しばらく空いている部屋の件で業者から問い合わせが入った。
「事務所可、ということですが、職種は相談に乗って頂けますか?」と言う。初めて問い合わせをしてきた業者さんで、言葉つきも丁寧で頗る感じいい。何とか相談に乗りたい、と思ったのだが・・・、
私が「職種は何でしょう?」と訊くと、消え入りそうな小声で、
「刺青の店で、店舗兼住まいとして使いたいそうです」と言う。最初はよく聞き取れなかったので改めて訊き直すと、やはり「刺青を入れる店」であった。今流行のピンポイントの装飾的なタトゥーではなく、本格的な、それこそ「唐獅子牡丹」「昇り竜」といった類の刺青を入れる店のようだ。
刺青師本人は普通の人、ということだが、出入りする客は「その筋」の人、ということになる。それだと他の入居者が怖がって退去してしまう可能性もある。駐車場だって我が物顔に使いかねない。「その車、移動して頂けませんか?」などと声を掛けるのも命懸けになる。
若い女性の担当者で、断られるのが分かっていても本人を前にして問い合わせせざるを得なかったんだろう、なんとも気の毒だった。職種的に言って、どだい普通のマンションで営業する(審査を下ろす)のは無理であって、雑居ビルならどうにかOK、くらいの話になる。
家主さんに一応「こちらの判断でお断りさせて頂きました」とご報告すると、「あ、そうして頂けて助かりました。うちで断ることになったら怖いモンがあるし」と喜んでいらっしゃったが、裏を返せば、断った私の身の安全は大丈夫だろうか、ということになる^_^;
この次、似たような問い合わせが入ったら、「私はかまいませんが、家主さんが了解しないと思いますので」、と言うことにしよう
こんな職業では、借り主側から破格な条件を逆に提示して
『何とぞ宜しく願います』
m(_ _)m
と平身低頭しても…無理っぽいですよね。
私の家は山口組直系の暴力団事務所の目の前にありましたが、
彼らは事務所の近辺では大変に腰が低くて、でも見るからに『その筋のひと』で、
たまに対抗組織がカチコミに来たり(苦笑)
兎に角独特の存在感がありますもん。
名の知られた彫り師さんが住むと…
ε=ヾ(;゜ロ゜)ノ
貸し主や借り主の人柄が変だったり、業種が変だったりと、poohpapaさまも色々あって本当に大変なお仕事ですね。
以前、友人が所有しているワンルームマンションを借りて仕事をしていたことがあります。
レッスンが終わり、生徒と一緒に部屋を出てエレベーターを呼びました。
扉が開くと喪服姿のいかにもその筋の人、という感じの方々が中一杯に乗っていました。
あと二人なら乗れないことは無かったですが、なかなかの迫力で、そのまま行って頂き次にしました(笑)。
そういう人々が出入りしている店が一階にあれば、
用心棒的で意外と上は安全なのか、それとも抗争に巻き込まれるかもしれなくて危険なのか、どちらなんでしょうね。
組事務所にいるような人は、同じ建物の他の住人とか近隣の住人には手を出したりはしませんね。立場をよく解かってますから、上からもキツく言われているようですから。
クマさんも仰ってるように、他の組が実弾を打ち込んでくる可能性もあって、住人が巻き添えになることも世間ではしばしば起きてますよね。
うちの組合でもそうですが、支部の役員とか本部に出入りするような役員ともなると人格も数段上だったりします。人望が無ければそういう役職も回ってこないワケで。イキがってる下っ端が一番怖いですね。
彫り師さんは堅気であって、客がその筋、というだけのことなんでしょうけど、私としては何かあれば(必ずあります)責任問題です。
任侠の世界・・・、嫌いじゃないんですけどね(*^^)v
<<そういう人々が出入りしている店が一階にあれば用心棒的で意外と上は安全なのか、それとも抗争に巻き込まれるかもしれなくて危険なのか、どちらなんでしょうね。
少なくとも、用心棒にはならないでしょうね(*^^)v
と言いますのも、彼らに住人を護る理由も意思も無く、健全な市民まで訪れなくなりますし、何かの抗争で流れ弾が飛び込んでこないとも限りません。人違いで殺されることもあるでしょう。
あと二人くらいは乗れそうだったなら、軽く会釈して涼しい顔して乗り込んだなら、お兄さん達から一目置かれる存在になったかも(*^^)v
もちろん、hortensiaさんに対して「乗り込むべきだった」と言っているのではありません。それは、乗り込まなくて正解なんですから。
以前、山口組の故田岡組長が言ってましたが、お嬢さんが学生時代に交際していた相手に、「実は父は山口組の組長」と打ち明けた途端に相手は去っていったとか。それを聞いた田岡組長は「所詮、それだけの男だったんだよ」とお嬢さんに話したそうです。私もそう思います。キレイなお嬢さんでしたね。私なら挨拶に伺ったと思います。
度胸がある、というのではありません。それどころか臆病なんです。「気にしないだけ」なんです。ま、物凄く緊張はするでしょうけど。
それで真っ直ぐお父さん(組長)の目を見て話をしたでしょうね。私は若干ロンパリですが^_^;
そして、「お父さんの立場や状況は、私にとってのお嬢さんの価値とは何の関係もありません。私は私なりにお嬢さんを大切にお付き合いさせて頂くつもりです」と話したでしょうね。そうしたら、帰りには「これ、持っていきなさい」と金のロレックスをくれたりして・・・(そっちかよ:爆)
さらにさらに、「今の私にはその時計は不釣合いです。私がその時計を身につけるのに相応しい人間になったなら、その時は有り難く頂戴させて頂きます」と辞退したなら、翌日には組長の豪華クルーザーの名義が替わっているかも・・・、などと妄想が膨らむ膨らむ(*^^)v
冗談は抜きにして、組長は「お嬢さんが堅気の男と結婚することを望んでいた」んだと思います。心から歓迎する気だったでしょうね。
ケジメをつけて付き合っていれば可愛がってもらえるものでしょう。「赤ん坊をハラませて別れた」ものなら、翌日には確実に東京湾に浮かぶでしょうけど。何と言っても、警察より凄い情報網ですから。
って、めっちゃ脱線してすみませんm(_)m
記事を書いてて、任侠の世界に入った(複数の)同級生のことを思い出してました。今もちゃんと生きてるんだろうか・・・、と。
昨年同じ問い合わせが業者からありました。
やはり貸せないですね。。。
malloryさんの地方は「その筋」の本場、と言うか、本拠地になってる地域ですよね(^^ゞ
ま、雑居ビルか、或いは自身で土地建物を購入して、でないと難しいですよね。今回、「彫り師」で検索したら、いろんな模様が出てくること出てくること(^^ゞ
そう言えば、家族で伊東に行った時、ホテル外の公衆温泉に「背中に刺青を彫った人」が入浴していて、大浴場で、私は直ぐ隣に並んで入りました。別に怖くはありませんでしたが、組の幹部クラスの人なら、例えゴルフ場の風呂でも入らずに帰る、と聞きます。50歳前後の人でしたが幹部ではなかったのかなあ。「刺青の方、入浴お断り」の貼り紙がしてあったのに・・・。誰も文句など言えないものでしょうけど。
って、いけねえ、また脱線しちまった^_^;
脱線のコメントが面白いですね。
本当に普通の人は「私は普通の人です」と主張しないし、偏見ですけど「刺青」自体が「普通」ではないですね。
ほんまもんの人はそういうお店には行かずに自宅に呼ぶものです。
うちのマンションにも1Fに空き店舗ありますけど、そういうお店が入ると管理会社の常識を疑ってしまいますね。間違ってても誰も注意できなくなりますもん。
<<ほんまもんの人はそういうお店には行かずに自宅に呼ぶもの
なるほど・・・、そうですよね。偽者、いや、下っ端が粋がって存在感を示そうとするから市民は迷惑を被ります。
私が子供の頃、隣の家のご主人が背中に彫り物がありまして、ちょっと怖かったです(*^^)v
でも、私と同じ世代の女の子が二人いて、私は仲良くしてました。先年、田舎を訪れ、「自分が生まれ育ったところが今どうなってるか」気になって見てきた際に、奥さんと再会しました。とても柔和なお婆ちゃんになってましたね。元々、近所つきあいは普通にしてましたが。
ちなみに、(以前も書いておりますが)鬼平犯科帳の第五巻の中の「兇賊」に出てくる一人働きの元盗人「芋酒屋の九平」が、「死ぬまでに一度でいいから郷里の加賀を見ておきたい」と思った心境と似ていますね。私も、もう悔いは無い、と思いました。
お隣のご主人、その時、脳梗塞でリハビリ中でした。そうなったら、もう市民もヤクザもありませんね(*^^)v
最近では自分で入れたお客さんのトラブルまで持ってくる大家さんもいるので
「よその大家さんでこーゆー人がいてね、ほんと非常識ですよねー!」って別の大家さんにそれとなく漏らし、その大家さんが同じようなことをしないよう予防線張ってる知能犯は私です(爆)
あるある(*^^)v
私も「予防線を張る」こと、ありますね。ただ、家主さんによっては、それが「嫌味」であると分かってしまう聡明(敏感)な方もいらっしゃるので、あくまで人を選びますが。
でも、解からない人に予防線を張っても意味ないし、自己満足で終わることのほうが多いです。ただ「言ってやった、どうだ!」って^_^;
それと、家主さんが他の業者で入れた(私に無断で他の業者にも依頼していた)入居者とのトラブルで私に解決を依頼してくるケースもたまにあります。先日も、私に「他の業者には頼まないから」と言っておきながらアパートに別の業者の空室募集の看板(標識)がデカデカと貼ってあって脱力しました。ま、その家主さんは高齢で、業界のルールをご存じないんだ、と、自分に言い聞かせております。なので文句は言いません。
「募集はこの業者」「トラブルが起きたらこっちの業者」では堪りません。それもこれも、うちで早く空室を埋められれば済む話ですが。