2010年06月02日

おっとっと、の証券会社新入社員

一日店番をしていると、様々な業種の営業マン(男女)が訪れる。

その中に、この春大学を出たばかりの某証券会社の女子社員がいる。業界ではトップクラスの会社だが、総合職で採用されても最初は皆「飛び込み営業」から始めさせられるのは仕方ない。

飛び込み営業は私も経験しているが、まともに話を聞いてくれる人などそうそうはいない。門前払いがほとんどだし、例え株取引に興味があったとしても、初めて訪問したなら「株はやらないから・・・」と言って断られるのがオチである。その辛さが解かっているから、「株は少しだけやってるけど、決まった会社と信頼できる担当者がいるので浮気は出来ないんですよ。ただ、外回りをしていると嫌なこともたくさんあるだろうから、その時はここに寄って愚痴をこぼしていってもかまわないからね。と言っても、私は他のこと(仕事)をしていてお相手が出来ないこともあるし、お茶も出ないけどね。それでも良ければいつでもいらっしゃい」と、これは男女を問わず言っている。

かつては、ある証券会社の営業マン(女性)が店に入るなり泣き崩れたことがある。うちに来るまで泣くのを我慢していたようだった。社名を名乗った途端「俺は以前オタクと取引して大損害を受けたことがある。いいから帰れ!」と追い出されたとか。そもそも株なんて自己責任でやるものだし、彼女が当時の担当者でもないのに理不尽な話だが、それが証券会社営業マンの宿命と言えなくもない。

余談だが、その営業の勧めで野村證券の株を買ったら半年で2倍になり、たしか180万くらいの利益が出た。彼女がUCLAの大学院に進むため退職する際、以前「万年筆が好き」と聞いていたので、たまたま所有していた未使用のモンブランを餞別に贈ったりした。

で、今回の新人営業マンにも「何も買わないけど、いつでも休んでいっていいよ」と言うと喜んでいて、しばらくして再びやってきた。暇だったので少し世間話をしていると、こう言う。

「何か買ってくださいよ」

ほえ!?、なんとまあストレートに・・・(爆)

いくらなんでも、そういうつもりで言ったワケでもないし、それほどに親しい仲でもない。驚いて、こう訊いてみた。

「入社した時に研修とかしてくれなかったの?」

すると・・・、

「株については一通りありましたけど・・・」、だと。

セールスの何たるか、営業の心構え、言わば「イロハ」の研修は行っていないようだ。いや、会社はしているのだが、本人が理解していなくて「無かった」と錯覚している可能性もある。

例えて言うなら、合コンで知り合ったばかりの女性に「◎らせろ」と迫っているようなものだ。今風のギャル、と言ってしまえばそれまでだが、そんなスタイルではこの先苦労するのは間違いない。ではあるが、私が「よその会社の新入社員の研修」をする気も義理も無い。

せめて1週間くらいは先輩が同行してあげれば良いのに、と思った。

posted by poohpapa at 07:34| Comment(8) | 出入りの業者、各種営業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
poohpapa様、おはようございます。

ええっと、頭が痛いですね、その方・・・。もしかしたら先輩達ももてあますかもしれません。
私も営業で外回りをしていた経験がありますので、すげなくあしらわれて追い返されたり、逆に手を止めて時間を割いて話を聞いていただいたりしたこともあります。大概は前者だっただけに、僅かな確率で後者に当たると、もし商談となった場合はできる限りの値引きをさせてもらおうと思ったものです。ですからpoohpapa様のお店のような場所があるのは、砂漠の中のオアシスみたいなものなんですが・・・。

売り込みのポイントは「どうやったらこの商品が値段以上の価値があるかと思わせること」で、そのために色んな話術があったりするんですがね。ストレートに「買ってよ!」で売れたらこんなに楽な仕事はないでしょうね(笑)
少し話がそれますが、若い方々への小説は比喩・暗喩はなるべく使わないようにという方向へ流れが変っているそうです。「緑の黒髪」という表現も矛盾してる!と大騒ぎになるんだとか。
そういう例えや婉曲な言い回しで相手を懐柔するというテクニックも場合によっては必要なのですが、それこそ学校の勉強では教えないものでしょうし、本人が身を削りながら覚えていくしかないものでしょうね。
身につくまで仕事が続いていればいいですが(笑)
Posted by らみ at 2010年06月02日 08:41
そういう新入社員には、ジョージ・クルーニーの『マイレージ・マイライフ』を見せるといいかも。
「人生の生き方」と「人との付き合い方」は、全く違うようで実は同んじなのだよ、と。
で、教える側の資質と教え方よりも、結局受け取り側次第ということなんですね。
ハリウッド製なので、そこはアメリカ万歳な映画ですけど・・・
Posted by ハリケーン at 2010年06月02日 08:56
こんにちは

面白い営業さんですね?
ストレートなのも、正直でまた良いとは思うのですが…それだけじゃ商売にはなりませんよね?
新人の外回りは、ある意味社会勉強でしょうから頑張って欲しいですね
「私に株を買わせてごらん?」と言ってはどうでしょう???(^^ゞ
営業マン育成シミュレーションじゃありませんが…

何言う私も証券会社とは、もう25年以上のお付き合いです
でも、過去に1度もしていない事があります
それは、「担当者に会った事が無い」んです

毎年贈られてくる山の様な資料と報告書だけのお付き合い

今のところ損は無しです
大儲けはさせてもらっていませんが、庶民としては十分(銀行の金利よりずっといい)儲けさせてもらいました(^^ゞ

一番損してるのは保険ですね
使った事無いんです
しかし、これは過去を振り返らないようにしています
Posted by しんのすけ@株が怖い at 2010年06月02日 10:12
らみさん、こんにちは

そうなんですよ、私も「オアシス」になれればいいかな、と思っていて、「お茶など出ないよ」と言ってあっても缶コーヒーくらいは出してます。もちろん、商売に繋がらなくても全然かまいません。私としては「あそこは感じが悪い」とさえ言われなければそれで充分なんです。でね、

<<ええっと、頭が痛いですね、その方・・・。もしかしたら先輩達ももてあますかもしれません。


らみさん、それ、凄い読み、です。まるで見ていたかのようで(爆)

最初から全く自己流なんですね。らみさんが仰るように、ストレートに「買ってよ!」で売れたらこんなに楽な仕事はないですよね。お客さんに「欲しい」「買いたい」と思ってもらうためにどれだけの資料を集めなければならないか、どうセールストークを組み立てたら良いか、といった工夫や努力も無しで買ってもらえるほど世の中は甘くありませんよね。こういう新人営業が回っていること自体、会社としてはとても恥ずかしいことだと思うのですがねえ・・・。

当人も「自分が会社の看板を背負っている」という認識はないものでしょうね。感じは悪くないので、ま、完全に突き放さないで追い追い指摘してあげようかな、と思っています。ほんと、それまで持てば、の話ではありますが(ふ〜^_^;)
Posted by poohpapa at 2010年06月02日 11:17
ハリケーンさん、こんにちは

<<で、教える側の資質と教え方よりも、結局受け取り側次第ということなんですね。

全く、仰るとおり、だと思います。

ひょっとして、その証券会社、正社員として採用はしたけど、元々入社試験や面接で篩いにかけるつもりはなく、実戦の結果を見て選別する気かも知れませんね。ダメなら辞めていくだろう、くらいに。でなければ話の辻褄が合わないに思えるんですよね。

先日、他の業種の営業さんと話していて、最近の新入社員は自分から仕事を覚えようとしないでただ指示が出るまで待っているタイプが多いんだとか。自分が置かれている立場が理解できてない、とのこと。

よく解かりますね、ほんと・・・。
Posted by poohpapa at 2010年06月02日 11:25
しんのすけ@株が怖いさん、こんにちは

損してないなら、株、怖くなんかないでしょう(*^^)v

<<「私に株を買わせてごらん?」

それはちょっと・・・ね、そんなことを言おうものなら枕営業もしかねません。だって、楽することしか考えてないんですから。いよいよもって成績が上がらなければ解かりませんよ、ホント。

その時は「しんのすけ@株の枕営業大好きさんて友人を紹介してあげる」と言って、しんのすけさんに振りますから宜しくお願いします。

そうそう、私は、どんなに必要性が無くても、顔の見えない相手と取引することは出来ませんねえ。物やサービスを買うのでなく、営業マンの人間性を買う、という考え方なので・・・。

あ、そういえば、びあんこさんから電話があって、「サーモンの飛び切りのが入ったから来ない?」とのことでした。奥様と如何ですか?
Posted by poohpapa at 2010年06月02日 11:40
『何か買って下さい』

『じゃ、君…』

ウオゴコロアレバミズゴコロ

ヨイデワナイカ(*~ρ~)


私なんか、すぐに美人局に嵌まりそうなんですがどうしたら…
Posted by 街のクマ at 2010年06月02日 12:35
クマさん、こんにちは

私がお世話になっている某証券会社の女性担当、入社2年半ですが、大変な勉強家です。ま、こう言ってはナンですが、2年半経っても私の担当者のレベルには到底及ばないものでしょう。ただね、割と素直な感じもしますので、教育しだいですね。でもそれは私がすることでなく、彼女の勤務先が考えることです。私は見守るだけ、ですね。
Posted by poohpapa at 2010年06月02日 15:07
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