2011年11月15日

寂しい現状

宅建立川支部で年2回(会員業者向けに)発行している広報誌に「お店訪問」というコーナーがある。

先日開かれた支部広報委員会で、「新年号で紹介するお店」を検討していたら事務局の女性職員Kさんから「今、聞こえてきたんですけど、◎◎商事さん、もう廃業してますよ」と声が掛かった。

皆が驚いていると、「他にも廃業なさっている会社、いくつかあります」とのこと。

訪問するお店の選定基準として、現在組合の役員をしている方の店は先ず除外されることになる。原則的に地元で長くやっていらっしゃるお店が対象になるのだが、それでも中には廃業している店もある。

気になって調べてみたら、春に手帳型の会員名簿が発行されてからおよそ半年の間に廃業した会社は、なんと15社もあった。支部に所属している不動産会社は約360社だから4%にもなるし、ほぼ半年での数字であるから、このまま進むと単純計算では年間8%、30社が廃業に追い込まれることになる。もっとも、同じくらいの数の新規入会もあるのだが、既存のお仲間さんが消えていくのは寂しいものがある。

他にも、年会費未納で退会処分になって、後に納入して復帰した業者さんもある。年会費、たかだか7万である。その業者さんに限らず、今、それすら払えないほどに業界の景気は厳しい。

下手したら、訪問して新年号が出る2ヶ月の間に廃業していた、なんてことも有り得ない話ではない。私も人の心配をしている余裕はなく、今月の給料もかろうじて持って帰れる目途が立って安堵しているくらいである。うちは自分の生活だけ考えていれば済むが、何人も従業員を雇っている会社は大変だろう。ある社長から「従業員に給料を払わなくちゃいけないから自分の給料を持って帰れなかったこともあるよ」と伺ったこともある。そんなのは今に始まった話ではないそうだ。

以前は、(過去の)広報委員長の会社が廃業して、年度の途中でピンチヒッターが立てられたこともあるとか。ほとんどブラックジョークである。

実は、昨年の夏号の「新入会員紹介」で紹介した業者さんの電話番号が間違っていて、今年の新年号で修正させてもらったのだが、その会社も既に無い。会員名簿手帳には代表者である若い女性の顔写真が載っていて、タレントの「村上里佳子」ふうのちょっと小悪魔的なキュートな顔立ちで、およそ名簿の写真には似つかわしくないスナップ写真が提供されていた。私も、以前に研修会の写真を撮っていて、受付で手続きしているご本人を見ているが、何と言うか、「この業界には似合わないタイプ」の美人だったと記憶している。

次回から新旧2社を訪問することになった「お店訪問」の新しい会社のほうで訪問先の候補に挙がっていたようだが、無くなっているなら仕方ない^_^;

冗談ではなく、そういう話はいつ「明日は我が身」にならないとも限らない。

うちのが「おとうちゃんの店、よく20年ももってるねえ」とシミジミ言っていたが、我ながら不思議である。当時と比べて給料は3割減ってるし、毎月の家賃立替も大きな負担になっていてボーナスも無いから暮らしは楽ではないが、子育てが終わっているのと老後の為の蓄えをしない(主義)で毎月の給料は使い切っているから、けっこう食生活は充実している。食べたいものを食べ、飲みたいものを飲む、その繰り返し。昔の人たちは皆そうして生きてきた(生きてこられた)のだから、時代や社会の仕組みが変わっても、生きていけないワケがない。もちろん、「分不相応」な生活をしなければ、の話ではあるが。

最近は同業者を訪問していると「あそこは危ない(潰れそう)らしいよ」という噂話がよく耳に入ってくる。

だったらうちなんか真っ先に「あそこは潰れそうだよ」と言われていそうなものであるふらふら



posted by poohpapa at 07:42| Comment(10) | 同業者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
大丈夫ですよ。

恐竜は死に絶えて、ゴキブリは生き残るんです!

こちらも、いつダンボール生活に陥ってもおかしくない、その日暮ですが、何とか生き延びていますから・・・・。

お互い、〇〇〇〇亭主と言うわけです(怒った?)。
Posted by occhan at 2011年11月15日 08:23
宅建協会の会報の最後のページですね。
あれ見ると結構寂しくなりますが、同時に頑張らねば・・・
と思ったりもしてます。

倒産って他人事じゃなくて、気を抜くと自分の身に起きても
おかしくない事なんですよね。
それを思い出させてくれるので、気持ちが引き締まります。

昔、なんだかんだ言って設計料を踏み倒した業者が「廃業」と
紹介されていた時はなんだか妙な気持になりました・・・
Posted by けろけろ at 2011年11月15日 08:59
なんだとお、俺がゴキブリだとお!?(*^^)v

この業界を見ていて、ゴキブリタイプが生き残るのは解かるような気がしますね。

不動産業者は手広く事業を拡大することはありませんのでそれで失敗することは滅多に無いですけど、大きくした会社より、地道に這いつくばって人のおこぼれを拾って商売に繋げていくタイプの会社のほうが潰れませんね。

あと、よそがどうのこうのと影響されることなく、己をちゃんと知っていれば「ぼろ儲け」は出来なくても食べては行けるものです。

私の場合、「50歳を過ぎたら職責を通して社会に恩返しする」「お客さんが喜んでくれれば利益は後から付いてくるもの」という考え方でいます。歳をとってから守銭奴になることほど見っともない話はありませんしね。ましてや、人を踏み台にして自分だけ得すればいい、などというのは人間のクズです。そういうのが私の周りの同業者や同級生にも何人かいますが。

不義理せず、世間を広くして生活していれば、不思議に生きていけるものですね。逆をやると、仲間や友人は離れていくし、寂しい老後になるものです。利用価値(だけ)で繋がってれば、リタイアして付き合う意味がなくなれば人は離れていきますもん。お付き合いをちゃんとしていれば、本当に困った時に誰かしら手を差し伸べてくれます。

見ていると、「アイツが老後に困っても誰も助けねえだろうな」という奴、けっこういますね。

話が横道に逸れましたが、ま、互いにゴキブリ同士、仲良く生きていきましょうや(爆)

Posted by poohpapa at 2011年11月15日 09:01
けろけろさん、おはようございます

これ、うちの全宅の支部だけの数字ですしね。全日も入れたらもっと増えますね。

<<昔、なんだかんだ言って設計料を踏み倒した業者が「廃業」と
紹介されていた時はなんだか妙な気持になりました・・・

けろけろさんは穏やかな人柄だから遠慮がちに書いていらっしゃいますが・・・、

そういう時は思い切り「ザマア見ろ!」と叫んで笑っていいと思いますよ。先方にも事情があったんでしょうけど、たぶん、誠実に対応してなかった業者でしょうし。その会社が「少しずつでも支払う」べく努力していたなら「残念」と思うものでしょうけど。

私だったら家で(飲めない酒で)祝杯を挙げますね。そうでもしてないとやってられないですモン。

うちは一人だけど、何人も人を使っているけろけろさんトコは大変ですよね。大企業ともなれば銀行からの融資も受けられるから半期や一年度が赤字でも給料は払えますが、中小企業はその月単位ですもんね。社員はそんなこと解かってはくれないし、逆に社員にそんなことを知られたり理解されるようではダメですし。けろけろさんは偉いと思いますよ。

ステージは違いますが、互いに頑張りましょう。

Posted by poohpapa at 2011年11月15日 09:12
本日、立川北部の知り合いの家に、パソコン設定に行きました。

途中でpoohpapaさんのお店の前をバスで通りましたよ。
渋い商店街ですね。
ローカルな洋品店や書店が残っていますね。
昔は栄えていたと聞きました。
今の店主が辞めてしまうと終わってしまうんでしょうね。

私も自営業で、その日、その月暮らしはお互い様です。
地道にコツコツやっていくしかないんですよね。

追伸
お隣のスナックが気になります(^o^)
扉を開けると、どんな世界が広がっているのでしょうか?
Posted by バラキ at 2011年11月15日 23:10
バラキさん、おはようございます

うわあ、お寄りくだされば良かったのに・・・(*^^)v

と言いつつ、一人でやってるもので、店に鍵かけて出掛けてることも多いのですが^_^;

でもって、追伸に反応してしまいましたが、

隣のスナック・・・、私が20年前にあの店舗をお借りした時にはありました。とても人柄の良いママさんが一人でやっているようです。ご年齢は70歳くらいでしょうか。近所にお住まいのようで、お昼ごろ自転車で一度店に来て仕込みをしていらっしゃいますね。自転車に乗っている姿が、当時より小さく見えます。背中が丸くなっていらっしゃるからなんでしょう。

私がお客さんと話し込んだりして遅くまで店にいると、カラオケが聞こえてくる時もあります。常連さんが付いているんだと思います。若いホステスがいる店は殿方にとっては魅力的ですが、いろんな苦労を積み重ねてきたご婦人に愚痴をこぼしたりして助言をもらえる店もまた必要だと思いますね。

家主さんも人柄が良く、私の場合もそうして頂いてますが、更新契約はしてなくて、お隣のスナックもそうだと思います。と言いますのも、更新契約を交わすなら私に依頼してくるものでしょうから。ゆえに、保証金の償却や更新料もありません。賃料も昔のままだと思います。家主さんに更新料の話をしたら「あら、いいわよ、そんなもの」と仰ってました。だから細々とでもやっていけます。それはうちもですね^_^;

うちの商店街・・・まあ良く言えば「渋い」ってことになるんでしょうが、廃れているだけのことで、地元民は駅前で買い物をし、用を足してしまいます。昭和の頃の温もりや仁義はもうありません。

なので・・・、潰れないうちに寄ってくださいまし(爆)
Posted by poohpapa at 2011年11月16日 08:00
不動産業は表向きで、poohpapaさんは裏稼業が潤っているから・・・。
Posted by 幸運豚豚 at 2011年11月17日 01:03
そう、「仕置き」で一件一両・・・、なワケないっしょ!(爆)

表も裏も不動産業ですよ(*^^)v

 
Posted by poohpapa at 2011年11月17日 06:00
分かります。
職権を利用して、美人の不動産屋さんに話を聞く前に辞められちゃったんですもの、それは痛恨。
競争相手が減ったことの喜びも吹っ飛ぶってもんですよね。
…えっ、違う?
Posted by ハリケーン at 2011年11月17日 17:20
ハリケーンさん、よくお解かりで(^^ゞ

ベテランのほうの業者さんは、ま、たいていは年配の男性経営者になってしまうのが必定で、新しい会員さんは真逆の若い女性経営者の店を紹介するのがバランス的にベストなんですよ。古い業者さんは何を守って今日まで続けることが出来たのか、一方で、新しい業者さんはどんなコンセプトと夢を持っているのか、それを対比させるのが狙いなんです。

と、いうのは建前で、やはりオジンオバンばかりと付き合うのは辛いので、このくらいの役得があってもいいじゃねえか、と思っていたんですがねえ、残念です。どうしても適当な女性経営者がいなければ、他の業界から紹介してもいいかと・・・(こらこら^_^;)
Posted by poohpapa at 2011年11月17日 17:56
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