昭和天皇が、「靖国神社でのA級戦犯合祀に不快感を持っていた」ことを伝えるメモが公表されているが・・・、
そもそも、昭和天皇自身が「A級戦犯」というものを正しく理解していなかったのではないだろうか。
「A級戦犯」は敵国から見て、であって、日本人から見て、ではないハズである。当時の軍部や政治家が「選択や判断」を誤った責任は重大であるが、そのこと自体では「A級戦犯」とは言えない。
「A級戦犯」とされている人たちは本当に「A級戦犯」だったのか。
そうであるなら、昭和天皇こそが最大の「A級戦犯」ではないのか。
私は子供の頃から思っていた。「5歳や6歳の子供が、(軍部から)『ボクちゃん、飴玉あげるから、ここに名前書いて(署名して)くれる』って言われたワケではないだろうに・・・」、と。
昭和天皇が、もし靖国神社に祀られたものなら、今頃はあの世で戦争の犠牲者から袋叩きに遭ってるものであろう。「A級戦犯」とされる人たちからしてみれば、「アンタに言われたくない!」、くらいの話に違いない。実に不愉快なメモである。
日経の狙いは何だったのか。