2011年11月30日

極めて妥当な判決

私が毎日読んでいる「NPO法人 百人の会」というメルマガがある。

その中で、創新党の都議会議員「土屋敬之」氏の意見を読んで嬉しくなった。転載自由とのことなのでご紹介したい。内容は、「大阪で、歩道を歩いていた男性2人がタンクローリーに轢かれて死亡した事故で、タンクローリーの運転手ではなく事故を誘発した自転車に乗っていた男に禁固2年の実刑判決が出された」ことに対する意見で、とても解かりやすく整理されているので誤変換を修正したうえで転載させて頂く。




無法者が「俺が悪いんですか」と言う非常識

2011.11.29


大阪地裁で、容疑者は「俺が悪いんですか。向こうは車で殺したんですよ」と、強い口調で裁判官に言ったそうだ。



大阪市浪速区で5月、タンクローリーが歩道に突っ込み2人が死亡した事故で、直前に自転車で道路を横断し、事故の原因をつくった男だ。何を言っているのか?

この容疑者、近くに信号があるにも係らず、無法な道路横断をし、事故を誘発しておいて、ひき殺したのは車だと居直っている。


車を運転していると、歩行者の信号無視、自転車の無灯火、違反行為がこの10年異常に多い。

ある人は、田舎の道に酔って寝ていた男を深夜轢いて、前方不注意で処分された。

おかしなことではないか。



自転車は「車両」だ。だから飲酒運転でも違反になる。

携帯電話をしながら運転しているアホウが、仮に事故にあっても本来なら自業自得で自動車運転手の責任ではない。

ところが、どんな事故も、今までは一割位は自動車の責任になっていた。

歩行者や自転車は「弱者」だからと自動車講習所で習うが、その弱者が、自らの意志で信号無視し、自転車を運転して道路に飛び出して来ることまで、自動車運転手は責任を持てない。



大体、このタンクローリーの運転手も、自転車を避けようとした車を避けようとして歩道に乗り上げてしまった。人を二人殺してしまったから「後味」は悪い。精神的にもまいってしまっただろう。

それに反して、この容疑者は、全く反省がない。

自分は「弱者」だと言う「開き直り」がある。そればかりか、責任を転嫁している。「運転手が殺した」と。

運転手は、この容疑者に損害賠償、慰謝料を請求すべきだ。



日本もやっとまともな判決が出るようになった。



警察は、違法走行をしている自転車。赤信号で渡っている、或いは中央分離帯を乗り越えて道路を横断している人間を取り締まるべきだ。先日も秘書と車で移動中、横断歩道で停まっている白バイの前を赤信号で堂々横断した人間がいる。白バイの警察官はその違法行為をただ見ているだけ。

そんなことだから、国民の遵法精神が低下するのだ。



車の一時停止を、物陰に隠れてキップを切るなどと言う「姑息」なことより、そうした取り締まりをした方が、多くの国民の支持を獲得する。



警視総監、交通部長は「実情」を見た方がいい。

無法者を放置し、何でも自動車が悪いでは、益々、「弱者」は助長する。いい判決が出たのだから、この際、警察もきちんと取り締まるものは取り締まるべきだ。

ちなみに、私の車、秘書の車には、ドライブレコーダーが付いている。



随分、価格も低下して来たので、ドライバーは付けておくべきだ。とんでもない「弱者」がいるのだから。

第一、万が一を考えて、そろそろ運転したら、首都の交通機能はマヒする。互いが注意をして交通ルールを守るのか肝心ではないか。



ちなみにこの男、禁固二年の実刑。

それにしても気の毒なのは、タンクローリーの運転手。この心の傷、誰が癒してくれるのか。



<<無法者を放置し、何でも自動車が悪いでは、益々、「弱者」は助長する。

激しく同意、である。

我々の業界でも言えることだ。現在、衆議院で継続審議中の「賃貸住宅居住者安定法案」(廃案にはなってない)など弱者過保護の最たるものだ。契約内容を遵守せず、家賃を何ヶ月も滞納して居座る悪質な入居者を善良な入居者と同じ権利で護ろうとする馬鹿な法律で、「誰が真の弱者か」も全く理解していない。


街を歩いていると、歩道をヘッドホンステレオを耳に装着したまま、とか、携帯電話を操作あるいは会話しながら自転車で走行している人間のナンと多いことか。日本では、道路交通法上の最弱者は歩行者、次いで自転車、バイク、車、という順番で責任が重くなっているが、どんなに法規を守って注意深く運転していても、飛び出してきた歩行者や自転車を避けることが物理的に不可能なことはある。そんな場合にも運転者が責任を負わされたんでは堪らない。歩行者や自転車の責任で事故になった場合、責任の度合いに応じて保険金が下りなくなるくらいでかまわない。そうすれば「歩行者を演じた当たり屋」も無くなるだろう。

今回の判決は、極めて公正で合理的なもの、と思う。


だが・・・、この男、刑が確定して2年間臭い飯を食ったとしても、出所した時に「申し訳ないことをした。私が悪かった」と反省しているだろうか。被害者の墓前にお参りする、なんてことをするだろうか・・・。

おそらくは何も変わっていないと思う。多少は以前より注意して自転車に乗るようになるかも知れないが、死ぬまで「轢いたのはタンクローリーじゃねえか。なんで俺だけが刑務所に入れられなきゃならないんだ」と思っていることだろう。何か、禁固より適当な刑罰はないものだろうか・・・。
posted by poohpapa at 07:04| Comment(12) | おすすめサイト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
信号については、幼稚園でも教わりますからね。
うちは地方なので、車が途切れた時に押しボタン信号を押すのは、ちょっとためらわれます。
小学生とかいなければそのまま…渡り終わった後止まっている車に悪くて。
今回ローリー・自動車側に過失が認められなかった、ということはきっと制限速度内だったんでしょう。
被害者の遺族は、自動車側を訴えるようですが。(保険=損害賠償能力の差でしょうか。)

携帯電話は歩行中でもすっごく邪魔ですよね。
Posted by ハリケーン at 2011年11月30日 07:52
ハリケーンさん、おはようございます

その押しボタン信号の話、実によく解かります。私も、押さない主義です。渡るのが自分だけだった場合、ずっと停まらされてるのはバカみたいですもんね。自分が運転者だったら「ちぇっ、ついてないなあ」と思いますもん。

この自転車のオヤジ、近くに横断歩道(当然に信号機付き)があるのに、そこを渡らないで、しかも飛び出していますから、自分勝手もいいところですね。さすが、大阪、と思います。

遺族が自動車側を訴えるのは仕方ないか、と私も考えます。このオヤジに補償能力があるとは思えませんし、そういう場合も想定しての保険、と言えなくもないでしょうから。ただ、保険会社や運転者は、いちおうこの自転車のオヤジを訴えてもらいたいものです。

まあ、そこで負けても「轢いたのは俺じゃないやんか!」と叫ぶことでしょうけど。

毎日、不法な乗り方をしている自転車に不快な思いをしていて、徒歩10分の駅前に行くだけでも相当なストレスになっています。本音では、そういう不法走行をしている自転車に遭遇する度に「事故に遭え」「大怪我しろ」と思ってます。

ここんとこ、マスコミでこういう不法走行の自転車の話題をよく取り上げているのは嬉しいですね。
Posted by poohpapa at 2011年11月30日 08:12
その判決のニュースは少し 明るい兆し とでも言うべきでしょうか。
先日も読者さんが記事にしていたことですが、携帯電話を使用しながら走行していた自転車が操作ミスにより縁石に乗りあげてしまい転倒、ふっとんだ自転車が近くを通行していた歩行者(母+ベビーカー)に当たってしまったところに遭遇し、慌てて母子の方に「大丈夫ですか?」って駆け寄ったところ、自転車に乗っていた男は車道に投げ出されてしまった携帯電話を心配そうに探していたとか・・・

瞬時に母子の安全よりも自らの携帯電話の安全確認してしまうなんて本当に情けないことですよね・・・

タンクローリーの運転手さんは自分に過失がないと認める判決が出たところで心は晴れないですし、自分が運転していたローリーが人を二人も死に至らしめてしまったことによる悪夢から逃れられないでしょうね・・・

せめてローリーの運転手さんが今回禁固刑を言い渡された人の5分の1でもいいから図々しさを持っていれば救われるのですが・・・(;´д`)

Posted by はなくろ at 2011年11月30日 09:44
不届きな自転車に刑罰が科せられたことは歓迎します。
でも実刑とはいえ、懲役ではなく禁固刑じゃあね。
これでも重過失致死罪かなあ。

禁固なら作業はないから、本がたくさん読めますね。
こいつが読書するとは思えませんが。

逆に「たくさん読書したい」といって刑務所に入ったホリエモンは懲役だから、本なんて読んでる時間はないでしょ。
皮肉なものですね。
Posted by ピーちゃんの身元引受人 at 2011年11月30日 10:02
poohpapa さま

お久しぶりです。
自転車を愛する人間として、今回の判決は漸くかという思いです。

公務員改革が叫ばれる昨今ですが、駐車違反を取り締まることを民間委託したり、郵政を民営化したり、何のために業務を軽減しているのか?と分かっていない政官民が多すぎるのではと感じます。
誰が悪いということではなく、個々人それぞれに対する自覚のさせかたが足りないのかなと。
勿論それが今の日本人の一般的な性質となってしまっているといえば、それまでとなってしまいますが、やはりもう少し考え流れを変えていかないと何もかわらずに直ぐに忘れ去られてしまうのではないだろうか?と。

自分のアパートに帰るときに信号の無い横断歩道があるのですが、車が止まって譲ってくれたことは一度もありません。
横断歩道の前後には必ず◇のマークがあるのですが、それが何を意味しているのか知っている人って殆ど居ないんです。
むしろ住宅街の中の一時停止線で止まる車両も驚くほど少ないです。
免許を持っているかどうかもあるのでしょうが、自分が良ければ問題ないと関心が無いんでしょうね。

まずは自転車を免許制にして、ゆくゆくは歩行者にも免許制をしいても良いんじゃないか?とさえ思っている私です。
Posted by のの at 2011年11月30日 10:45
はなくろさん、こんにちは

それはヒドイですね、母子に怪我でもあれば賠償モノですよ。もしその男がアパート暮らしなら「住宅総合保険」に加入しているハズで、それなら補償の対象になるものですが、携帯を操作していて、という不法行為が前提であれば保険金が下りるかどうか・・・。

昔、懸賞でSONYのウオークマンが当たって、長男が「貸して欲しい」と言うので貸す際に、「自転車に乗りながら聴くなよ」と念押ししたのに、長男が自転車に乗りながら音楽を聴いているのに遭遇しまして、取り上げてすぐさま道路に叩きつけました。私の大切な宝物ですが、ここで厳しく当たらないと、いつ我が子が事故に巻き込まれるか判らないもので・・・。何と言っても、左右の安全確認のために停まっている自動車の横っ腹に衝突するような子ですから^_^;

それにしても、そういう若者が多いですね。ま、若者だけでなく、オバサンたちもヒドイですが。それでも、大阪に比べれば東京はまだマシなんでしょうけど。大阪だと、注意なんかしても「どこが悪いねん、みんな歩道を走ってるやないか!」と逆ギレされそうですし(*^^)v
Posted by poohpapa at 2011年11月30日 12:51
たなぼたさん、こんにちは

禁固と懲役・・・、今回はどこで分かれたんでしょうね・・・。

ご遺族の方からすれば堪らないでしょうね。タンクローリーの運転者も一生そういう(自分が結果的に人を轢いてしまった)責任を背負って生きていくことになるでしょうし。これが「私の身勝手から死なずに済んだハズのお二人の命を奪ってしまいました。申し訳ありませんでした」と反省してくれたならまだ救いはありますが、開き直られたんではねえ・・・。

ワゴン車の運転者も後味が悪いことでしょう。

ただ、こういう場合、自転車はサッサと逃走してしまうものですが、よく捕まりましたね。こんなのが父親だったなら、子供はどんなふうに育つものやら・・・。ま、大きなお世話でしょうけど・・・。

Posted by poohpapa at 2011年11月30日 13:00
ののさん、こんにちは

ののさんは自転車で遠くまで出かけられますモンね。このニュースは他人事ではなかったことでしょう。

この男、自分は自転車だから、自分が渡ろうとしたら車は当然に停まったり避けたりしてくれるもの、とでも思っていたんでしょうかね。こんなことなら、この男がタンクローリーの下敷きになれば良かったのに、と思ってしまいます。反省の言葉がなければご遺族は浮かばれません。

ドライバーのマナーも年々悪くなっていますよね。とっくに赤信号になっているのに平気で突っ込んできます。私も、怖い思いを何度もしています。前方の信号が黄色になったタイミングで赤になる前に渡りきれない、と判りそうなものでも図々しく突っ込んできて、挙句に道を塞いだりします。以前は女性ドライバーに多かったのですが、最近は男女に関係なくなっています。

自転車の免許制、というのは現実味は薄いのですが、いいアイデアだと思います。少なくとも、自転車の違反行為をもっと取り締まってほしいものです。反則金もキッチリ徴収してね。

歩行者の免許制は・・・・・・・・・、



絶対にヤダ!!(*^^)v

Posted by poohpapa at 2011年11月30日 13:11
こちらドイツでは、自転車であろうが歩行者であろうが、道交法に反することをすると、頭を掻いて御免では絶対に済みません。運転免許証を持っている場合は、その免許証にかなり響きます。泥酔して無灯火の自転車で一方通行路を逆行して、信号無視して横断歩道に突っ込んで、歩行者にぶつかって負傷させた知人は、自動車運転免許証が永久取り消しになりました。
Posted by 幸運豚豚 at 2011年12月02日 04:55
幸運豚豚さん、再び、おはようございます

先日、こちらでもどこかのサイトに出てましたけど、「自転車で重大な事故を起こした場合、車の免許が取り消されることがある」というもので、言われてみればたしかにそりゃそうでしょうけど、私なんかもその可能性は全く頭にありませんでした。

乗っていた物にエンジンが付いているかどうかなんて関係ない話ですもんね。車だろうが軽車両だろうが、人を殺してしまったら問われる責任は同じこと、なんですから。そういうことを周知徹底してもらいたいもの、と思いました。
Posted by poohpapa at 2011年12月13日 07:08
個別の具体例はともかくとして、公務員が職権を乱用気味に使用する例は日常茶飯事ではないでしょうか。
そこに他意はないのかどうかは、知る人ぞ知るな場合や一面がありましょう。
最近の自転車取り締まり強化方針には可笑しな点も少なくなく、説得力に欠いています。
膨大な自転車利用者に反感を買っては、警察も時の政権も運営が困難になります。
結果的には、昨年末に国家公安委員長が辞任に追い込まれました。
悪徳さんがどういった趣旨でこの一件に注目されてブログを書かれたのかは知りませんが、なんとなく分からないでもない気がします。
Posted by 通りすがり at 2012年02月22日 12:33
通りすがりさん、おはようございます

あいすみませんが、トップに置いてある記事にもありますように、HNをご記入頂けると嬉しいのですが。他の方と区別が付かないと(その他大勢のうちの一人になってしまうと)私も返信しにくいのです。私を「悪徳さん」と呼んでくださるのですから、以前から度々お読み頂いている方とは思いますが。


これ、 たとえ自転車利用者が1億人を超えていて、どんなに反感を買ったとしても、警察も政権も運営が困難にはならないと思いますよ。ただ、警察からすれば「とても全てを取り締まることが出来ない」というだけのことでしょう。国家公安委員長の辞任も、全く別の理由からですし。

私がこのニュースに注目したのは、「身勝手で無責任な人間が引き起こしたことで善良な市民が巻き添えを食らうことの理不尽さ」を許せなかったのと、裁判所が「当たり前の血の通った判決」を出してくれたことが嬉しかったからです。

ただ、この男、2年間刑務所にいても、出て来た時に反省しているとはとても思えませんが・・・。

Posted by poohpapa at 2012年02月23日 07:46
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