2006年11月04日

東京⇔ニューヨーク間の国際電話料金から

私の記事に何度も登場して頂いているNY在住の家主さんからお電話を頂いて、延々喋り続け、ふと時計を見ると既に40分経過。

これは「ヤバイ!」と思って謝ると、「ううん、いいのよ。電話代、凄く安いから」、と笑う。安い、と言っても国際電話である。

それで8月のトルコ旅行で「7分で1万1千円請求された」話をするとビックリなさっていた。その計算でいけば6万3千円にもなる。

家主さんは「日本にかけるほうが、うちから隣町までかけるより安いのよ。幾らだと思う?」と訊くが、見当もつかない。

私が答えられずに悩んでいると・・・、

「ネット電話だから、1分で、たった5セントよ」、とのこと。

5セントってことは6円弱ってことになる。アンカラヒルトンでも採用していたなら原価42円ということになっていた計算だ。せっかく落ち着いていた気持ちがまたムカムカしてきた(爆)

私も「サービスはタダ、安くて当たり前」と思っているワケではない。要は「程度の問題」であって、「会社や従業員の意識が客のほうを向いているかどうか」、を重視しているのだ。

「どうしたら少しでも安くサービスを提供できるか、お客様に喜んで頂けるか」ということを常に念頭に置いて仕事をしているのと、「どうせ客に請求するものだから面倒なことはしなくて良い」という姿勢でいるのとでは、サービス業として天と地ほどの開きがある。

同じサービス料を乗せるにしても、原価が違えばそれだけ安くサービスを提供できるワケだし、客との無用なトラブルも避けられるのだから、その為の努力というものは惜しんではならないであろう。

これは、病院とか役場の業務においても同じことが言えると思う。


サービス業でありながらサービス業の本質を失くしているホテルや組織に将来は無い。・・・と、思いたいちっ(怒った顔)



posted by poohpapa at 05:40| 家主さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする