2009年10月18日

昨日の箱根駅伝予選会

昨日はいつもより早く家を出て、毎年立川で行われる「箱根駅伝」の予選会を見に行ってきた。

ご承知のように正月の「箱根駅伝」は、既にシード権を得ている今年の本大会での成績上位8校、昨日の予選会での上位11校、そして予選を通過できなかった大学からの成績上位者らで構成する関東学連選抜チームを加えた20校で開催される。箱根駅伝はお正月の風物詩にもなっていてマラソン界のエースも多く誕生している。

駅伝は団体戦であるから、必ずしもマラソンの新星が本大会出場大学から出るとは限らない。そのあたりは高校野球と似ている。甲子園の出場経験が無い選手がプロ野球で大活躍している例は多い。

で、期待の星が現れないかと楽しみに予選会を見ているのだが、とくにどの大学を応援しているというワケではない。ま、強いて言うなら雰囲気を愉しんでいるだけだ。

お正月・・・、私はどこにも出かけない時は往路復路の二日間、テレビにかじり付いている。いろんなドラマがあって感動できるから。

で、今年の予選会でも、こんなドラマがあった。

毎年決まったポイントで声援を送っているのだが、たくさんの選手が通りすぎて、もう誰も来そうもない雰囲気になって、警察官が交通規制を解きはじめた頃、大会運営車からアナウンスが流れた。

「もう一人来ますので、まだ規制を解除しないでください」、と。

それから5分ほど経って、最後のランナーがやってきた。私がいたのはスタートから7キロの、まだ走り始めて間がない地点である。それで直ぐ、「あ、スタート直後に故障したな・・・」と判った。

後ろにはピッタリと医療車がついていて、もし棄権したなら直ぐピックアップできる体制を整えていたが、選手は懸命に走り続けている。個人プレーだったらとっくに投げ出していることだろう。

私はずっと写真を撮り続けていたが、その選手だけは撮らないことにした。不本意な状況で懸命に走っている選手にカメラを向けるのは失礼かも、と思ったからである。代わりに拍手だけ送った。

周りのご婦人がたは「頑張れ〜」と声援を送っていたが、本人にとってはキツイ言葉でもあるだろうから声は掛けなかった。

過去ログでも書いた記憶があるが・・・、

以前、松野明美がテレビで、「沿道の『頑張れ〜』という声援が一番頭に来る。こっちは一生懸命走ってんだよ、これ以上どう頑張れと言うんだよ」と言っていて、選手からすれば「無理すんなよ」と声を掛けてもらえるのが一番ありがたいんだとか。

全部の選手がそうか分からないが、一理ある、と思った。

最後尾の選手、たしか駿河台大学だったと思う。その選手の所為ではなかったであろうが、予選は通過していなかったようだ。


人間、挫折やドン底を経験した者のほうが、素質や環境に恵まれて順風満帆で歩んできた者より圧倒的に強くなれると思う。いつか「あの時、俺がみんなの足を引っ張っちゃってさあ、ホント、死にたいくらい落ち込んだもんだよ」と笑って話せる時がきっと来るに違いない。
posted by poohpapa at 07:23| Comment(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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