この記事には反対意見の人のほうが多そうな気がするけど・・・^_^;
すっかりワイドショーの話題をさらっている大相撲の八百長問題だが、私は「あっても良いもの」くらいに思っている。頂いたコメントにもあったが、暴力団の資金源にされたなら大問題ではある。だが、中には「温情で」というケースもあるだろうから、そんなに目くじら立てなくても、と思ってしまう。少なくとも、毎日毎日ワイドショーのトップで特集するような問題ではないだろう。
もっとも、報道されているようなメールの遣り取りの内容を見たなら、「お相撲さんのレベルの低さ」に呆れるのだが・・・。
それにしても、八百長問題を表に出すのが野暮というもの。警察も、どうしてご丁寧に文科省に報告したんだろう。誰(どこ)がマスコミにリークしたのかは知らないが、どのみち、どんなに隠したとしても事が公になるのは時間の問題だっただろうけど・・・。
例えば、税務署による不動産屋の税務調査の過程で宅建業法違反の事実が出てきたとしても、税務署は国土交通省に報告などしないものだ。そこが縦割り行政の良いところでも悪いところでもある。
何でも表に出せば良い、という話ではないだろう。
これ、外に出してしまったら「徹底究明」せざるを得なくなる。再び税務署の例えだが、国税庁は「脱税している企業」に対して、その企業を潰してまで全額を徴収しようとはしない、と聞く。対象者が「税金を払おう」という気持ちになるよう配慮する、とも聞いている。徹底究明して膿を出し切らせるのはいいが、国技の大相撲を壊滅まで追い込んでしまったなら、それは「やりすぎ」だと思う。八百長に関与した力士の数は、とてもじゃないが「現在報道されているのが全て」なワケはないし。この際、膿を出し切って一から立て直す・・・、言うのは簡単だが相撲協会では無理というもの。
もし今の時代に長谷川平蔵がいたとしたなら何と言うだろうか、などと考えてみた。「八百長相撲?、そんなのはどこぞの殿様の贔屓力士同士が当たれば有って当然だろうさ。互いに命がけで取らなくちゃいけねえなら、まともにやってたら幾つ命があっても足りねえだろうよ。そんなことをほじくって騒いでどうなる。世の中、知ってても見逃してやることだって必要ってもんさ、ええ、そうだろう。ふん!、味ねえ味ねえ」、くらいに笑い飛ばすことだろう。
石原都知事が会見で「そんなの当たり前じゃないか。昔からあるよ、そんなもの。ごちゃごちゃ言わないで愉しんでいればいいんだよ」と言っていて、まさにその通りだと思う。
先日も触れたが、田舎から対戦力士の両親が相撲見物に来ていたなら、「親の前でイイところを見せてやんなよ。景気良く投げ飛ばされてやるから、俺ん時は頼むよ」くらいの八百長は有ってもいい。
NHKで長く相撲中継を担当していた元アナウンサーの杉山邦博氏が激怒しているけど、「大相撲に八百長は無い」と本気で信じていたとしたら、世間知らずもいいとこ、さすが元NHKである(*^^)v
で、ここで「ナゾかけ」を、
「大相撲の八百長」とかけて、「浮気」と解く
その心は・・・
どちらも・・・、
してもいいけどバレてはならないもの、でしょう
これだと顰蹙を買いそうなので、別の答えで・・・、
「大相撲の八百長」とかけて、「魚釣り」と解く
その心は・・・
(「ペケポン」ふうに、二つの意味を持つ言葉が入ります)
どちらも・・・、
バレたらお仕舞い、です。
それにしても、ワイドショーは大事な国政の話題をそっちのけで連日「鬼の首を取ったかのように」元力士まで呼んで問題になっている一番をリアルに再現したりして八百長問題を特集しているが、この大相撲の八百長騒ぎを喜んでいるのは菅さんと民主党だけではないか。本来なら今頃はボロクソに叩かれていただろうから。
八百長だったとして、誰かが被害をこうむってるんでしょうか。被害者不在なのに騒ぎ立てバッシングするなんて、埼玉の「よそのクラスのモンスターペアレントがセクハラサイコロ盗んで教育委員会にタレこんだ話」みたいですよね。
たとえ結果が決まっていても相撲取りは真剣でしょうよ。結果が決まってるからって手を抜くとは限らないでしょうに。「どうせ死ぬんだし、別にいいでしょう」って手を抜くロミオとジュリエットがありますか。
ところで謎かけですが、魚釣りにかけたのは上手いですけど、浮気にかけたのはあまり上手くないと思います。単に共通項をあげただけで、ちっともかかってませんから。ま、浮気は箸にも棒にもかからない方が家内安全ですし、魚釣りはかかってナンボですからそれでいいのでしょうかね。
メディアも
お互いつるんでいるような気がする
この三者の発言に共通するキーワードは「一生懸命やっている力士もいる」ということだ
これをことさら何度も強調しているのである
些細なことだが 所々で耳にするこの発言に 当然視聴者は意識を誘導される
あれだけ八百長が蔓延している中で 自分だけそれを避けて通るということはできるのだろうか
会社組織であれば 内部の掟である不正に従わない異分子として制裁を受けることは間違いないだろう
また 板井氏をはじめ過去の力士の発言を汲み取ると ほぼ全力士が八百長に関わっていると言わざるを経ないのだが
少なくともそれだけは避けようという三者の口裏合わせ 或いは暗黙の了解が上記のキーワードに表れてはいないだろうか
最近忙しかったのですが、
やっと少し時間の余裕が出来ました。
この話、納得できるような出来ないような。
1.八百長は今に始まったことではない→○
2.大騒ぎをして馬鹿馬鹿しい→○
3.八百長があった方が興行として面白い→△
3.ですが、これは本当にそうなんでしょうか。
確かに水戸黄門のように適当なところでお決まりの結末、
めでたしめでたし、というのが面白いというのはあると思う一方、
やはり結果のわからない真剣勝負より見ごたえのあるものはないようにも思いますが。
それと、7勝7敗が勝ち越せるように八百長を仕組むとしたら、
十両から落ちる人は確実に減るわけですよね。
そうすると定員がきまっている以上、
下積みで給料もなしで頑張っている人はなかなか上がれないわけです。
こういう構造は長い目で見れば、相撲の衰退に繋がると思うんですけどね。
誰がやったか、関係者を処分するという視点で八百長問題を解明するより、
旧態依然とした相撲界のシステムを変える方向で事に当たらないと無意味な気がします。
それにしても、こんなことが連日、大々的に報じられるなんて、
日本はそんなに安泰な国かと思ってしまいます。
他に問題山積でしょうに。
と、言いつつコメントしてしまいました。
もうこれは立派な日本の文化になりましたね。
グルーポンの時に堀江某がいってたけど、「誰かが死ぬまで、吊し上げるつもりか?」って。
基本的に相撲はギャンブル化されていないはずですので、八百長も致し方なし。と思います。
ただし、それが表にでてきて人気が無くなる(興行成績が落ちる)のはプロデュース能力の欠如ですね。
こんにちは。
日記の最後に記されている「八百長騒ぎを喜んでいるのは菅さんと民主党だけ」というのは、逆を言えば情報操作のために、あえて八百長を文部科学省に知らせるように働きかけたとも取れます。
というよりも、まさにそのためだと私は思っています。
小沢の問責決議も結局なあなあで流されそうですし。
いつまで政治屋は国民全員がバカだと思い込んでいるのやら…。
いつも楽しく拝見しています。
この問題、私も同じように思っていました。
「暗黙の了解」とか、「察する」とか、
分かってるけどお互い何も言わない…ということが
なくなってきたのでしょうか。
このことに限らず、時代が、リアルかバーチャルかの
2極化しているように思います。
物事、何でも白黒つけてしまったら、
世の中面白くなくなると思うのですが。
それよりも、国民の目が逸れてる今のうちに、
民主党が重大なことを決めるつもりなのではないかと、
疑いの目を向けています。
仰るとおりですね。マスコミは当然に、たくさんのニュースソースの中から優先順位を決めて、割くスペースや放映する時間枠を構成しているハズですが、大相撲の八百長問題が、一日だけならともかく、連日トップで、しかも長時間割かなければならないテーマとはとても思えません。マスコミは国民をミスリードしてますね。
ま、ワイドショーはミーハーな視聴者に合わせているとしても大新聞がトップで扱うような話ではありませんね。いつまで続くことやら。
ところで、「謎かけ」のご評価、実は私の自己評価と同じ、であります。最初は、「してもいいけど」を組み込みたかったもので「浮気と解く」にしたのですが、自分でも「あまり上手くねえなあ・・・」と思えて、「魚釣りと解く」を追加しました。危ねえ危ねえ、追加しといて良かった(*^^)v
杉山氏は純粋で生真面目な方だと思います。別の言い方をするなら「不器用」ですね。なので、作為的な発言をすることは出来ないでしょう。俗な表現で言うなら「相撲を純粋に愛している人」だと思います。
「一生懸命やっている力士もいる」と何度も強調するのは、非難一辺倒だと反論や拒絶反応が出るので、先回りして逃げを打っているに他なりません。実は私も、「その手」はよく使います(*^^)v
よく読めば解かりそうなものですが、前置きで断っておかないと「全部が全部そういう人ばかりではないでしょう」というコメントが必ず入るんですよ。書いてる側からすると、一々そういう前置きをしなくちゃならないのは辛いんですよ。でも、皆が皆、私と信頼関係が成り立っているワケではありませんので、ま、仕方ないんですけど・・・。
なので、杉山氏の言葉は、ご本人の真意とは別に、と言うか逆に、「協会を擁護している」と取れなくもありませんね。私は「ガチ(八百長に絡まない)の力士のほうが多いにしても、それでも八百長の噂は耳には入っているハズで、力士のほとんどは「自分がしないまでも知ってて知らん顔をしている」のでしょうから、スーパーで万引きを目撃しても黙っている客と同じですね。相撲協会はそういう集団ではあります。
それでも私は「八百長は必要悪」だと思っていて、表に出してはいけない話、大袈裟に騒ぎ立てるような話ではない、と思っています。
<<1.八百長は今に始まったことではない→○
2.大騒ぎをして馬鹿馬鹿しい→○
3.八百長があった方が興行として面白い→△
この、1と2は置いといて、3についてですが、率直に申し上げて、相撲の場合は、取組の一番一番だけを取り上げれば、数秒から数十秒で片が付いてしまいますから、八百長を仕組んでも面白くも何ともありませんね。ただ、全体の「星取り」とか連勝記録とかで考えれば、盛り上がり方に違いは出るものでしょう。
八百長・・・、これ、一番顕著なスポーツがプロレスなんですよ。力道山が活躍していた時代から、巷では「プロレスなんて八百長だよ」と言われていて、それでも聴衆は熱狂していたのです。
hortensiaさんの世代ですとご存知ないかも知れませんが、昔、吸血鬼と異名をとるフレッド・プラッシーというレスラーがいて、レフェリーの死角で力道山の額に噛み付くんですよ。観客が悲鳴を上げて「反則してるぞ」と訴えますが、何故かレフェリーは(移動して)見ようとはしません。当然に大変な流血になります。白黒テレビで観戦していてもショック死する人が出たほどです。それでも最後は力道山が(だいたいが)逆転勝ちを収めます。たまに負ければ次に繋がりますもんね。当時は「時代がそういうヒーローを求めていた」ということでしょう。
聴衆は「八百長だ」と知っていながら熱狂するんです。悪役レスラーが反則技を繰り出して優位に試合を進めるが、最後はヒーローが勝つ・・・パターンはいつも同じなんですが。
60分三本勝負のプロレスだから可能な話、ではありますね。
これ、どの試合もプラッシーが力道山の額に噛み付いて、そのまま勝ってしまったら、誰もプロレスなど観なくなります。聴衆は皆「八百長」だと知ってるし、口にも出しますが、追求したりはしません。それでいいのであって、当たり前なんですね。
ちなみに、プラッシーというプロレスラー、リングを降りると大変な紳士でありまして慈善事業もなさっていたとか。本来、反則などしなくても非常に実力のある強い選手だったんですね。だからこそ、八百長だったと判ります。私は「彼こそプロ」と思っています。
<<誰がやったか、関係者を処分するという視点で八百長問題を解明するより、
旧態依然とした相撲界のシステムを変える方向で事に当たらないと無意味な気がします。
う〜ん、システム、変える必要など無いのでは、と思います。表に出ちゃったことで「変えざるを得なくなってしまった」のは、むしろ不幸なことではないでしょうか。私にはそう思えますね。
今、国民は(大相撲に対して)集団ヒステリー状態ですね。他に重要問題が山積しているのに、マスコミの責任は大きいですね。
ほんと、揚げ足取りもいいとこですね。なんかねえ、最も冷静にメッセージを発信すべきマスコミが先頭に立って「これでもか」と叩くのですから、何をかいわんや、です。いったい、どうしたら赦すんでしょう。何をやっても「まだ不充分」と言いそうですね。
放駒理事長も、周りから乞われて担ぎ上げられて、頭を何度も下げさせられて、事態が収束したら辞任させられるだけ、そんな気がします。個人的には続けて頂きたいのですが、日本人の国民性としてはそういうのは赦さないものでしょうね・・・。歪んでいるのは我々の感覚、かも知れません。
これね、国民をバカだと思っている、というより、何とも思ってない、と思いますね。菅さんなんか、国民のことなんか何も考えていないのがよく判りますもん。関心があるのは自分(政権)の延命だけですもん。市民運動から上がってきた政治家とは思えません。「口先でかわす」ことだけに心が行っていて、言葉に信念やハートがありません。
意図的にリークしたのかどうかは不明ですが、結果的に国民の目を自分たちの失政から遠ざける効果は充分にあった、と思いますね。
相撲協会は八百長問題そのものより、そういう意味で国民に迷惑を掛けてしまっている、と考えます。
<<それよりも、国民の目が逸れてる今のうちに、
民主党が重大なことを決めるつもりなのではないかと、
疑いの目を向けています。
今の「捻じれ国会」だと、たぶんそんな心配は無いのでしょうが、失政や珍答弁の様子が放映されない(知らされない)のは困りますね。
私も若い頃は「白黒を性急に付けたがる性格」でしたから、人のことは言えないものですが、なんか、皆「ゆとり」を失くしてますね。
高校時代、先輩たちと議論をしていて、ある先輩から「君の言っていることが正しいとしても、何でも直ぐに改めさせようとするのは良くないと思うよ。時間を掛けて段階を踏んでゆっくり変えていかなければ不都合が起きることもあるんだから」と諭されました。ハッとしましたね。それで考え方を改めることが出来ました。
高校生にしてその言葉です。どこぞの政治家やマスコミ関係者に聞かせたい言葉ですね(*^^)v
その先輩は名古屋大学の法学部に進みました。学業が優秀であるだけでなく大変な人格者でいらっしゃって、とても尊敬しています。今もその先輩とは年賀状での交誼を続けさせて頂いてます。
「阿吽の呼吸」とか「判っていても飲み込む度量」って必要ですよね。
長く相撲と関わってきたなら耳にしていないハズはありませんね。私も、杉山氏の「泣きたいですよ」という言葉には耳を疑いました。おそらくは、杉山氏は「話には聞いていても、無いもの、と信じたい」という思いが強かったのだと思います。
メールでの遣り取りなど、あまりに具体的に出てしまったので、それがマズかったと思います。単に「星の貸し借り」とか「金銭の遣り取り」があった、というところで止まっていれば「やっぱりね」で、やがて収束したのでしょうが・・・。
徹底調査(捜査)はしても、国民の為にも「詳細に」知らせないほうが良かったのでは、と思います。
外国人力士が増え、しかも上位を占める現状では「もう大相撲なんて」と思われているフシもありますが、それでも「大相撲」という国技(厳密には国技ではないようですが)は有ったほうが良いでしょう。不謹慎かも知れませんが「天皇制」と共通する部分がありそうですね。
こんな記事もご参考までお読み取り頂ければ。
八百長問題の死角警察の情報提供は適法だったか
http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/001672.php
自分にはこの一連のニュースの違和感の正体がなんとなく見えてきたような気がしましたよ。
ご紹介のサイト、拝見しました。私も、ずっとモヤモヤしていましたが、これで何に引っかかっていたのかスッキリしましたね。
まさに、清水弁護士の仰るとおり、だと思います。では何のために、というのがまだピンとこないのですが、今後もこの問題に関しては注視していたいと思います。警察は「違法性がある情報提供」だと全く認識していなかったふうですね。
個人的には、報告(連絡)するなら相撲協会が先だったのでは、と今も思っています。
タイムリーな情報を有り難うございました。大感謝です。