最近は、ネットに広告を出していると、エンドユーザーからメールで直接に問い合わせが入ることがある。
「間取図や写真はありませんか?」
「お風呂は追い炊きできますか?」
「環境についてもっと知りたいのですが」
「いつから入居できますか?」
「中は見られますか?」
「他にもこれくらいの部屋はありますか?」
等々いろいろ質問内容が書かれている。ネットでの問い合わせは時にガセネタであることもあるが、先ずは「ちゃんとした問い合わせ」と判断して、なるだけ丁寧に早く返信するように心掛けている。
メールに質問として書かれてなくても、こんな情報もあったほうがいいかな、と思える事柄など先回りして詳しく書くし、添付ファイルで何枚も写真を送るのだが、圧倒的に返信が来ないほうが多い。
お礼の一言でもメールが来ればイタズラでないと分かるし、人柄も偲ばれて「何かと便宜を図ってあげたい」とも思うのだが・・・。
ネットで問い合わせをして不動産屋から返信が来たら「一往復」というのでなく、「資料届きました。有り難うございました」と返信するだけで、申し込みが入ったなら、頼まれなくても「条件交渉してあげよう」と不動産屋は(少なくとも私は)考えるものだが。
それと、そりゃあ不動産屋に個人情報など簡単に教えたくない、という気持ちは解からないでもないが、フリーメールのアドレスで問い合わせてきたりすると、なんだかテンションが下がる。自分が何かの被害に遭いたくない、ということだろうけど、こっちは商号も身元も割れている。ネット社会はそういうもの、かも知れないが、私個人はそういうお客さんはあまり相手にしたくない。
顔が見えないお客さんにメールで物件の説明を丁寧にして、添付ファイルで何枚も写真を送って「何の反応も無い」のは、実際に来店して頂いて何件も案内して決まらないのよりもっと疲れるものだ。
物件の問い合わせをしてきた時から(ある意味)審査は始まっているし、問い合わせの遣り取りの内容次第で有利な条件が得られることもある。ちょっとした心配りだけで年間数万も得することだってあるのだが、そういうことに全く気付かないお客さんは多い。
ご無沙汰しております。
不動産屋の成功報酬ってどうにかなんないものでしょうかねぇ・・・
奴隷のごとく使われて一銭の利益も出ないって悲しすぎる仕事が多すぎます。
モラルや品格ってどこに行っちゃったんでしょうか?
なんの対価もなく、いやな思いをさせられて『あんたなんかお客じゃないし!』と心で叫びたくなることしばしば・・・
すみません、愚痴らせていただきました。
聞き流してくださいませ。
<<不動産屋の成功報酬ってどうにかなんないものでしょうかねぇ
全く同感であります・・・・・が、家主さんに対してとお客さんに対して、では違ってきますね。
お客さんに対して一つ一つの仕事に対価を求めると、例えば案内1件に付き千円とか、一条件の検索が2千円とか決まっていたらお客さんは不動産屋になんか相談に行けなくなってしまうものでしょう。
他の不動産屋が案内しても決まらず当社に来て決まるケースやその逆のケースがあってちょうどバランスが取れているんだと思います。
家主さんに対して言えば、家主さんが「こんなのは当然に不動産屋(管理会社)の仕事」と思っている中には、本来は「家主さんが自分で(費用を負担して)すべき仕事」というものが多々あります。
そういう仕事で不動産屋が本来すべき仕事に支障が出る、あるいは大きな負担になっていることもけっこうありますよね。
それらは「今まで家主さんに理解を求めるよう」務めてこなかった不動産業者(業界団体)の責任でもあります。
これからは、賃貸契約の諸費用の透明化と同時に、「適正な対価」の基準作りも必要となってくることでしょう。
それでも、抜け駆けする業者や、限りなく違法に近い方法で消費者からおカネを巻き上げる業者というものは出てくるものでしょうが・・・。