ある入居者から「風呂釜が壊れたから見てほしい」と連絡があった。
かなり年数の経っている風呂釜だが、ひょっとすると部品清掃で直せるかも知れない。それで、先ずガス屋さんでなくリフォーム業者に行ってもらったのだが、単純な故障ではなく寿命のようだった。それで馴染みのガス屋さんに改めてお願いすることになった。社長自ら行ってくださったようで、後で見積書を届けてくれて、淡々と「こういう商品を付けると、定価ではこれくらいですが、工賃込みでこの金額で」と、いつものことだが非常に良心的な数字を出してくれ、その場で家主さんに了解を頂いて交換してもらうことになったのだが・・・、
後でリフォーム業者から電話があった。
「ガス屋さん、何か仰ってませんでしたか?」と訊く。
「え?、何も言ってなかったけど・・・」と答えると、
「あの部屋、凄いことになってますよ。ゴミ屋敷よりヒドイくらいで、私が今まで見たどの部屋より汚いですよ。ガス屋さんが見たら『あの部屋だけは勘弁してくれませんか』って言うんじゃないかと心配してたんですけど、よく何も言わないで受けてくれましたねえ」と言う。
今までだって他にけっこう汚い部屋はあっただろうが、リフォーム業者がそこまで呆れるなら、私も管理責任上、中を見てみたくなった。
で、ガス屋さん、本当に何も言わなかったし顔色一つ変えていない。そんな状況でも割り増しもなく良心的な価格を提示してくれている。
う〜ん、そのプロ意識に脱帽、である。次もあるから「工事終わりました」との報告があったら菓子折りでも持って挨拶に行ってこよう。
その話解ります。
もう二十年以上も昔、ある市営住宅の配管リフォーム工事に行ったら、部屋の綺麗さが(経年数は当然同じなのに)
住人さんの意識で全然違ってて、
その中でも一件だけ、特に部屋中が脂っぽくて、まるで中華料理屋の厨房みたいになっちゃってる部屋があって…
職人仲間で『あの中華屋さんだけは凄かったょね〜!』
『中華屋?あ〜あそこね』って盛り上がった記憶があります。
ゴミ屋敷では無かったけれど、その部屋を終わったら靴下を交換しないと別の部屋に入れなかった程度には汚れてました
|||(-_-;)||||||遠い古へを思い出してしまった…
その後、リハビリは順調でしょうか?
昨日、そのガス屋さんに請求書を預かりに行って、「なんか、たいへんな部屋だったようで済みませんでした」と言うと、社長は笑っていらっしゃいました。てことは、よっぽどだったんでしょう(*^^)v
割増料金など付いてないので、今日、改めて菓子折りを持って挨拶に行ってきます。なんで当社がそういう負担をしなければならないのか、若干の疑問はありますが、まあ、うちとガス屋さんの今後の付き合いのために、ということで仕方ないでしょうね。
少なくとも、入居者がキレイに部屋を使ってくれていたなら、当社はそんなことしなくても良いのですがねえ・・・。