2011年06月23日

「傘かしげ」

私が加入している不動産協会から毎月「リアルパートナー」という小冊子が送られてくる。その裏表紙に「マナーあれこれ」という連載があって、「傘かしげ」という言葉について書かれていた。

これは会員でない一般の方にもお読み頂きたいので転載させて頂こうと思う。書いているのは元セゾングループ教育事業部担当者の嶋岡美穂子さん、という方。えっと、許可は取ってないけどご勘弁。


「傘かしげ」って知っていますか?

 梅雨の季節。日本列島広い範囲で梅雨に入りました。傘をさす機会が増え、ビジネスマンにとっては嫌な季節です。重い鞄を持ちながら傘をささなければならない方は、本当に大変だと思います。
 走行車両に水溜りの泥水をかけられたり、人ごみのなか傘と傘がぶつかったり、電車に乗っているときに隣の人の濡れた傘が身体にあたったり。自分に濡れた部分があたらないように傘を持っていて他人のことはどうでも良いという態度があからさまです。怒鳴りたくなる気持ちをぐっと抑えてお仕事をされている方も多いのではないでしょうか。
 「傘かしげ」という言葉があります。「傘かしげ」とは、雨の日に人と人がすれ違うときにお互いが反対側に傘を傾けて、傘が相手にあたらないように、滴が相手にかからないように気遣う所作のことをいいます。最近は、あまり耳にすることがなくなった言葉で、残念な感じがします。
 この言葉は、江戸時代の商人哲学”江戸しぐさ”のひとつです。しぐさは「仕草」ではなく「思草」と書くのだそうです。江戸しぐさは江戸っ子にとって”粋”であり”粋”は江戸っ子の道徳的理想がこめられている言葉です。この深みある言葉が消えてなくならないように、先人の哲学を学び、次世代に伝え続けて生きたいものです。
 世界が注目する、日本人のマナーの良さや他人を思いやる意識の高さ。先人の教えがあったからこそ根付いているのだと思います。それが世界から賞賛を受けていると思うと、とても素晴らしいことだと感じますし、日本人に生れて良かったと誇りに思います。しかし日常生活を振り返るとどうでしょうか。他人に対する思いやりに欠けるなど、忘れかけている部分が多いのではないでしょうか。
 「傘かしげ」。失ってはいけない日本の心だと思います。


                          (原文のまま)


これはもう全く同感である。うちの商店街の歩道、横幅が2mちょっとあるが、雨の日は自分の傘と向こうから来る人の傘とがぶつかりそうになる。私は外側に傾けるか高く上げるようにしているが、まるっきり避けようとしない人も多い。一般的に「恥も外聞もなく図々しい」とされるオバチャンではなく、むしろ若者に多く見られる。学校や家庭でいったいどういう教育を受けたものかパンチ爆弾

私が子供の頃は必ずあった小学校での「道徳」の授業が削られている影響がこんなところでも出ているのかも知れない。

歩行者だけでなく傘をさして自転車に乗っている者もいて、危険だし明らかな道交法違反なんだから取り締まってもらいたいものだ。

雨も鬱陶しいけど、人の心はもっと鬱陶しいバッド(下向き矢印)
posted by poohpapa at 06:18| Comment(12) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
自分たちの学生時代も若者は、無神経でしたよ。(含む自分)
小学生は、今でも意外と礼儀正しい。

でも、こういうこと書くと「いつもの今時の若者は…」とか「昔は良かったのに…」的なステレオ・タイプだと思われそうですが、時代は変わったなぁと感じることは多いですね。
「節電でエアコンが…」という報道で初めて気付いたのですが、最近の学校(小〜大学まで)はエアコン完備なんですね。
私の頃は当然大学までず〜っとそんなものはなかった。(自宅にはあっても)
夏休みいらないじゃん。
熱中症を心配するのは、基本的に病弱者とお年寄りだけでいいと思いますけど。
便乗してエアコンつけたがる輩が増えそうだ。

あと、部活でも灼熱の中「水を飲むな!」という根性論真っ盛りの時代でしたが、身近では死んだ人はいなかったなぁ。(ギリギリでついてただけの人はいっぱいいるのかもしれませんが。)
今なら犯罪ですね。
でも、「そんな気にすんなよ。」とは思います。

お年寄りと病弱者は気にした方がいいので、当然poohpapaさんも…妙な狷介さを発揮しないように。
Posted by ハリケーン at 2011年06月23日 08:28
周りが見えていない人多いですね。

見えていないというよりは、見えていても考えられない人が多いと言うほうが正確ですかね。ジョギングしていても、歩道を横一列にゆっくり歩いていて避けようとしない人も多いし。あちらから見ると、ジョギングしている人のほうが邪魔だと思っているのでしょうが・・・

傘かしげ。良い言葉ですね。

相手が避けないから自分も避けたくないと意地になるのではなく、こういう行動をスッと出来る大人にならないといけませんね。

そういう人は、きっとモテルはず。
いやっ、そういう下心がある訳では無いのですが・・・
Posted by けろけろ at 2011年06月23日 08:28
「傘かしげ」に留まらず、「傾げる」という言い廻し自体が日本語らしくて素敵ですよね。

「小首を傾げる」なんて、粋な女性にしか使わないでしょ。
ゾクゾクするのだ。
Posted by ピーちゃんの身元引受人 at 2011年06月23日 08:41
「傘かしげ」、いい言葉ですね。
マナーの悪い例で傘をさして自転車乗る人を見ますが、
わたしはそんな器用な事で き ま せ ん!(笑)
Posted by えりっく at 2011年06月23日 13:09
私は傘かしげをして、後ろから来た人の道をふさいでしまうことがよくありますvv
なので傘を上げるようにしたら今度は水滴が落ちてくる・・
難儀な人だvv
Posted by だっちゃん・みかんの母 at 2011年06月24日 00:30
ハリケーンさん、はようございます

そうですよね、我々が小中学生、いや私立は分かりませんが高校生の頃には、どの教室にもエアコンなんて付いてませんでしたよね。今は子供の時から贅沢に慣れ親しんでいるワケで・・・(*^^)v

熱中症なんて言葉も聞いたことが無くて、夏の外での長い朝礼中に倒れる生徒のことを、ほとんどが日射病と言ってまして・・・。今の定義では熱中症なんでしょうかね。

まあ、江戸時代より前は、癌も、今より少なかったとしても当然に有ったワケで、病名も定かでなかったでしょうから、ここんとこにきて病名が細分化、あるいは統一されているという話なのかなあ。日射病と熱中症は別のものなんでしょうかね。対策は同じでしょうけど。

仰るように、運動部の練習では、昔は今より水分補給も出来なかったし、根性論優先で許されませんでしたけど、今ほど「練習中に倒れた」なんて話は聞きませんでしたね。倒れても、保健室でちょっと休んでいれば直ぐ回復したし・・・。

てことは、今の子供たちは「恵まれすぎて弱くなってる」ということなんですね。あまり感心しませんね、そういうの(*^^)v

Posted by poohpapa at 2011年06月25日 07:46
けろけろさん、おはようございます

<<ジョギングしていても、歩道を横一列にゆっくり歩いていて避けようとしない人も多いし。あちらから見ると、ジョギングしている人のほうが邪魔だと思っているのでしょうが・・・

はい、そのとおりだと思います(*^^)v

横に並んで道を塞ぐ人、多いですね。しかもゆっくり歩かれると困るんです。若い人はわりと早めに歩きますが、お年寄りが日傘を指して二人並んでゆっくり歩いてたりすると「後ろにも注意を払ってくれ」と言いたくなります。雨の日の傘も嫌ですが、日傘も嫌なものですね。

でもって・・・、けろけろさんが人に、とくに女性に、さらに言うと、若い女性に、さらにさらに、キレイな女性に優しく接するのにはそういう下心があったからなんですね。なんか本能むき出しでいやらしいですね(爆)

Posted by poohpapa at 2011年06月25日 07:55
たなぼたさん、おはようございます

そうですね、女性の奥ゆかしい遠慮がちな仕草というものは、妙に男心を刺激するものですね。我先に、という女性より明らかに好感もてますし。もっとも、それは男にも言えることかも知れませんが。

些細なことですが、たかが傘をどう避けるか、で相手のお人柄が判ってしまうものなんですね。私も「眼」つけないようにしよっと(*^^)v

Posted by poohpapa at 2011年06月25日 08:00
えりっくさん、おはようございます

そう、歩行者の傘より、自転車の傘のほうがタチが悪いですね。片手運転になるワケだし、周囲が見えにくいワケで、凄く危険ですから。

「だいたいが雨の日に自転車に乗るなよ」と言いたいです。

もちろん、自転車に乗ってる人が、「傘かしげ」なんてこともしません。向こうの方が傘の位置が高いですしね(*^^)v
Posted by poohpapa at 2011年06月25日 08:06
だっちゃん・みかんの母さん、おはようございます

中高年の女性は、傘をかしげることはあっても、自分の傘を高く持ち上げる、てことをしない人が多いです。つまり、相手の傘が自分の傘の下に来ると、自分の衣服が濡れることになるワケで、傘をかしげることはしても持ち上げることはしない、というのはよく解かりませんね。単に面倒くさい、てことなのかなあ・・・。

私は、「この野郎!」と思ったら、行き過ぎてから傘を回します。それで相手に水滴が飛びますから。でもって、証拠は残りません(*^^)v

もちろん、他の歩行者がいる時はしませんよ。お試しあれ(爆)
Posted by poohpapa at 2011年06月25日 08:36
学校もがんばってますよ(笑
”道徳”はなくなりましたが、”総合学習”があり、昨年私が行っている小学校で「江戸しぐさ」を調べて教えて、と言われました。

傘かしげの他にもいろいろあり、『こぶし腰浮かせ』や『指切りげんまん死んだらごめん』等いろいろ印刷してお渡ししました。
もちろん授業で使うために。

先生もがんばってますが、本来学校で教えるものでなく、日常で周りの大人から教わるものだと思うんですよねー・・・
「傘気を付けなさい」とか「席を譲りなさい」、「もうちょっとこっちへつめなさい」とかね。
今は電車なぞ乗る前から空席に目星をつけ、子供を走らせる親もいますからね・・・

江戸しぐさに類する言葉を知らなくても、小さい頃『嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれるよ!』と脅されましたよね・・・(完全な死語だな

最新の記事を拝見すると、『指切りげんまん死んだらごめん』を印刷してお渡ししたらいかがでしょ!と言いたくなりました(笑
Posted by 葉山猫 at 2011年06月26日 10:47
葉山猫さん、おはようございます

<<”道徳”はなくなりましたが、”総合学習”があり、昨年私が行っている小学校で「江戸しぐさ」を調べて教えて、と言われました。

へえ・・・、小学校で「江戸しぐさ」ですか・・・、それは物凄いことですし良いことですね。「三つ子の魂 百まで」と言いますから、小さい時から教えておくのはいいことですね。とくに、昨今は親が躾けとかそういうことを教えたりとか出来ないですもんね。

私なんか、みんな「車が来なければ渡っている」ような道幅の狭い横断歩道でも、周りに小さな子供がいたら歩行者用信号を無視して渡ることはしません。先々、信号無視して渡っている大人を真似した子供が事故に遭うといけないからです。そういうのの積み重ねって大事ですよね。他の人が渡っちゃったら意味が無いですけど^_^;

あ・・・、『指切りげんまん死んだらごめん』じゃなくて・・・、

「指切りげんまん殺しちゃったらごめん」と言いたくなりますね(*^^)v
Posted by poohpapa at 2011年06月27日 07:43
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