二人ともジャージ姿で、彼氏のほうは見るからに水商売。どこで知り合ったか彼女のほうは素朴で可愛い女の子。スレてもいないふう。
彼氏の職業は、私でなくても、誰が見ても判る。ホスト、である。ただ、話していると感じもいいし、けっこう将来を見据えていて、自分はいつまでも現役でやる気はなく近々店を持つ予定、とのこと。
ジャージ姿・・・、さっきまでこの格好で家で寝てました、という雰囲気も良くないが、座る姿勢も良くない。足を大きく開いて少し斜めにもたれかかっていて私を正面から見ない。
私は、早々に「この二人の部屋探しはしない」と決めて、部屋探しで不動産屋を訪れる時の心構えだけ教えることにした。挨拶の仕方、最低限のマナーとも言える服装や言葉遣い、椅子に座る時の姿勢、そして何より、「ドアを開けて入ってきた時から審査が始まっていて、それは申し込みをするかどうかに関係なく、それ以前に、紹介してもらえるかどうかが懸かっている」、ということを丁寧に教えてあげた。
もちろん、言って聞かせても無駄、というような相手ならそんな無駄なことはしない。ちゃんと理解する謙虚さは持っている、と思えたからそうしただけである。もっとも、説教している私が営業中もジーンズ姿なんだから「お前が言うな」くらいの話ではあるのだが

それでも二人は私の話を頷きながら聞いていて、店を出る時には丁寧にお礼を言って出て行った。根は気のいい青年なんだろうが、うちの物件を紹介するのも他社に紹介するのも躊躇われる。
おそらく、一度家に帰って出直して、どこか別の不動産屋に行って部屋を決めることになると思うが、私は全然それでかまわない。
m(_ _)mヘヘー
人を観る達人であらせられるpoohpapa様の判断に間違いなし!(笑)
ホスト…だったと言う同僚がおりまして、
『俺が昔一億稼いでいた時…』なんて大風呂敷拡げて話し始めた初対面の時には
(頭大丈夫かなこの人?)とか思いました。
彼を昔から知る先輩は鼻で笑ってましたが…言うならば【狸】そっくりなキャラであります。
人生色々
ホストも色々
不動産屋も色々
poohpapa様
嘘は…
『可愛い嘘』が一番ですね♪
↓みたいな(爆)
人を(職業で)色眼鏡で見たりしなければ、まあまあ好青年でした。ですが、部屋を貸す、ということであれば、難しいものがあります。これが以前から当社の管理物件に入居していて一度もトラブルなく、最近ホストに転向した、というなら紹介可能ですが・・・。
もちろん、私も(相手に分からないようにテストして)ホステスさんに部屋を紹介したりしてますし、今までトラブルに遭ったことはありません。全部ダメ、ということではないのです。それでも、元付業者に「職業はホストなんですが・・・」と問い合わせたなら「訊くまでもないこと」と思われるものでしょうね。
そうそう、「可愛い嘘」は良いですけど、女性だけ、ですね(^^ゞ
でもって、人を傷つけないためのウソはOKですが、自分を護るためのウソは嫌なものです。時として、振り回されたりしますしね。
ま、それは、私より百戦錬磨のクマさんのほうが詳しいかと・・・^_^;