2年前、大手カラオケのシ◎ックスから法人契約で申し込みが入り、先日、2年で退去したのだが・・・、契約には「呆れた経緯」があった。
申し込みを入れてきたのは渋谷の不動産会社で、シ◎ックスとの間に「法人社宅専門管理会社」がもう一社入っていて、当初から話が遠くてやりにくかったのだが、とんでもないトラブルがあった。
契約金の入金は早めにしてもらったものの、入居して1ヵ月半になるのに契約書が返送されてこない。私からの再三の問い合わせに「あっちにある」「いや、こっちには無い」のたらい回しで、何度問い合わせても「向こうの担当者に言っておきます」という返事ばかり。
数日して、ようやく郵便が届いたが会社概要だけで肝心の契約書が入っていない。で、問い合わせた際、担当者が私に言った言葉、
「契約書、再発行して頂けますか?」
「簡単に言いますけど、再発行して、確実に戻ってくるんですか?
私はまた車で1時間かかる家主さんのお宅まで伺って、お詫びかたがた署名と捺印を頂いて、それをまたオタクに送付して、改めて送り返してもらって、再び家主さんに送付することになるんですよ。先ずちゃんと社内を探しなさいよ」、と断った。
以来、契約書は行方不明のまま。当社は家主さんに経緯を説明して了解を得ているからいいものの、借主の企業にはどう申し開きをしていたものか。きっと二社が互いに責任転嫁していたに違いない。
担当者が代わったのだろうが、解約予告の電話を入れてきた時も、「当社はまだ契約書を頂いてないのですが」と言うので、「頂いてないのは当社であって、契約書は御社(社宅斡旋会社)と客付け業者の間で行方不明になっているんですよ」と話したら恐縮していた。
正直なところ、契約書が無い状態で入居していてもらうのは気持ちの悪いものであったから、退去してくれてホッとしている。
会社の規模・・・、大きければ良い、というものではないと判る。
「最初の欧州演奏旅行で多くの音楽事務所から出演を打診されただけなのに、契約したものと勘違いし、翌年に意気揚々と渡欧して音楽事務所を訪ねたら全部門前払いを食って、契約書を交わすことの大事さを知った」。
「相手を信用していないから契約書を交わすんであって、信用していたら契約書を交わす必要はない」、とも書いていましたね。
その話、私も「徹子の部屋」に出演なさっていた時に聞きました。
「最初の欧州演奏旅行の時には地元の新聞で大きく取り上げられて、その気になって再び乗り込んだら相手にされなかったどころか、憶えてくれてもいなかった」、と。
<<「相手を信用していないから契約書を交わすんであって、信用していたら契約書を交わす必要はない」、とも書いていましたね。
そうなんです。実は、私は(相手を信じる)「口約束」というのが大好きで、自分はどんなに小さな約束でも守ろうとしますから、相手も「そう思っているもの」なんて考えてて、よくガッカリさせられます。
人間は(とくに私は)よく勘違いしますので、契約書は不可欠です^_^;
で、不動産の契約というのは「諾成契約」、つまり「この条件で買います」「貴殿に売ります」、「この条件で借ります」「貴殿に貸します」と意思表示して互いに合意した時点で契約は成立していて、契約書なる文書は必要としていません。それが為にキャンセルしてきた時に、「まだ契約書を交わしてないだろ」と言う人がいますが、本来は間違いです。
契約書を失くして再発行を頼む会社、もう付き合えません。