「道」と言っても、「ジェルソミーナ」ではありません。
昭和41年に発売された曲ですが、元々はもっと古い曲で、ハワイアンの歌手だった日野てる子さんのたっての希望でリメイク録音されたもの、と聞いています。日野てる子さん、と言えば「夏の日の思い出」が大ヒットしましたが、私はこの曲の方が好きです。
当時は私は中学3年で、同級生の自殺、自分の進路、そして、おませな話ですが、一級上の彼女との交際のことで悩んでたりしてました。そんな中で、初めて聴いた時には心にスーッと沁みてきて涙が出ました。レコードでは持っていましたがCDでは発売されてなくて、先ごろUSB端子付きのプレイヤーを購入して、やっとCDにすることが出来ました。
ちなみに日野てる子さん、2008年9月にお亡くなりになっていました。全く存じ上げませんでしたが、とても残念で寂しく思います。
「道」 日野てる子
一 この道はどこへ続くの
私が選んだひとつの道は
悲しみばかり続く道
夕風に涙もかれて
遥々と海山こえる
二 この道はひとり行く道
苦しみ悩んで傷付く時も
それでもひとり歩く道
行き暮れて沈む夕陽に
幸せの遠きを思う
三 この道に花はいつ咲く
優しい心と小さな夢を
温めながら辿る道
いつの日か愛する人の
胸ふかく抱かれる日まで
メロディーもキレイで、今も苦しい時、辛い時には聴いています。中学生でこういう曲が好き、というのですから相当オマセだったと判りますね。もっとも、この少し前に城卓矢の「骨まで愛して」を買っていたのですから、これくらい、まあ序の口ですが(*^^)v
もう一曲、やはり中3の頃に学年で限定的に流行っていた曲、
「勇気あるもの」 吉永小百合&トニーズ
こう申してはナンですが、詞の内容に反してメロディラインが暗くて、というか、少々陰気臭くて、勇気、湧いてこない気がします(*^^)v
それならむしろ、何曲かある水前寺清子の人生の応援歌的な曲のほうが「よし、頑張ろう!」という前向きな気持ちになれそうです。
クラシックもジャズもポップスも音楽はみんな好きですが、日本人(寄る歳なみ)ですから、やはり「ここ一番は演歌」になりますね。
2011年04月25日
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