片付いたかと思われたトラブルの件で、昨日再び警察署から電話があった。家主さんの娘が「畳の盗難届」(??)を出したからだ。
落ち着いたら順序だてて整理して記事にするつもりでいて、そろそろ、と思っていたのだが年内に仕上がりそうもない。と言うか、貸主借主双方が近々裁判を起こすようなので長引きそうな気配だ。
ま、それは置いといて、
私が借りているマンションに半年ほど前からやってくる野良猫がいる。階段の下などで雨露をしのいでいるようで、家主さんや他の入居者のご理解が得られたのと、幸い、建物内で粗相をすることは無いので、追い出したりはせず見守っていた。
当初は非常に警戒心が強く、屋上に続く階段あたりにいても人の足音で猛ダッシュで駆け下りてくるので、飛び出して車にでも轢かれやしないかとハラハラしていた。それが今では、うちのを見かけると寄って来てスリスリするほど馴れてきた。
2年前、マンションの下で(他の所で事故に遭った)野良猫のミュー(うちのが名付け親)を保護して病院に運び込んだものの、事故から既に相当な日にちが経っていて敗血症で救からなかった。いや、救けてやれなかった。それが今でもトラウマになっている。
そのミューと全く同じ模様の野良猫である。テリトリーも同じであるから、ひょっとすると親子とか兄弟かも知れない。それくらいソックリである。これも何かの因果であろう。うちのはその野良ちゃんに再び「ミュー」と名づけた。うちで飼うワケにはいかないが凄く気になる。先代と同じような事故には遭わせたくないのだ。
うちのによれば、ミューはどうやら雌のようだ。と言うことは、そのうち出産をするかも知れない。それは困る。いくら周りの理解が得られている、と言っても、今以上に数が増えるのはマズイ。
ノルンがお世話になっている動物病院の院長先生とも相談し、時機を見て避妊手術を受けさせようと思っている。野良猫に避妊手術を受けさせるのは不本意だが、誰かに保健所に送られて殺処分されたりせず生き延びてもらう為、でもある。好きで野良に生まれてきたワケではないし野良に責任はない。彼らにも生きる権利はある。
ところで、先日最終回を迎えたTVドラマ「獣医ドリトル」を我が家は欠かさず観ていた。かなり現実離れした設定だったが、動物医療に携わる方達の現実や苦悩、飼主の(有りがちな)身勝手さが垣間見えて私は好きだった。主人公の獣医師は一回の報酬に数百万単位を要求し、難しい手術を成功させて動物を救けているから、言うなれば獣医版「ブラックジャック」といったところであろうか。
その中で、救っているのは動物だけではなく飼主である人間だったりもする。法外な治療費を要求するのは守銭奴だからでなく、(もちろん受け取るのだが)「飼主の覚悟」を確かめているのだと解かる。
私のような仕事をしていると、飼主がペットに対し本当に愛情を注いでいるのか、「自分は動物愛護精神に溢れている優しい人間」とでもいうかのように自己陶酔しているだけなのか、直ぐ解かる。えてして(捨て犬や野良猫の保護をしている人も含めて)自己陶酔型の飼主に限って、不動産屋の言うことを素直に聞かない。下手すればこっちが「血も涙も無い人」と謗り(そしり)を受けたりする。
うちのも私も、自分たちの出来る範囲でほんの少し手を差し伸べるだけである。それ以上のことはしないし、するつもりも無い。野良猫のいない社会が理想だが、それは現実的には不可能なのだから、人間が知恵を出してうまく共存できたら、と願っている。
2年前にミューを救ってやれなかった罪滅ぼし、でもある。
野良猫の話かと思ったから……
なんだ。
poohpapa さん、自分自身のことだったのか。
喧嘩しても、飛び出して車に轢かれないようにね。
ま、私もスリスリはするけど・・・、いや、そういうことじゃなく(爆)
たなぼたさんもピーちゃんを保護して育ててらっしゃるんですもんね。あ・・・、そうか、ピーちゃんて、本当は奥様のことか・・・。だとすると名前は何ていうんだろ??
ま、いいや、よその家のことだし(*^^)v
色々とトラブルを抱えていらっしゃるようで、
心中お察し致します。
私も係争中が1件ありなかなか結論が出ません。
『ドリトル先生』、私も見ていました。
法外な請求は多少脚色があるとは言え、実費で考えたら
そんなに法外ではないのかもしれません。
動物は保険がききませんし、最終話で出てきたボルゾイに
移植した人工心臓弁など1個100万単位の代物ですから。。。
日本の法律では動物はモノでしかなく、もう一度
新たに買える額以上の医療費を払ってでも治療するのか
と言う点を問うドラマでもあったと思います。
(特に安楽死に関わる部分は)
自分も以前飼っていた犬が脳炎にかかったとき
MRIを1回撮るのに5万かかるがどうするかと獣医師に
確認されたことがありました。
結局それも含め精一杯の治療をしてもらい、
それでも助かりませんでしたが、後悔はしていません。
そういう意味で、深いドラマだったと思います。
(前日にやっていたアルマでも小栗君が調教師役で
出ていたのには笑いましたが)
「獣医ドリトル」、良かったですよね。ところどころ「オイオイ」という部分もありましたが(*^^)v
でも毎回泣きながら観てました。お世話になっている動物病院の院長先生とは家族ぐるみの付き合いをさせて頂いていて、いろいろご苦労を伺っておりますしたので、話がスッと入ってきました。
タスクさんが仰るように、保険も利かないし、高額医療になるのは致し方ないですね。というか、場合によってはかなり低額になっているかも知れませんね。ペットを飼うには、経済的にもかなりの覚悟が必要だと思います。
タスクさんも辛い思いをなさったんですね。でも、誰でも、出来る限りのことをしてやりたい、と思いますよね、家族ですもん。
うちも「もしノルンが病気になって高額な治療費が必要になったら全財産を失っても、かまわないよね」と話しています。それで助かるなら、ですね。もちろん、ただの延命行為はしませんが。
それでも、もう確実に助からない、と判っていて先生から「安楽死」を勧められたなら、苦しむペットを見て「早く苦しみから解放してやりたい」と悩むことでしょう。う〜ん、うちは出来ないかな・・・。
うちのは、いつノルンがいなくなっても悔いが無いよう毎日を送っているんだとか。猫のほうが人間の私より愛されてます、チキショー^_^;
>>下手すればこっちが「血も涙も無い人」と謗り(そしり)を受けたりする
なんとか一二三さんていう有名(らしい)な棋士の方がこれの典型例でしたね(^^;
可愛がる気持ち、哀れむ気持ちもわかるし共感出来るんですが…
いわゆる愛護団体、ボランティア、ペットショップの店員等など、一件動物好きに見えるけど、その実自己中心的で独善的な似非愛護家が目立つ世の中ですね(−−;
動物好きの肩身を狭くしてるのが自称動物好きだから困ったもんです…
僕個人としては、本当は野良犬や野良猫と人間が上手く共存していけるような社会が理想なんですけど、まぁこれだけ道路があって交通量のある都会だとそれは無理な話ですから、せめてこれ以上野良が増えないように動物好き一人一人が責任をもって生きてほしいですね☆
そして、そういう意味でパパさんの行動はとっても素晴らしいと思いますよ!
地域猫活動が活発な地域は野良を見つけては捕獲して不妊処置を施していますし(^^)
生き物の生殖能力を奪うというのは、確かに人間のエゴではありますが、しかし結果より多くの不幸な子供達が生まれてしまうのであれば、それは必要悪だと思います。
そしてそれを罪悪感を背負いながらも信念をもって貫けることは素晴らしい事だと思います☆
って長くなってすみません(>_<)
私の考え方を解かってくださって有り難うございますm(_)m
<<生き物の生殖能力を奪うというのは、確かに人間のエゴではありますが、しかし結果より多くの不幸な子供達が生まれてしまうのであれば、それは必要悪だと思います。
まさに仰るとおり、であります。実のところ、自分が「良かれ」と思ってすることが果たして他の方の迷惑にらないだろうか、何よりミューにとって幸せかどうか、という葛藤はあるので、ちょっとホッとしました^_^;
今年の正月、インドに行ってこの目で見たのですが、街に野良の牛や豚が当たり前のようにいて、道路を塞いで渋滞の原因になっていてもクラクションを鳴らすワケでもなく、人間と共存しているのです。もちろん、そこには宗教的な事情もありますが、時間がゆったりと過ぎていきます。はい、人生観が変わります(*^^)v
ギリシャの島々でも、野良猫が平穏に生きていて、人間にも慣れています。痩せ細った猫はあまりいませんでした。当然に、観光客には分からない糞尿の被害などもあるものと思いますが、一つの観光シンボルにもなっています。
自分の敷地に住まわれたら、とても容認など出来ないかも知れませんが、あまり目くじら立てないで見守る気持ちになれたなら、その分だけ幸せを実感できるのでは、などと思ったりします。
例えば、いろんな寄付やボランティア活動も、「自分の出来る範囲で協力する」のが基本で、個々がそういう思いで少しずつ社会に関わっていくだけで、世の中ずいぶん暮らしやすくなるでしょう。
世の中、極めて一部の企業を除いては大変な不況で、みんな生活に窮々としていますが、それでも「何も出来ない」人などいませんよね。その気になりさえすれば何かでは必ず協力できるものでしょう。私も、目の前で起きていること、つまり、うちのマンションに出入りしているミューが野良という社会で生きていくために何が出来るかを考え実行するだけのことです。
避妊手術を受けさせるにも費用は掛かります。でも、そんなものはどうにでもなります。うちのも私もそういう出費は辛くはありませんし。
誤解を受けそうですが、いい人ぶるつもりはありません。繰り返しますが、私財を投げ出すワケでなく、自分の出来る範囲で手を差し伸べるだけ、のことです。
誤解、と言えば、これも何度か書いていますが、以前「何匹もの野良犬や野良猫を保護していて、それを『アパート内で飼わせてくれ』と言うのは非常識」と記事にしたら、知らない誰かが自分のブログの中で「所詮あの人は血統書付きの猫しか愛せない人」と批判していたことがあります。凄く悲しかったですね。それとこれは別の話なんです。
ものごとの本質が見えていないのですよ。他人の善意を当てにして「私がしているのは動物愛護。理解できない人は非情で人間じゃない」と言っているのに等しいのですから。そういうのは「自分が出来る範囲」を超えて、他人を巻き込んでいます。
そういえば、動物病院の院長先生から伺ったのですが、動物病院の前に子猫や子犬を置いていく人がいるんだそうです。動物病院はペットの病気や怪我を治療するところであって、捨て犬や捨て猫を保護するところではありません。ましてや、最悪の場合は保健所に届けることにもなりかねません。そういう最も辛い選択や行為を他人に押し付けてしまう、なんてのは赦されることではありません。私は、少なくとも、人間としてそこまで堕ちたくはありません。
まだしばらくは葛藤が続くでしょうね。でもね、うちのは、私がそういう考え方でいる限り、どんなに生活が苦しくなっても私の元を去っていくことはない、と思いますね。一緒に暮らしていてよく解かります。
なので、これはミューのためなどでなく、自分のためかも(爆)
私の猫好きもたたって、その猫は毎日我が家を訪れるようになり、ご飯を食べ、ソファーで寝て、そして私と一緒に寝室で寝て・・・朝私が仕事に行く時に帰るという生活を続けてました。
私達夫婦としてもトイレの世話をしないで済む猫でらくちんだったこと、他の家でも可愛がられているであろう事を考慮した上で、ずっとそのように接してきたんですが・・・
今年5月に具合悪そうだったその日を境に来なくなってしまいました。
病院に連れていく事を考えていた矢先だったので後悔してもしきれませんけど・・・
慣れてる人以外の人間が大嫌いだったその子を病院に連れていくというストレスとの葛藤でなかなかつれていけなかったんですよね。
今思えば無理に捕まえてでも連れていけばよかったと後悔しか残りませんけどね。
思えばその子メスだったのに子供出来なかったな(笑)不思議ww
あっピーちゃんさんのコメントまでしか読んでないで書いているので、間違えてたらどうもスミマセン。まぁどっちでも良いですね。
野良猫ねぇ・・・野良かどうか分かりませんが、ウチの庭を散歩コースにしている猫が一匹いますが、洗車した時に限って車に足跡を付けていくので腹立たしい限りです。私も猫好きなので、許してますが・・・
このあたりの話題って好き嫌いが激しいから難しいですね。
<<慣れてる人以外の人間が大嫌いだったその子を病院に連れていくというストレスとの葛藤でなかなかつれていけなかったんですよね。
それ、解かります。うちも、もしミューを無理に病院に連れて行って後「人間不信になったらどうしよう」と、それが心配です。
毎日、姿を見る度に「ああ、今日も(車に轢かれないで)無事だったか」と安堵している反面、姿を見かけなくなったなら「ミューの身に何かあった」ことになるワケで、とても怖いものがあります。
うちの近所の古い家が取り壊しになって、その家で以前飼われていた(元々は野良だったと思われる)片目の猫が、更地になった空き地で暮らしていました。最初は「建て替えで仮住まいに連れていけなくて置いていったのかな。元々が野良だから何とか生きてくれる、と思ったのかな。それにしても時々は様子くらい見に来そうなものだけど・・・」と思っていましたが、しばらくして跡地にアパートが建ちました。
つまり、捨てられてしまったのですね。いろんな事情はあるものでしょうが、無責任です。元々が野良であれ、飼うなら最後まで責任を負わなければなりません。
その猫、今は近所の駐車場で誰かが餌と水を与えていますが、先日、私が通りかかったら「ニャー、ニャー」鳴きながらついてくるのです。お腹が空いていたんでしょう。いつもなら寄ってなどこない私についてくるくらいですから。私の家は近所なので餌を持ってきてあげることは出来ますが、野良だから、勝手に餌を与えることは問題があります。凄く辛かったですね。心の中で泣いていました。
自分がちょっとの手間を掛けるだけで飢えから逃れられる猫がいる、と解かっていても何もしてあげられないのです。夕方になれば、餌と水を出しに来る人がいる、と知っていたので「ごめんね、夕方まで待ってなよ」と声を掛けて立ち去りました。
今も、毎日のように見かけます。見る度に安堵しています。離れた位置からも「よお、元気でいるか」と声を掛けてます。
鬼平犯科帳の中に「大川の隠居」という話があって、大川に棲みついている化け物のように大きな鯉が水面に出てくると船頭が「おお、達者でいたか」と声を掛けるのに似ているかも知れませんね(*^^)v
何度も書いていますが、野良猫対策は「それぞれが自分の出来る範囲内で手を差し伸べる」ということに尽きる、と私は考えています。無理をすれば続かないし、大袈裟な話でなく「地域社会の秩序を乱す」ことにもなりかねません。出来ない人、したくない人もいるものでしょうが、皆、ゆとりがあれば考えて頂きたいもの、と思います。
反面、私は「歳末助け合い」みたいなものには協力する気になれないのです。信用してないのです、ちゃんと困っている人に届けられるのか、って。もちろん、何がしかは届くでしょうけど経費のほうが大きいんじゃないか、と考えてしまって、「一部でも届いてくれたなら」とは考えられないんですね。どうしてなんだろ・・・、冷たいのかも^_^;
お仕事も順調で、毎日が充実していらっしゃるご様子で、他人事ながら喜んでおります(*^^)v
私は基本的に男尊女卑の考え方ですが、恐妻家でもあります。うちのは、今すぐ私が「別れてくれないか」と訊いたなら、「はい、そうですか」とアッサリ承知して出て行ってしまうものでしょうね。恐らくは「慰謝料さえも請求しない」と思います。だから怖いですね。
女って「別れるならカネをくれ」と言うようなら怖くはありません。ありったけをくれてやれば片付きますから。もちろん、うちのは後で報復してきたりしませんが、何も要求されないと後味が悪いですよね。元妻のように「全部くれ」と言われたなら「どうぞ」で終わります。
って、テーマは猫でしたね(爆)
10年以上も前の話になりますが、私も、車のボンネットにウンチをされたことがあります。当時は猫が嫌いでしたので、「このヤロー!」と怒ったものの、そのまま干乾びるのを待って取りました。猫にまで馬鹿にされてたのかも知れませんね、当時はいろいろあって落ち込んでいましたので^_^;
今、私は猫も好きなので、もしボンネットにウンチされたなら・・・、
直ぐ捕まえて保健所に連れて行きます(ウソ)