウジ 昭和46年生まれ。現在45歳だけど4年前、平成24年1月迄DNPカラーテクノ堺で液晶パネルの検査の仕事してたんだけどクビ!そのあと失業保険貰って、もう働きたくないから失業保険貰った後で生活保護申請堺区役所でしたらすんなり通って自分でもびっくり(^^)
で、貰いながらバレない友人がやってる内装屋で軽いバイトさせてもらってバイトがない日は朝からパチスロ。
それで金貯めてその年の暮れ生活保護の受給の合間に3週間ほど東南アジア(タイ)に行って毎日買春してたよ(-。-)y-゜゜゜
まあ不正と言っちゃ不正だけど当時41歳で健康そのものの俺に簡単に生活保護金を渡す堺区も堺区だよね。
家賃も5万のとこ住んでたけど全然スルー!バレなかったし。
まあおいしかったわ(^o^)/
でも東南アジアから帰ってきてまもなく生活保護を抜けてまた工場派遣で真面目に働いてるし、実際不正で騙し取ってた期間は平成24年6月〜平成25年1月までの半年ぐらいのもんだからしれてるだろう。
不正がもしバレてもどうせ返す金もないし、保護切ってもし餓死でもしたら市がたたかれるんだろう(笑)
Posted by 三宅幸治 at 2016年09月24日 23:44
三宅幸治 (45歳)生活保護を堺市からだまし取った金で海外で買春。当時41歳。
証拠あり。
Posted by 三宅幸治 at 2016年09月27日 01:40
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