生のニンニクでもかじったのだろうか、餃子なんかではあそこまでは臭わないと思うのだが、正直、商談どころではなかった。
私自身は、商売をしているので基本的に(翌日が定休日の)火曜の夜だけしかニンニク料理は食べない。それ以外はニンニクの入った料理は極力食べないようにしているのだが、たまに入ってしまっていることもあって焦ったりする。だから店にはモンダミンを常備している。ま、一口食べて「ニンニク入り」と気付いても平らげるが^_^;
そのお年寄り、月17万の年金が入るとかで「予算は5万まで 風呂は無くてもいいから安いほど良い」とのこと。身寄りは無いが生活保護は受けていない。
3万の風呂なし物件を紹介すると「ああ、これで充分」と言う。物件は現空だが、車で案内する距離ではない。と言っても、見かけは実年齢よりずっと若いが、歩くのは相当遅い。左右の足を5センチずつ小刻みに前後する歩き方なので徒歩での案内はキツイし、お年寄りを待たせて駐車場まで車を取りに行ってくるのには10分くらい掛かるし、それに、あのニンニク臭である。悩んでいると・・・、
「これ、場所わかるから、先ず自分で外側を見てくるよ」とのこと。
助かった!、である。
それでも、お年寄りが出て行った後、直ぐに家主さんに電話して、「こういう内容のお客さんなんですが、もし申し込みが入ったら受けて宜しいでしょうか?」と伺って、了解を取り付けていた。
翌日お年寄りから電話があった。室内を見たいと言う。
次の日に現地で3時に待ち合わせることにして、私は約束どおり3時にアパートの前で待っていたのだが・・・、待てど暮らせどお年寄りは現れない。携帯を持っていないので連絡はつかない。
ひょっとして、店で待ち合わせ、と勘違いしている可能性もあるので一旦店に戻ってみたが、店の前にもいない。自宅に電話してみたが出ない。ということは、やはり遅れてアパートに向かっているのか、と思ったのだが、アパートには現れなかったようだ。
どうして判ったか、というと、家主さんが大工さんで、今、アパートの改修工事をしていて一日中そのアパートにいたから、ということと、夜になって私がお年寄りに電話して訊いたから、なのだが・・・、
私が「アパートの前でずっと待っていたのですが・・・」と言うと、それまでと打って変わって話す速度がゆっくりになった。
「ああ、まちがえてほかのとこにいっちゃったみたいで・・・」だと。
有り得ない言い訳、である。そのお年寄りが物件の場所を間違えることはない。長年地元で暮らしていて土地勘もあるし、前日に下見してその物件の特徴を私に話していて実際と合致しているのだから。
「他の不動産屋に行っちゃったんですか?」と念押しして訊くと、
「あ・・あ・・、ああ、そうかもしれない・・・」とのこと。
「行っちゃった」と言うより、「逝っちゃった」のほうが適切か

ここまで読むと、「その年寄りは呆けが入っているのでは」と思われるだろうが、頭は普通に明晰で、縞々健忘症でもなさそうである。
要は、「何股もかけている」のである。私が「現地で待っていた」と話しても「申し訳ない」という雰囲気でもない。かと言って、呆け老人を装っているのでもない。一言で言えば、「不動産屋を何とも思っていない」というのが一番当たっていると思う。
「どうしますか?、明日ご覧になりますか?」と訊くと、「そうだね・・、みてもいいけど・・・」とのこと。なんか、嫌な言い方である。
「なら、現地で家主さんが工事しているから一声掛けて見せてもらってください」と言うと、「ああ、そうだね・・・」と気乗りしない返事。
そうは言ったものの、このお年寄りが回りまわってその物件に申し込みをしてきたとしても審査は通せない。いろんな意味で怖いから。
なんか、、、エラい臭い被害に遭遇されましたねぇ(苦笑)
それと、年齢を重ねても、周りに対して無神経な人間は結構居ますね。
特に、施設の清掃されている方々や、今の私みたいな立場の者に冷たい方など一日に一度は出会いますもん。
しかし不動産屋さんは『怒らせたら怖そう』な気がしないのかしらん?
(その筋の方とも縁ある業者さんも、中には有る…と云ふ意味で)
しかしニンニク臭い、しかも強烈に…って方はもう流石に稀少ですね。
私が小学生の頃、そのひとが銭湯に入った瞬間に、ハッとする位ニンニク臭いオジサンが居たのを思い出してしまいました。
そのぉ……近寄れない程【発散】してましたから
poohpapa様『即死!』レベル(爆)
いやあ、ほとんど即死状態でしたよ(^^ゞ
あと5分、店にいられたなら救急車を呼ぶようでした。これね、何かの用で店を訪ねるつもりだったり、誰かと会う予定があるなら、ふつうはニンニク料理は控えるのがマナーだと思うのですよ。
もしかして、(食べた自分は臭わなくなってるから)自分がそういうのを食べたことを忘れてるのかも知れませんが、相手のことに配慮できない人なら、管理していて何かのトラブルがあった時なんかでも自分のことしか考えないでしょうから、そういう人は相手にしたくないですね。無責任でしたし。
それにしても、どんな料理を食べたものやら・・・(爆)
いつも楽しく読ませて頂いております。
私も先週の土曜日に賃貸の案内で待ちぼうけを
食らわされました。
平日夜で案内の約束を一度はしたのですが、
先方の仕事の都合で週末土曜の11時の約束に
なりました。
(場所は物件のあるマンションエントランス)
しかし当日の10時50分ぐらいから11時半まで
待っても一向に来る気配がない。
携帯に連絡しても留守電。
結局何の連絡もないまま終了。
後日何度か連絡したのだが、携帯は1コールで
基地局留守電に切り替わるので、おそらく着信
拒否設定にしてあるのでしょう。
非常識にもほどあるレベルです。
しかし仕事上、偶然相手の現在住んでいる場所が
判った上に私の会社のすぐ近くなので、今度
会うことがあったら、嫌味の一つでも言って
やろうと思っています。
ただ何ヶ月も空いている上に値交渉もあったので
大家さんへの報告が・・・
こういう商売をしていると、申し込みのみならず、案内予定のキャンセルなんかもつきものですよね。
タスクさんの場合は繁忙日の土日にすっぽかし、というのですから迷惑この上ないですね。しかも、電話しても出ない、なんてのは人間性を疑います。非常識、なんてレベルではないですよ、それ。
気休めでなく、そういう生き方をしている人は友だちも離れていくでしょうし、幸せにはなれないものでしょう。碌な人生は送れません。
電話一本入れてこない人って多いですね。ちゃんと連絡くれる人はまだマシで、こっちは他の予定を組み替えて空けていたりすることもあって、そうすると気が揉めますし、たとえ来てくれても遅れて来られると後の予定にも支障が出ます。それでも、相手の事情には全く無頓着で「約束の時間を守る」という概念が希薄な人っているものですね。
もちろん、社会人としては失格で、そんな人だと自社の管理物件なんか紹介できません。仲良くしているお仲間さんにも、ですね。ふだん感じ悪い業者の物件なら罪悪感なしに紹介できますが(^^ゞ
<<しかし仕事上、偶然相手の現在住んでいる場所が判った上に私の会社のすぐ近くなので、今度会うことがあったら、嫌味の一つでも言ってやろうと思っています。
それ、是非めいっぱい皮肉ってやってください。ただ、そういう奴は顔を合わせないように「あさっての方」を向いて気付かないフリして行き過ぎようとしますよね。しっかり掴まえてください(^^ゞ
苗字からすると、大陸系とか半島系ではなかったですねえ・・・。
ただ、以前に一度だけそんなふうに「涙が出るくらい」の強烈な臭いを体験していて、その時は在日の同僚でした。
これはもう立派な細菌兵器・・・じゃなかった、悪臭兵器、ですね(^^ゞ
私の父66歳も3日ぐらいたてばそんな臭いがします(涙)
いえいえ、風呂に入ってない、という臭いではなかったですね。汗臭さでなく明らかにニンニク臭でしたよ。
お父上、3日間お風呂に入らないくらいで頭に抜けるほどの臭いにはならないでしょう(*^^)v
あ・・・、3日間お風呂に入らないでいてニンニクを食べたとか・・・(爆)