2006年10月13日

トルコ絨毯のお店と洞窟レストラン

思い出したようにアップされるトルコ旅行記、である(*^^)v


「5人だけ」のツアーでも、土産物店には必ず連れて行かれる。

トルコ絨毯の店に連れて行かれた時は条件が最悪だった。我々は先ずドリンクをサービスされて、トルコ絨毯の特長を説明され、高級絨毯を次々と目の前に広げられて、「これと同じ絨毯をヒラリー・クリントンが3枚購入するためにわざわざトルコを再訪した」という話を延々聞かされ、そして、逃げ場の無い商談が始まった。

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5人のうちの3人はおよそ高級絨毯には縁の無い若者だから、ターゲットは先生と私の2人だけ。それだけに、マンツーマンで営業に当たられ、かなりしつこかった。それでも、100万もするトルコ絨毯を、Tシャツでも買うように「コレ頂戴」とはいかない。

「おカネか?」と訊くから、「それもあるけど猫を飼っているから高級品は使えない」と断ると、今度は「じゃあ、記念に玄関マットだけでも一枚買って帰らないか」と食い下がる。それでも何とか逃げ切ったところに、大阪からのJTBの団体がやって来た。

その団体とはホテルもレストランも行く先々で一緒になっていたが、我々とは何故か旅行代金が違うから客層も自ずと違ってくる。仲良くなった芦屋のマダムから後で聞いた話では、「私は50万のを一枚買っただけ。友だちは100万買ってたわよ」、とのこと。それをサラッと言ってのけるのが凄いし、羨ましい(*^^)v

先生は帰国後、奥様にその話をしたら、「あら、一枚くらい買ってくれば良かったのに」と言われたとのことだが、「あんなものは、旅行の前からそのつもりで計画していなければ買えるもんじゃないがん」と仰っていて、全く同感である。

結局この店では我々は、玄関マット一枚さえ買うことは無かった。

芦屋のマダムたちのお陰で、しつこい営業から逃れられることが出来て助かったので、後で洞窟レストランで合流した時に少しだけ「お返し」をした。日本から持ってきていた小分けの醤油パックを2つあげただけだが、そんな物で凄く喜んでくれた。

それもそのハズで、洞窟レストランはマス料理(焼魚)がメインだが、何の味付けもせず焼いてあるだけで、そのままではとても食えたものではない。私は皿の手前に乗っていたライスだけ塩をかけて食べて、他は全部残してしまった。魚の中でも川魚は特に苦手なのだ。

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見るからに「美味しくなさそう」な料理で、本当に美味しくないわーい(嬉しい顔)


不要なものは「いくら高価なモノ」でも価値は無いし、どうしても今欲しいモノなら価格に関係なく有り難いものだろう。「ここのマス料理には醤油が欲しくなる」と、前回来た時のことを覚えていたので、お仲間さんの分まで余計に持ってきて正解だった(*^^)v


もし砂漠を彷徨っていて、神様から「百万の札束と水筒いっぱいの水、どちらか一つだけあげよう」と言われたら、私は「水」を選ぶ。

あ、1千万なら・・・、微妙^_^;


芦屋は遠いけど、マダムの連絡先くらい訊いておけばよかったかも。あのマダムなら、3年くらい経って訪れたなら、「あの時買った絨毯、もう飽きちゃったから、使う?」、などと言うに違いない(*^^)v
posted by poohpapa at 05:05| 旅行・地域 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする