休み明けに店に出ると、ある家主さんから留守電が入っていた。
直ぐ掛けなおすと、「202号室のNさんが『新車を買うので車庫証明がほしい』と言って書類を置いていったのですが、こういうのはどうしたらいいですか?」、とのこと。
202号室のNさん、といえば、入居以来ずっと家賃が遅れがちで、当社で家賃管理をしているので私が毎月立替払いをしている人物である。遅れる際も連絡など寄越さない。こちらから電話しなけりゃ掛かってくることもない。家賃は振込みで支払うことになっているが、どういうワケか「振り込みは嫌い」とのことで月遅れくらいで持参する。そのNさん、いやNが新車に買い換えるという・・・。
車庫証明は、普通は家主さんでなく不動産会社に依頼してくるケースが多いものだが、Nは、車を買い換える事実を知ったら私が怒る、と判っているから家主さんに依頼したのであろう。だが、そんな話は直ぐ管理会社に伝わるものである。バレない、とでも思っていたのだろうか。今まで、家賃が遅れてもさほどうるさく言わないで「言い訳を聞いてやっていた」から舐められたのかも知れない。ここんとこ家賃が遅れる言い訳にウソが多くなってきたので最近は厳しく言うようにしたのたが、Nは「こいつなら騙せる」と高を括っているんだろう。
このNという男、以前、私が「家賃は期日までにちゃんと払うよう」注意したら、私に向かって「あんた、頭わるいなあ。よくそれで商売が出来るね」と毒づいた男である(過去ログ参照)
実は、悲しいことだが、このNという人物だけが特別悪質、というワケではない。これは「おカネがあっても家賃を払わない入居者の典型」なのだ。滞納者のほとんどがそのパターン、ということである。
私なんか11年前に購入した軽自動車を今も乗っているというのに、家賃を滞納して「私が立替払いをしている」のを知っていて、前述のような暴言を吐いて、それでいて「新車購入」である
Nが今度家賃を払いに来たなら、「新車に買い換えたんだって?、景気いいじゃん。今後、家賃の遅れは一切認めないから、そのつもりでいなよ」、と言ってやろうと思う
2009年10月16日
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