「この辺の地理に詳しい?」
まあ、不動産屋だから詳しくなければ食べていくのに難儀する。私の前に何人かにそう訊いていて、みんな「いいえ」と答えていたようだが、その気持ちは解かる。人にモノを訊く態度ではないし・・・。
「少しなら」と答えると、「図書館はどう行けばいいの?」と訊く。
いい歳なのに、なんとも横柄で、とても不愉快な感じの女だ。
私が、「この交差点の次の信号を左に曲がって、最初の信号を・・・」と説明している最中に横断歩道の信号が青になると、私が教えているのに無視してサッサと行ってしまう。自分で人にモノを尋ねていながら、なのだ。「なに!?あのオバサン!」、である。
ところが、そのオバサン、横断歩道を渡りきると、角の洋品店の従業員を奥から呼び寄せて同じことを訊いている。どこか頭がおかしい。なんだか、最近はこんなノが多いように思う
「すみませんが、図書館にはどう行ったらいいのでしょう?」とか、「ちょっとお尋ねしたいのですが、この辺に図書館はありませんでしょうか?」と普通に訊けばよいのであって、相手が「私はこの地域の者ではないので・・・」と言ったら(いちおう挨拶して)別の人に訊けばいい。自分は無駄なことしたくないからと先に「地理に詳しいか訊く」というのは訊き方(言葉遣いや態度)も含めて失礼だろう。
ほんの少し時間を割いただけだが、えらく損をした気分になった。
普段、うちは不動産屋だから道を尋ねる人が飛び込んでくることがよくあって、その場合、住宅地図までコピーして道順を赤で塗って渡したりするが、たいていは丁寧にお礼を言って出て行く。そうすると、その後ず〜っと気分良く過ごせる。その逆だとドンヨリ落ち込む。
大人なんだから、道の訊き方、お礼の言い方くらいは身につけてないと恥ずかしいと思う。
正直、「ババア、途中で車に撥ねられやがれ!」と思った
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そう言えば、こちらの方にもいましたよ。こういう方が。
この前の夏日だった暖かい日に仕事をしていたら
自転車でふらふらとこっちに寄ってきて
「道分かんなくなっちゃった。ここへ行きたいんだけれど。」と。
あっちの方だよと教えたら「すみませんね、私ボケているもので」と言ったので
家族の連絡先を聞いて家族と連絡取った方がいいよとアドバイスしたのですが・・・
後で私の父が、
「自分で『私ボケているものですから』と言う奴より『私はボケていない!』って
言い張る奴のほうがボケているんだよ」ですって。
季節の変わり目にこういう方が出る確率が高いような気がします。
体も頭も体調を崩しやすいんでしょう時期なんでしょうか?
それ、お父さんの仰るのが正しい、と思いますね。でも、自分で「私はボケてるもので」と言っている人が実際にもボケていたケースもありましたから、一概にそうだとも言えませんが(^^ゞ
私も、一度、徘徊者の家族に連絡をとろうとしたことがあります。これは自力では自宅には戻れないだろうな、と判断したもので。でもその時は何も身元が判るものを持ち合わせてなくて断念しました。
自分もいつか通る路、なんでしょうけどね。最近はうちのと真面目に「私の死後のこと」を話し合うようになりました。
でもって、逝く時はポックリ逝きたいもの、と願っています^_^;
もうそういう歳なんでしょうね。