2012年11月13日

同業者さんからの凄く嬉しい言葉

先日、当社の空室募集物件に同業者さんが客付けをしてくださった。その際に、担当者さんから頂いた言葉が意外なもので、凄く嬉しかったのでご紹介したい。なんと仰ったか、というと・・・、




「私はあの物件が大好きでしたので、どうしても他の業者さんでなく私が決めたかったので嬉しいです」

とのこと。本当に嬉しそうだったからその言葉に嘘やお世辞は無いと思う。まだ若い男性営業だったが、人柄が良いのが伝わってくる。私も含めて、ほとんどの営業マンはカネの為に働いている。案内の際には、その物件を自分が気に入るかどうかより「どうトークしたら客に気に入ってもらえるか」しか考えないもの。それすらも考えない営業マンだっている。いくつか見せて客が気に入れば良し、気に入らなければ他の物件を探すのでなく他の客を探したりする。立地が良くて飛び込み客が多い店ならどうしてもそうなるもの。

おそらくその営業マンなら、お客さんがもし「他で見つかりましたので・・・」と連絡してきたなら「それは良かったですね。またご縁がありましたら宜しくお願いします」と快く言うであろう。

私も、他社さんの管理物件で凄く気に入っているアパートがあって、ま、以前うちのと暮らしていたアパートなのだが、建物の築年数は古くても家主さんの人柄も良く、環境も作りも文句無い。何より家賃が安い。ぜひ当社で決めたいもの、と思ってはいるのだが、なかなか思うようにはならない。自分が思い入れある物件を自分で決められた時は喜びも一入(ひとしお)なので、その営業マンの気持ちはよく解かる。

案内してくれた営業マンが「私はこの物件が好きなんですよ」と言ったなら、お客さんがその部屋で決めてくれる確率も少しは高くなろうというもの。あれこれ「この部屋のいいところは・・・」などと説明するより遥かに説得力があるものかも知れない。

そういう言葉は、自分がオーナーではないのだが本当に嬉しい。

うちの管理物件を褒めて頂いたから言うのではないが、「その会社は良い社員を持った」と思う。
posted by poohpapa at 07:12| Comment(2) | 同業者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
愛着、仕事に対して愛着を持つことは大事ですね。私は今年60歳定年退職しましたが、努めていた会社は建設会社です。仕事は土木なので、全国あっちこっち行きました。
 そちらの近くでは、常滑沖の中部国際空港の工事ですね。私はまだ、そこから飛行機に乗ったことはありませんが、工事中の景色(行った時はまだ、ほとんど埋め立てが始まっていなかった)と現在の空港とが、重なって見えます。会社の標語で【地図に残る仕事】という言葉があります。自分の工事した構造物が、地図に残るわけですが、いい加減なものは作れませんね。自然と誇りに思い、愛着が湧くものです。この営業マンも同じなんでしょう。
Posted by たか at 2012年11月13日 17:57
たかさん、こんばんは

たかさん、建設会社にお勤めだったんですか、不動産業者さんとばかり思ってました(*^^)v

中部国際空港(セントレア)の国土交通省の責任者は私の同級生O君でした。私は国交省の役人は大嫌いですが、O君は尊敬してます。同窓会に省の車で来ても、近所で下りて歩いてきて、帰りは皆と一緒に地下鉄で帰るような役人です。同級生が出世してくれるのは誇りに思えますね。

地図に残る仕事が出来て羨ましいです、本当に。私は・・・、せめて、記憶に残る、と言うか、お客様に感謝してもらえる仕事がしたいものです。

そうそう、機会があったら、是非セントレアから旅立ってください。私は見学だけしかしてませんけど^_^;
Posted by poohpapa at 2012年11月14日 21:45
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