2009年11月09日

ワケありの人が連れてきたワケありの客

当社で既に6回も部屋を契約してくれたTさんから、「ワケありの友だちを連れて行くから、部屋を紹介してあげて」と電話があった。

そういう本人もワケあり、である。入籍せずに13年も付き合っている旦那がいる。その旦那には女房がいる。だからワケあり、なのだが、私はその前から知っている。旦那と知り合ったのは私とより後だ。

あ・・・、私とはそういう関係ではないので誤解なきようふらふら

Tさんが当社でしか部屋探ししないのは、「他に行くと最初から説明をしないといけなくなるから」なのだが、私とは阿吽の呼吸で互いの心情や考えを解かり合える。それが何より嬉しい。

私は「ワケあり」のお客さんが好きだ。なぜなら、自分の置かれている状況が解かっているのでアドバイスを素直に受け入れてくれるから。時には我侭の凝り固まりのような人もいるが、わりと少ない。

で、連れて来たのは52歳の無職の女性。28歳になる娘がいて、来年2月に出産予定の、言わば出戻り娘。旦那はタクシー運転手で、奥さんとは別居1年半だが離婚は成立していない。二人は旦那が奥さんと別居した後に知り合っている。その顔ぶれで暮らそうというのだからややこしい。それでは他の不動産屋には行きたくないのも解かる。現に、他の不動産屋を当たってみたが不調に終わり、Tさんに相談して、「だったら、ワケありでも相談に乗ってくれる不動産屋を紹介してあげるよ」と連れてきたものだ。私は「ワケあり専門」ではないのだが、このご時勢、紹介そのものは非情に有り難い。

当初は、娘の話、しかも「ポンポコリン」のお腹のことは聞いていなかったから2DKの部屋を紹介するつもりだったが、3DK以上は必要になるので方針変更。2件案内したうちの1件を気に入ったので、まさに今日、旦那が見て気に入れば申し込みが入る・・・、たぶんたらーっ(汗)

私はその女性のことはよく解からない。だが、Tさんのことは今までの付き合いで全面的に信頼している。だからその友人も信用する。

ちょうどお昼頃になったので私の奢りで一緒にランチをする事になり、食べ終えてレジで支払いした後に、二人に向かってこう脅した。

「飯まで奢ったんだから、まさかこれで申し込まないとかキャンセルとかは無いよね。もしそんなことしたら後が怖いよ」、と。

100%決まる確信があるからそんな冗談も言えるが、酷い不動産屋があるもんだわーい(嬉しい顔)

でもって、申し込みが入ってからが私の本当の仕事になる。

物件は当社の管理物件ではないから、上手く元付(管理)会社に説明しなければならない。ふだん仲良くしている同業者だが、正直に内容を話して、その上で不審に思われずに審査を下ろして頂けるよう細心の注意を払い、契約時には付き添う必要もあるだろう。

まあ正直なところ、契約期間である2年間借りているかどうかは微妙であろう。そのあたりは同じワケあり(実情は不倫)であっても「どちらかが死ぬまで添い遂げる」であろうTさんとは基本的に違う。

それなりに難しい条件があるものの、最初から本音でボロクソ言い合って、とても気分良く仕事ができた。きっとTさんは友人に「心配しなくても大丈夫だよ。その不動産屋だって不倫から結婚してるから」くらいに話してあったんだろう^_^;


契約が無事に完了して仲介料が入ってきたなら、私より遥かにグルメなTさんに、今度は少し豪勢な食事でも奢ってあげようと思う。
posted by poohpapa at 19:03| Comment(0) | お客さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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