その歯医者さんの奥様はとても美人で思い遣りがあって、しかも慎み深く教養もある、まあ文句の付けようがない女性で、私なんかは、うちのに「あんなキレイな奥さんを貰うのは医者と野球選手くらいのもの」と話しているが、旦那に重大な欠陥があった。それは・・・、
ヘビースモーカー、ということ。ホテルに到着して直ぐご夫妻の部屋を訪ねると、部屋に入って10分も経ってないのに強烈なニコチン臭がする。奥様は吸わないから受動喫煙の被害者、ということになる。
私も何度か「奥さんのためにもタバコを止めたら」と勧めていたが聞き入れなかった。これ以上言うと険悪になるかな、と思えるギリギリのところまで忠告していたが、奥さんが受け入れているから仕方ない。奥様は相当な忍耐力もお持ちなんだと思う。
その旦那からのメールに目が点になった。初めは冗談かと思った。
「タバコを止めた」というもので、そう決意した動機やその具体的な方法がこと細かに書いてある。ただ、「以前から止めたかった」ともあるが、「ウソつくな!」である。たぶん「止めなければとは思っていたが人から言われて止めたんでは面白くない」ということだったんだろう。あくまで「自分の意思で止めた」ということが重要で、メンツに拘っていただけだと思われる。気持ちはよく解かる。
禁煙に伴って体重が増加し始めたようで、私が以前に送った「男のダイエット本」も効果が無いようであった。禁煙もダイエットも継続することが大事だから、ま、そのうち効果が出始めるだろう。
「どんなに体にいい事をしても煙草を吸っていたら意味が無いですよね!? 」って、オイ!

「俺がそう言ったんじゃねえか」である。が、まあ奥様も喜んでいらっしゃるだろうから「良し」としよう(*^^)v
その奥様、我々の入籍時に手作りのタオルかけや装飾額を送ってくださった。今も大切に飾ってある、と言うか、使わせて頂いている。
旦那に電話して「この夏、また一緒に旅行しない?」と誘うと、「近いうちに白内障の手術を受けるので今年は無理そう」とのこと。遠いのでお見舞いには行けないが、頃合を見て何かお送りしよう。
止めた動機及びその具体的方法とは何なのだろう。
たばこは簡単に止められるものではないと思うのだが。
返信の順番が前後してしまいまして相すみません。
なんでも、新聞の禁煙広告を二度見たのがきっかけだったようです。昨日も電話を頂いてお話ししたのですが、21段階のフィルターで徐々にニコチン量を減らしていく方法で、相当に辛かったようです(*^^)v
うちの親父も喫煙者で88歳まで生きましたが、個人差ありますね。たいへんなヘビースモーカーでも癌にならずに長生きしたり、全く吸ってないのに肺ガンで奥様が亡くなったり・・・。たぶん体質なんでしょう。ご主人がタバコを吸ってなくても、いずれは何かの癌で逝ったのかも知れません。
それにしても、伯母さまは不運ですね。もっとも、大好きなご主人と添い遂げられたのだから、プラスマイナスゼロかも知れませんが。