2010年02月05日

「閉店間際に来る客は」、・・・他の業種も同じだった

もう陽が落ちて、辺りは真っ暗になり、そろそろ店を閉めようか、という時間になって来店する「飛び込み客」がいる。

そういう客が成約になることはほとんどない。ここんとこ立て続けに年配の女性が部屋探しで来店したが、いわゆる「美味しくない」客であって、おそらくは他店でも対応に困ったのでは、という客である。

先ず、どういう物件を希望しているのか自身でも明確に決めてない。次いで、希望条件が高望みである。そして、予算も収入も乏しい。

その日一日「部屋探し」をしていて、たまたま「ここにも不動産屋があるから最後にもう一軒入って、何か資料でも貰って帰ろう」くらいの感覚なんだろうが、一日の最後にそういう客が来る日は、たいていは昼間は飛びっきり暇だった一日、である。暇なら暇で「そのまま終わってくれたら有り難い」のだが、そういう日に限って面倒な客が最後に来店したりする。内容の良いお客さんならかまわないし、時間が掛かっても成約に至らないのは我々の業界の常だからかまわないのだが、内容が悪かったりするとドッと疲れが出る。

我々の業種は接客に時間が掛からないからまだいい。行きつけの床屋さんに話を伺うと、いちおう閉店は7時になっていて、閉店直前に来店したお客さんの散髪をしていてもう直ぐ終わる、という8時頃になって「まだいいですか?」と入ってくる客がよくいるとのこと。

「まだいいか」と訊かれて「もうダメ」などと言えるものではない。

「明日伺いたいんですけど、仕事の関係で7時を少し回ってしまうかも知れないんですが、大丈夫でしょうか?」と事前に問い合わせでもしていてくれたなら店側も心積もり出来るものだろうけど。

店頭には営業時間が掲示されているし、我々の業種と違って「資料だけ渡してとりあえずお帰り頂く」ことも出来ない。店に入ってきたなら「冷やかし」ということはないから最低でも1時間は掛かる。そんなことくらいは客のほうでも分かりそうなものである。

普通の散髪ならまだしも、そんな時間に来店していながら「パーマお願いします」と言う客もいるんだとか。友達にはしたくないものだ。

「入り口の照明を落とすとか、『営業中』の札を裏返して『本日の営業は終了しました』とかに出来ないの?」と訊くと、「それやっちゃうと今やってるお客さんに気を使わせることにもなるし・・・」と言う。

たしかに、椅子に座って直ぐ別の従業員が外の看板なんかを仕舞い始めたら落ち着かないものだし、二度と来なくなるかも知れない。

田舎にいた高校生の頃、兄貴の行きつけの床屋に6時半に行って店に入った途端、オヤジから「すみませんね、今日はもう終わりなんで」と断られたことがある。「子供なんで馬鹿にされた。めんどくさいと思われた」ように感じて二度と行かなかったが、今思えば、そのオヤジの言ってることは間違いではなかったのかも知れない。

「本当は決められた時間(組合の規定)より長く営業しているとマズイんですけど、景気悪いから一人でも逃したくないし・・・」とも。

飲食店のように「ラストオーダー◎◎時」とはいかないようだ。

いずこも同じで、閉店時間ギリギリや、そのお客さんをやってる最中に客が入って来る日というのは昼間は全く暇だった日がほとんど、ということ。朝からずっと忙しくて「終わったのが9時半」というなら全然疲れないとのことで、その気持ちは実によく解かる。

話を聞いていて、「そっか、我々の業種はまだ幸せだったんだ・・・」と、申し訳ないが思ってしまった。
posted by poohpapa at 07:26| Comment(10) | お客さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
激しく同意ですね^^

先日もありました。

「とにかく安い物件ある?」

あのね〜!!(呆れ・・・)
風呂なし・汲取りの2.5万円の物件出したりましたわ(-_-;)

ムッとされましたが・・・。
要望に応えたのにな。。
Posted by えびけん at 2010年02月05日 09:42
えびけんさん、おはようございます

だいたいが、内容の良いお客様は「明るいうち」にお越しになります。閉店間際に美味しいお客様は来ませんよね。

床屋さんの話にしても、相手の立場に身を置けば、いくら商売といっても、そんな時間に行って「これからやってくれ」と言われることの迷惑、解かりそうなものだと思うんですよね。

組合で「時間外割り増し」の制度でも作ればいいと思うのですが、まあ、そうすると激安理容店に流れちゃいますしね・・・。

床屋さん、私の下の部屋に住んでいますので、ドアの音で帰ってきたのが判るのですが、11時近い時もあって、「昨日は忙しかったの?」と訊くと、「いや、そうじゃなくて・・・」とのこと。

どんなお仕事も大変ですね。
Posted by poohpapa at 2010年02月05日 10:20
私も都内で飲食店を営業しています。
先日12時閉店と再三言っているにもかかわらず、「入っちゃえばどうにでもなる」という考えで、無理やり11時45分に入ってくるオヤジ連中がいました。もちろん既にとても酔っているためこれ以上飲めるわけがありません。私は怒って先に帰りましたが、結局クソオヤジ達が帰ったのは1時半だったそうです。
でも何に頭に来たのかって、そんなオヤジを入店させてしまった店長に腹が立ちました。
そこで反省したのですが、閉店間際に「この店なら入っても大丈夫」という雰囲気を醸し出すのがいけないのかもと思いました。もし客を入れてしまうのなら、割り切って今日は深夜営業するぞと覚悟をしなくてはいけないんですね。
なんにせよ考えさせられた一件ではありました。
Posted by YM at 2010年05月12日 02:09
YMさん、おはようございます

これね、用が直ぐ終わる物品販売とかならまだマシですが、飲食関係や理容美容店は弊店間際に来店されたらキツイですよね。最低でも、そこから1時間は掛かりますもん。業種によっては残業手当などもらえなかったりするものでしょう。そうすると、店員さんからすればタダ働きさせられることになります。お腹だって空きますし、早く帰って観たい番組だってあるか知れません。

と言うか、そんなの考えなくても解かりそうなものですよね。自分を相手の立場に置き換えたなら「いかに辛いことか」解かるものでしょう。

本文にも書きましたが、弊店間際に来て「パーマ、お願いします」なんてノもいるそうで、そういう輩とは友達になりたくないものです。どうしても、というなら事前に問い合わせくらいすべきです。お店のほうにも段取りとかあるものでしょうから。了解してもらったなら特に気にしなくても良いものでしょうけど。

<<閉店間際に「この店なら入っても大丈夫」という雰囲気を醸し出すのがいけないのかもと思いました。

それは言えてるかも知れませんね。店側も工夫が必要かも(*^^)v
Posted by poohpapa at 2010年05月14日 07:46
はじめまして!私は最近接骨院でアルバイトを始めたのですが、いつも決まったように駆け込みでやってくる患者さんがいるので迷惑しています。患者さんといってもどこか故障があるわけではなく、おしゃべりついでにマッサージでもしてもらえればいいや、という感じの若い女性で、促さない限りは施術が終わっても一時間近く帰りません。できれば定時で帰りたいのですが、まだ新人なので先輩が居残っている間はそうは言い出せません。その方は雰囲気から察するに、何となく自分を身内だと思っていて一緒に打ち上げしている気分なのかな、という感じです。でも実際はスタッフ一同かなり気を使っているのですけれどね。その方が帰ると皆でふーっとため息をついてしまう感じです。

私も人を相手にする職業に携わっている以上、いらっしゃる方へは思いやりを持って接したいと思ってはいるのですが、その方は男性には愛想良く私を含み女性スタッフにはあからさまな敵対心をむき出しにしてくるので(診察券を提示する際に投げるようにする。話かけても無視、目も合わさない。)正直残業してまでも関わりたくありません。
本当におっしゃるとおり、そういった時間やマナーにルーズな人とは友達にはなりたくないものです。まあ、そう思われてしまうような人だからこそ、話相手に飢えているのかもしれませんが・・・。結局嫌われては意味が無いとおもうんですがね。
ただ、担当の先生が饒舌というか、相手を乗せるようなトークが上手いので、気分よくなって帰るようで、それが毎度の滑り込みプラス最悪な態度に拍車をかけているようです。
つい愚痴になってしまいました。長文申し訳ありません。
Posted by suu at 2012年07月11日 03:41
suuさん、おはようございます、初めまして(*^^)v

長文のコメント、全然OKですよ〜。suuさんのコメントの長さでも、うちのサイトに寄せて頂くコメントの中では平均的な長さでありますし、ほんと。

ところで、業種によっては来店されたら「どれくらいの時間が掛かるか」読めるものですよね。なるほど・・・、たしかに、接骨院なんかも1時間くらい掛かってしまいますね・・・。

そういう場合は店長とかが「君たちはもう上がっていいですよ」と声を掛けてくれるといいのですが・・・。ともなくば夕方5時以降は「飛び込み」を受けずに予約制にしたり・・・、何か工夫したほうがいいでしょう。余計に時給を払うことになるのですし。

もっとも、私も、行きつけの床屋さんに「最終受け付け18時、閉店19時、と表示すればいいかも」と言ったのですが、「ギリギリでないと来れないお客さんがいるものだから、それでお客さんを逃してしまうといけないんで・・・」とのこと。それは解かりますね。ただ、特定の(事情が解かっている)お客様には予め「そう店頭に表示していますが、◎◎様は全く気にして頂かなくてかまいませんから」と伝えれば良いのでは、と思います。飛び込みで閉店時間間際に来て「パーマを」は辛いですよね。

それで「迷惑を掛けてるなら・・・」と思うか「自分は配慮してもらえる上客なんだ」と思うか不明ですが。私なんかは洋品店で裾上げとか頼むんでも「残業させることにならないか」とか気にしてますけど。

ちょっと気が付く人なら「自分がこの時間に入ったなら迷惑かも」と解かりそうなものですが、「私はカネを払っている客なんだから店員のことなど気にする必要は無い」と自分のことしか考えない傲慢な客もわりといますね。たまにしか来ないのにお得意様ヅラしてたりね。人間、自分には甘いから^_^;

そのお客さんは施術が目的ではありませんね。いい気分になりに来ているんでしょうね。担当の先生はお見通しなんだと思います。商売していて、全部が「いいお客さん」てことは有り得ませんし望むべくもないのですが、最低限のマナーや思い遣りくらいは持ち合わせていて欲しいものですね。

もしかすると・・・、ギリギリの時間に入ると迷惑を掛けるものだけど、それでも嫌な顔をさせないでやらせることで「自分がお得意様」「上客」だと認識したがっている、それを楽しんでいるのかも知れません。そういう部分は必ずあることでしょう。

いずれにしても、思いやりのある一言を添えて頂くだけで、残業させられても苦にならなかったり、10分でも悔しいことってありますよね。

きっと、そのお客さん、お友だちはいないと思いますよ。みんな離れていくでしょう。そう思ってないとやってられませんしね(爆)

私も長くなってしまって済みません^_^;
Posted by poohpapa at 2012年07月11日 07:11
丁寧なレスありがとうございます。poohpapaさんのご意見を拝見し、そうそうその通り!と思わずにはいられませんでした。職場の者も件の方には不満があるようなのですが、あくまでも相手は「お客様」なのだと考えると言いたい事もなかなかストレートには言い合えず・・・;;
かなりフラストレーションが溜まっていたので、耳を傾けていただけて嬉しかったです。あまり感情に流されず、ゆっくりでもいいので具体的な解決策を模索していこうと思います。
Posted by suu at 2012年07月12日 04:16
suuさん、おはようございます

世の中、「自分はカネを払っているから客だ(私のほうが立場が上)」と勘違いしている人、多いですね。

「お客様は神様」なんてことはありませんよね。「どういう客であるか」が大切なんですから。

私の行きつけの床屋さん、担当が決まっているお客さんもいて、それぞれが苦手にしている客というのもあるようです。それでも、担当者が他のお客さんを相手にしている時は、空いている従業員がせざるを得ず、大変な苦痛なんだとか。前のお客さんとは会話していたのに、その客の番になって沈黙すると「オマエ、俺のこと嫌ってるのか」と思われるので無理にでも何か喋らないといけなかったりして。

嫌な客が来る日と時間が解かってたりすると、私も日時を調整して従業員に協力することもあります。男の頭なんか、1週間くらい散髪がズレてもどうってことはありませんし、私は気にならないもので。

ちなみに、嫌な客というのは、「気難しい」「注文が多い」「上から目線」「会話が噛み合わない」「押し付けがましい」「決まって閉店間際に来る」「やり直しさせるのが好き」といったところのようです。

suuさんの接骨院の場合、「お客様に理解してもらって(良く)変わってもらう」というのは無理なのですから、店側で工夫するしかありませんよね。私としては、店長がお客さんの前で「君たち、もういいよ、お疲れさま」と声を掛けるのが一番いいと思います。それとなく客に解からせる、ということですね。ま、そういう相手なら、解かってても改めない公算が強いでしょうけど。

床屋さんの話では、7時になってまだお客さんの散髪をしていたりすると、7時半頃になって「まだいいですか?」と入ってくる人がいるとか。断れば二度と来なくなりますから「けっこうですよ」と入れてしまって、そうすると9時過ぎまで営業することになって、店を閉めても洗い物などがあるから直ぐには帰れず、本当は凄く辛いようです。

「閉店時間になったら待合スペースの電気を消すとか、店頭に最終受付18時と表示するとかすればいいじゃん」と言ったのですが、「それだとお客さんに気を遣わせることになるし、その時間にしか来れないお客さんもいるから」とのこと。私は、客のほうでも調整できなくはない、と思うのですが・・・。

仕事なんですから、当たり前に苦労をするのはよいとして、しなくていいハズの苦労をする(負担を負う)のは納得いきませんよね。余計なお世話かもしれませんが、suuさんの勤務先も、店長とよく話し合ってみるのがいいと思います。現状は、経営者にとっても従業員にとっても得はありませんもん。そういう客を一人逃したところで、どちらがプラスかハッキリしてますよね。

そんな時間に来店して、しかも長々と無駄なお喋りをしていくなら、残業代を請求したいくらいの話です。

って、お節介でスミマセン(滝汗)
Posted by poohpapa at 2012年07月12日 06:25
チェーンの店のクレープ屋で働いてるが、閉店間際に限って客が並び始める。本当に殺したい。
残業することになるから、店長に怒られるし、帰る時間も遅くなるし、疲弊し切ってしまう。
閉店間際に来るアホな客のせいで、飲食業はいつまでもブラック業界のまま改善されない。従業員は健康を害する。
イオンのテナントに入ってるクレープ屋から言わせてもらう。
閉店間際に来る客なんか死ね。お前らみたいなクズどもは、もう二度とうちの店に来るな。店の前も歩くな。
目障りなんだよ。
首吊って死んでください。
Posted by ・ at 2018年02月06日 03:53
・ さん、おはようございます

相当にお怒りのようで、お気持ちはよく解かります。業種によっては断れなかったりして、従業員としては辛いですよね。客は「カネ払っているから俺は客だ」という態度の人もいるでしょうね。店は客が求める商品とサービスを提供し、客は相応の対価を支払う、つまりは対等なんですが、勘違いする人は多いものです。ほんの少し、逆の立場に立ってみれば解かりそうなものですが。

そんな時は、「私は客に対してでなくおカネに対して頭を下げているんだよ」と思えばいいでしょう。

自分が客の立場に立った時、「私ならそんなことしない」と皆が思えれば、社会は良くなっていきますよね。私はスーパーやコンビニで買い物して代金を支払う時、必ず「お世話様でした」と声を掛けます。ここで具体的には言えませんが、その小さな感謝の言葉が、何倍にもなって返ってきています。

そうそう、 ・さんがお勤めのクレープ屋さん、営業時間を1時間延ばすとかすればいいのに、とも思います。客がクレープを食べたくなる時間が今の閉店時間に集中するなら、それもアリですね。延ばしたら延ばしたで、閉店間際に集中する、ということも無いのでは、と思いますが・・・。

Posted by poohpapa at 2018年02月06日 08:50
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